新聞報道によれば、27日、オバマ大統領と初めて会談した菅首相は、普天間飛行場の名護市辺野古への移設を目指すと約束したという。そして、両者は県内移設を進めるために、沖縄の基地負担の軽減に努力することで一致したという。

 これより先に、米国下院では、基地負担を担ってきた沖縄に対して感謝決議をしたという。

 名護市の稲嶺市長をはじめ、仲井真県知事、間近に迫る参議院選の県内候補者すべてが県内移設に反対しているにもかかわらずである。

 国政レベルの動きと、地元の意向との不安定さは救いようがない。

 移設に関し、「代替施設の位置、配置及び工法に関する専門家による検討を速やかに(いかなる場合でも10年8月)完了させ」るとしている。 7月の参院選後に検討を開始すると報道されているが、こんな短期間では検討はおろか、もっとも大切な地元への説明、同意を得ることは到底不可能である、ことは誰が考えても明白である。

 やるとすれば、施設の位置、配置及び工法は自民党の現行案通り、知事の公有水面埋立許認可権を特措法で奪い、機動隊を導入して工事を強行する。最悪のシナリオである。

 菅首相がここまで腹を括っているとは思えないが、沖縄の極めて不安定な状況は続く。

 菅首相がオバマ大統領と約束した内容が「移設を目指すと約束」したのであり、「移設を約束」したわけではない、とすれば、移設を目指したけれどダメだった、との選択肢が残されているかである。 

 夏の甲子園、第92回全国高等学校野球選手権沖縄大会が終盤に差し掛かってきた。昨日の試合でベスト16のうち8強が決まった。高校名は次のとおり

 沖縄尚学 小禄 南風原 沖縄水産 糸満 西原 中部商業 八重山商工 である。

 7月3日(土)に残り8強が決まると、翌4日(日)にはベスト8をかけた戦いが行われる。 

 これまで、いくつかの試合を観戦したが、大差でコールドゲームで終わった試合でも、いつの間にか加点されいったという感じで、点差ほど力の差を感じない。その日の投手の調子や打戦と相手投手との相性。いい当たりが野手の正面をつき、打ち取った当たりが風に流されポトンと落ちる。運、不運に左右されて短い夏が終わるのは、選手はもちろん、応援する側にとっても同じく悔いがのこる。 一個の白球を追うゲームにどうしてこんなにも一喜一憂するのかと考えたとき、選手たちのひたむきな姿に感動を覚えるからであろうことは間違いない。私に感動を与えてくれた選手たちに感謝したい。

 夏の甲子園に向けた大会はまだ続く。好ゲームを期待すると同時に、まだ、楽しみの時間が残されていることにも感謝したい。

      ある日突然

ある日突然 二人だまるの
あんなにおしゃべりしていたけれど
いつかそんな時が来ると 私にはわかっていたの

ある日じっと見つめ合うのよ
二人はたがいの瞳の奥を
そこに何があるか急に知りたくて おたがいを見る

 

ある日そっと近寄る二人
二人をへだてた壁をこえるの
そして二人すぐに知るの さがしてた愛があるのよ

ある日突然愛し合うのよ
ただの友だちがその時かわる
いつか知らず胸の中で育ってた 二人の愛

 ひさしぶりの掲載である。

 上記の詩はトワ・エ・モアが歌った「ある日突然」である。この曲が流行ったころ、まだ、幼かった私には、この詩の意味など分かるはずもなかったが、やさしいメロディーに乗せられたこの詩はなぜかこころに残っていた。人生経験の中で、何回かこの詩に触れるうちにこの詩の表現する世界が見えて来る。ある日突然のある日とは、決して幾日かの期日を経てやってくるものではない。ほんの一瞬の中に、ある日は突然にやってくる。瞬間のひらめきというか、抑えられない衝動というべきか。ただの友だちが、その時、確かに変わるのである。

 この後二人がどうなるのか。

 知的エロチシズムにふさわしく、後は、読み手の想像力に任せることにしよう。

  昨日、慰霊の日に行われた沖縄全戦没者追悼式に菅首相が参列しあいさつした。あいさつの途中に「帰れ!」とのヤジが飛んだ。政府の姿勢に対する沖縄の本音を垣間見た瞬間だった。

 この状況については、今朝の「めざましテレビ」が初めて報道した。鳩山前首相の「最低でも県外」発言以降の状況からすれば、沖縄の菅首相来沖への反応がいかなるものか、極めて重要なはずである。にもかかわらず、多くのマスコミはこの状況を無視しているかのようである。

 普天間飛行場移設先問題に関する報道の在り方については、その偏向性が指摘されてきた。当初、普天間飛行場問題は日米関係を危うくするとの危機感を煽る報道が目立っていたものの、現在は影も形も無くなった。

 昨日の仲井真知事と菅首相との会談においては、現状での辺野古案の実現は困難であることが確認され、今後も継続して議論していくことが確認されたという。何を議論しようというのかまったく不透明であるが、ひとまず、参議院選挙まで、問題は先送りされた。

 7月の参議院選挙後の国会の勢力図によって、普天間飛行場移設問題の方向性が決まってくる。

 選挙民の懸命な選択が必要だ。

 式典での菅首相発言への県民の反応についての地元紙の報道はこちらをクリック

 今日、慰霊の日の正午前から行われた沖縄全戦没者追悼式に菅首相が参列しあいさつした。あいさつの途中に「帰れ!」とのヤジが飛んだ。政府の姿勢に対する沖縄の本音を垣間見た瞬間だった。

 あいさつの中で、菅首相は、これまでの沖縄の苦悩の歴史に対し、全国民を代表して謝罪し、アジアの平和・安全の維持への貢献に対しては感謝すると述べた。今後は、基地負担軽減に努めるとともに、沖縄の自立、経済の持続的発展のために努力することも強調した。

 しかし、普天間基地移設問題については一切触れなかった。先の所信表明演説では、「(沖縄の)長年の過重な負担に対する感謝の念を深めることから始めたいと思います。」と述べた菅首相。

 菅首相は、これまでの沖縄の負担に対して謝罪し、アジアにおける平和維持の貢献については感謝した。戦後60余年に渡る沖縄の負担が過重であり、その状況は改善されていない。このような状況で更に、新基地建設の負担を強いるのか。

 菅新首相には懸命な選択を期待したい。

  DEAR President OBAMA

  オバマ大統領へ二度目の手紙を書きます。 
  大統領もご存知のとおり、沖縄は、第2次世界大戦中には、日本で唯一の地上戦を経験し多くの犠牲者を出しました。これは時の日本政府が、米軍の本土上陸を許さないために沖縄を防波堤として選んだが故の結果でした。戦後は、日米講和条約の締結にあたり、日本の独立を守るために沖縄を米国に差出し、沖縄は米軍の施政権下に置かれ、米軍による住民の意思を無視した基地建設が行われました。そして、本土復帰を果たした後も基地負担の状況は変わりません。沖縄は戦中、戦後、そして復帰後も日米両政府の施策により基地負担を強いられ続けてきたのです。
 それ故、昨年8月の衆議院選挙での鳩山民主党代表の、普天間飛行場移転先に関する「最低でも県外」発言は、当然のことであり、正しい選択であったのです。政権交代により、沖縄はその将来に明るい展望を抱きました。
 しかし、その約束は1年も経たないうちに破たんし、鳩山首相は責任を取って辞任しました。しかも、あろうことか、辞任直前に辺野古現行案回帰の日米合意を取り付けました。
 普天間基地移設問題に関する先の日米合意等の状況をみると沖縄の民意が正確に大統領に伝えられていないのではないかとの懸念を抱き、この手紙を書きました。
 6月21日、来沖中のルース駐日大使が沖縄県議会の高嶺議長と面談しました。その際に、大統領あての親書が、ルース大使に託されました。近日中には大統領の元へ届くことでしょう。
 普天間基地移設問題に関する沖縄の民意は親書に記載されているとおりです。日米両政府が行うべきは沖縄の基地負担の軽減であり、新たな基地建設ではありません。沖縄の民意が新たな基地建設を認めないと言っているのです。沖縄は米国の植民地ではありません。
 将来に渡る日米の協力関係の重要性を担保するためにも、米国政府は懸命な方途を選択すべきです。

  大統領の英断に期待します。

 7月11日投票の参議院議員選挙に向けて、沖縄選挙区候補者3名が、ともに普天間飛行場の県外・国外移設を求めた。新聞報道によれば、3氏ともに先の日米共同声明に反対を表明し、普天間飛行場の県外・国外先については、伊集唯行氏が「無条件撤去」、島尻安伊子氏と山城博行氏が「県外・国外移設」を求めたとされる。

 菅首相は、自民党の消費税増税案に呼応するなどして、普天間飛行場移設問題の選挙での争点化を避けるかのような動きを見せているが、争点隠しなどできるはずもない。

 18日には、仲井真知事との会談のためにルース大使が来沖した。来沖の目的は今後の沖縄と米国との教育交流や大学院大学を中心とした交流促進の確認とされていたが、仲井真知事は普天間飛行場の県内移設の困難性を指摘し、知事と大使との意見交換する機会があれば意見交換したい旨を伝えたという。

 この間の菅政権の動きは、先の日米共同声明を踏襲し、名護市辺野古に普天間飛行場を移設することが沖縄の基地負担軽減の出発点になると確信しているとの発言を繰り返すだけである。菅首相をはじめとした閣僚発言は「確信している」と述べるのみで、負担軽減の具体的な中身はない。具体的な中身はどうするのか。米国の理解を得ながら、これから考えていくという話である。

 これでは、沖縄の民意が納得するはずはない。

 これからも、沖縄の声を発信し続けることが重要である。

 【ここまでの沖縄の動き】

 ①自民党沖縄県連は、米軍普天間飛行場移設問題について「一日も早い危険性除去と、県外・国外移設を強く求める」と明記した参院選の独自公約を発表(詳細はこちらをクリック)

 ②名護市では、辺野古、豊原、久志の久辺3区の住民らが「久辺3区 稲嶺市長を支える会」を発足(詳細はこちらをクリック)

 沖縄慰霊の日(6月23日)特集

 慰霊の日は、去る大戦において失われた多くの御霊を慰めるために、昭和49年10月21日に、沖縄県が制定しました。(沖縄県慰霊の日を定める条例はこちらをクリック)

 慰霊の日には、毎年、糸満市摩文仁の平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が行われます。

 唯一の地上戦を経験した沖縄の中でも、平和公園のある南部地域は特に戦火が酷く、戦後は平和への想いをこめた記念碑や慰霊塔が建てられました。その中でも、平和の礎(いしじ)は、終戦50周年を記念して造られたもので、戦火で亡くなった24万人余の人々の名前が、国籍に関係なく刻まれています。亡くなった方の名前の刻銘は現在も続けられており、今年もうるま市内の事業所で行われています。(刻銘の新聞報道はこちらをクリック)

 6月23日の沖縄全戦没者追悼式は官新首相が参列する予定になっています。菅首相は、普天間基地移設問題について、沖縄の、長年の過重な負担に対する感謝の念を深めることから始めたい、と述べながらも先の日米共同声明を踏襲することを示し、沖縄の民意に応えようとはしていません。沖縄全戦没者追悼式で、菅首相が沖縄に対して、何を伝えるのか、沖縄全体が注目しています。

 映像で振り返る沖縄戦:アメリカ軍が撮影した貴重なフィルムによる沖縄戦の様子や南部戦跡の様子等も見ることができます。(こちらをクリック)              

沖縄慰霊の日 関連書籍・DVD等はこちらをクリック

 沖縄の米軍基地(HM内記事) 

  ①基地被害の実態 

  ②沖縄が抱える米軍基地に関する課題とその克服に向けて

  ③基地関連書籍(広告リンク)

 驚きである。新聞報道によれば、民主党は7月の参議院選マニフェストに(普天間基地の辺野古移設が主目的の)日米合意の履行を盛り込むという。

 1年前の衆議院選挙では、鳩山党首が「最低でも県外」と公約して大勝利を納め、公約が果たせずに辞任した後の選挙で、正反対の政策を公約として掲げようというのである。

 正に舌の根も乾かぬうちに、である。

 マニフェスト選挙を掲げ、公約の重要性を訴えてきたはずが、ここにきてなりふり構ず走りだした感じである。

 政治状況が変化する中で、公約の修正は当然であるとの意見は正しい。しかし、修正するからには、投票した選挙民への十分な説明をするべきである。鳩山前首相も菅新首相も言い訳するのは、日本防衛のために抑止力であり、アジア太平洋地域の抑止力の一点張りで、抑止論を否定する論拠に対し、十分に反論しているとは、とうてい思えない。

 マニフェスト選挙は、選挙民がマニフェストを信頼しているからがこそ成立する。1年もたたぬうちに完全に方向転換し、その十分な説明もなしえない政党にマニフェスト選挙を戦う資格はない。私はそう思う。

  昨日、新内閣発足後、仲井真知事と菅首相との初めての会談が行われた。新聞報道によれば、菅首相は「日米合意を踏襲する」といい、仲井真知事は辺野古移設は極めて厳しいとして、日米合意の履行は困難との認識を示したという。菅首相は沖縄の基地負担軽減に一生懸命に取り組みたい」とも述べたと言うが、辺野古移設を前提として基地負担軽減に一生懸命に取り組むと言われても、沖縄の民意は納得しない。

 岡田外相は、 2005年5月15日に実施された「普天間基地包囲行動集会」では普天間基地の沖縄県外への早期移転を求めたが、政権を取るや否や県内移設を唱え始めた。菅首相も同じである。野党時代は普天間の県外移設を唱えていたはずであるが、首相になるまでは普天間問題に口をつぐみ、首相になるや否や辺野古移設を唱え始めた。

 鳩山氏、岡田氏、菅氏と民主党の重鎮が、こと沖縄問題に関しては簡単にその政治姿勢を変える状況に極めて違和感を覚える。しかも、政治姿勢を変えたことについては十分な説明もなく、それどころか、沖縄の民意を無視し、闇雲(やみくも)に、まっしぐらに進んでいくようにさえ見える。

 6月23日慰霊の日には菅首相が来沖する。沖縄の、平和を祈る思いに、菅首相は何を見出し、何を語るのか。注視しなければならない。

待望の1点.JPG

 第37回中頭地区中学校総合体育大会軟式野球大会で、私の地元嘉手納中学校が見事優勝しました。決勝は6月13日(日)に行われ、越来(ごえく)中学校を1対0で破りました。嘉手納中学校は昨年9月の第53回中頭地区中学校新人野球大会、今年4月の第6回中頭地区中体連軟式野球シード権大会の2大会でも優勝しており、中頭地区大会3連覇になります。

                       (待望の1点)

 3年前の全国制覇に続く快挙も期待されます。

 まずは、夏休みに開催される県大会での活躍を期待しています。

DSCF5513(縮小).JPG

 先週の金曜日に菅首相の所信表明演説が行われた。

 国政のあり方について、冒頭部分では「国民が積極的に参加し、国民の統治による国政を実現する」とし、二の改革の続行では「住民参加による行政を実現するためには、地域主権の徹底が不可欠です。」と述べている。つまり、国政の基本は国民であり、地域主権の確立が必要であるとしているのである。

 これを普天間飛行場移設問題にあてはめるとどうなるのか。

 沖縄の民意が新たな基地建設を許さない、基地の整理縮小を求めていることは明らかである。先の日米合意が菅首相の所信表明の内容と相いれないことは明白である。 

 菅首相は、普天間飛行場移設問題については、その移設・返還の実現と沖縄の基地負担軽減が必要であることに言及しながらも、先の日米合意の踏襲がその前提であるとしている。正に沖縄の思いとは正反対である。しかし、同時に、その末尾で、「(沖縄の)長年の過重な負担に対する感謝の念を深めることから始めたいと思います。」と述べ、慰霊の日に式典に参加することを表明した。「感謝の念を深めること」ができたのなら、沖縄の民意に応える方途はひとつである。今回の来沖が選挙前の単なるポーズに終わらないことを期待する。 

 第92回全国高等学校野球選手権沖縄大会の組み合わせ抽選が、今日午後2時から、北中城村中央公民館で行われました。

 第92回全国高等学校野球選手権沖縄大会 試合組合せ表はこちらをクリック   

 私の息子の所属する普天間高校は1回戦で久米島高校と対戦します。勝てば糸満高と前原高校との勝者との対決になります。3年間の集大成です。全力を出し切って戦ってもらいたいと思います。

 直前に嘉手納高校の不祥事のニュースも報道されましたが、負けずに力を出し切ってもらいたいと思います。

 普天間飛行場移設先問題について、菅総理は先の日米合意を踏襲すると述べているが、その後のこの問題の担当閣僚である岡田外相、北沢防相の発言には危機感を抱く。

 新聞報道によれば、

 岡田外相は「沖縄が受入れ難いというときは、前に進めなくなる。現在の状況が固定化されるといことでもある。」と述べ、8月末までの検討作業については「沖縄の理解を得る努力をしなければならないが、理解を得なければ前に進まないということではない」と発言し、

 北沢防相は、地元辺野古の「合意」が得られなくとも、「理解」にとどまる段階でも代替基地建設作業に着手する可能性を示唆しているという。

 この問題の担当閣僚二人は、何としてでも、辺野古に基地を建設しなければならないと考えているようだ。岡田外相は「現状の固定化」という脅し文句を用いてでも、日米合意を推し進める決意を示している。

 民主党マニフェストには地域主権が謳われている。外交・防衛は国の管轄であろうが、一部地域に外交・防衛のための負担を求めるのであれば、当該地域の同意は大前提である。ここに地域主権の本質があるのではないのか。

 沖縄の基地負担軽減のための「最低でも県外」の公約を守れずに首相が辞任したのであれば、当該担当閣僚も当然辞任に値する責任がある。

 沖縄の民意に耳を向ける姿勢を備えた人物が、問題解決に当たらなければ、解決し得ないと思う。

 夏の甲子園、 第92回全国高等学校野球選手権沖縄大会の組み合わせ抽選が、今日午後2時から、北中城村中央公民館で行われます。

 一番の注目は、もちろん、興南高校。島袋投手を擁して選抜制覇。その後の九州春季大会では島袋を温存しての九州制覇。島袋を中心にした投手陣の急成長に加えて、打撃陣も厚みを増しています。それを追うのが、嘉手納、糸満、糸満。

 今日午後から組み合わせ抽選が行われますが、1回戦から好ゲームが期待されます。

 第92回全国高等学校野球選手権沖縄大会 大会要項はこちらをクリック

 QABの注目のチーム紹介はこちらをクリック。

 菅新内閣に関する世論調査が実施されているが、どの調査結果を見ても60%を越える支持率が示されている。参議院議員選挙を控え、民主党にとっては思わぬ、好結果であると評価されている。この余勢をかって、一気に選挙に突入したい民主党と郵政法案の成立に拘る国民新党と間で国会の会期延長が議論されている。

 菅内閣の高支持率とともに、沖縄にとって気になる調査結果も出ている。普天間飛行場移設問題について、菅首相が先の日米合意を踏襲することを表明したことを受けての質問であるが、合意通りに進めるべきであるとの回答が51%を越えたというのである。

 菅新首相への期待が、普天間問題についても新首相を支持するかたちで現れたのであろうと解説する向きもあるが、この数字は、沖縄にとっては不安な数字である。

 沖縄の基地問題について、まだまだ理解が得られていないことを示す数字と言えるだろう。

 沖縄は、沖縄の民意を、沖縄の声を、これからも発信しつづけなければならない。

 今日8日の夕方に行われた記者会見で、普天間飛行場移設先問題については、先の日米共同声明の内容を踏襲すると述べながらも、沖縄の了解が得られていないことについては認識しており、8月までに工程表を作成するという約束は、約束されたから、必ずしもこれに拘束されるということではなく、(基地負担軽減を含めた)沖縄の理解を得るための努力と、行程表の策定を同時に進めていくと述べた。

 先の日米共同声明では、「代替施設の位置、配置及び工法に関する専門家による検討を速やかに(いかなる場合でも10年8月)完了させ」るとしている。

 沖縄の民意が辺野古受入れに傾く可能性は極めて低い。

 検討と沖縄の同意を得る努力を同時に進めるようだが、これが成就する可能性は極めて低い。単なる選挙対策のための内閣とならないか、危惧する。

 菅内閣の全閣僚が内定したと報じられた。「脱小沢」だの、「選挙暫定」だの、いろいろな評価がなされているが、普天間飛行場移設に関して言えば変わり映えのしない布陣だ。

 当初から嘉手納統合を主張してきた岡田外相や辺野古現行案回帰を主張してきた北沢防相は再任された。菅首相は日米共同声明に明記された辺野古案の踏襲を表明し、その上で現在沖縄の歴史に関する本を読んで、沖縄のことを勉強中と述べた。枝野新幹事長は日米共同声明の実行が沖縄の基地問題解決の近道だと述べ、菅新体制は鳩山首相が辞任間際にまとめた日米共同声明を実行することが明らかとなっている。前原国交相は鳩山首相の辞任劇の経過について沖縄の怒りはもっともであると述べ、沖縄の痛みに理解を示したものの日米共同声明の実行は政府の責任であると述べている。

 これで、夏の参議院選挙で民主党が勝利すれば、普天間飛行場移設問題は、ますます混迷を深めることになる。民主党政権は、地元の理解を得ることなく強行するつもりなのだろうか。

 北沢防相は世論調査の結果について、質問事項のあり方を変えれば結果は変わると述べたが、4.25県民大会in読谷に結集した9万人余りの行動や、豪雨の中の5.16普天間基地包囲行動に結集した1万8千人の行動を知らないのだろうか。それとも知らんぷりすることに決めたのだろうか。

 夏の参議院選挙は候補者の公約(口約ともいう)を見極め、マニュフェストに書いてなくても口約は公約であることを踏まえて、賢明な候補者選択をしなければならない。

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