準々決勝の結果
 糸満高校 5:4 宮古高校

          (延長10回)

 嘉手納高校 3:2 八重山高校

          (延長10回)

 浦添商業高校 6:5 前原高校

 沖縄工業高校 4:0 浦添高校

   

  地元嘉手納高校の快進撃に期待しています。ベスト4で遂にシード校すべてが破れました。力の拮抗した戦いが続きます。

 準決勝:4月2日 沖縄セルラースタジアム那覇

  10:00 浦添商業高校VS糸満高校     

  13:00 沖縄工業高校VS嘉手納高校

 決勝:4月3日      沖縄セルラースタジアム那覇 13:00

 3位決定戦:4月3日 沖縄セルラースタジアム那覇  10:00

 嘉手納高校が沖縄尚学を破りベスト8。これが今日の各紙の見出しである。第1から第3までのシード校、興南、沖尚、首里東が破れ、シード校のうちベスト8に駒を進めることができたのは第4シードの宮古高校のみ。実力の拮抗した戦国時代といえるだろう。

 今日はベスト4をかけた準々決勝。熱戦を期待したい。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
嘉手納高校 0 0 3 1 0 1 0 1 0 6
沖縄尚学 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2
南風原高校

  浦添高校 7   沖縄工業 9
八重山高校 1x   那覇国際高校 3   知念高校

1

            8回コールド  

今日(31日)の試合  糸満VS宮古  重山VS嘉手納

              前原VS浦添商  浦添VS沖縄工

 報道によれば、「米海兵隊岩国基地(山口県)所属のAV8Bハリアー垂直離着陸攻撃機が嘉手納基地を離陸後約760メートルでフレア(ミサイルの追尾を逃れるための熱源体)を誤射した。」「在沖米海兵隊報道部は沖縄タイムスの取材に『(操縦士の)不注意で発射してしまった。現在、内部で調査している』と説明した。」という。

 フレアの誤射事故はこれまでにも起きている。

 2006.3.30の事故:琉球新報   2006.8.25の事故:琉球新報①

 事件・事故が繰り返されるたびに抗議が行われるが一向に改善される兆しはない。私たちの頭上にいつフレアが落下するかもしれないと考えると身の毛がよだつ。石川の宮森小学校へのジェット機墜落事故をはじめとして、基地周辺の住民はつねに危険に晒されている。

 この問題をどうすれば解決できるのか。住民自身が思考しなければならない。

 春季大会もいよいよ大詰めを迎えた。昨日(29日)にはべスト8のうち4校が決まった。

 前原高校が王者興南高校を倒してベスト8に進出した。スコアは次のとおり、8回コールドゲーム。高校野球の怖さである。コールドゲームについて、先に、「私が見てきた経験では当日の緊張感、相手投手との相性、試合の流れ等が左右して、いつの間にか終わってしまうことも多い。」と書いたが、春夏連覇の実績に裏付けらた実力があっても、このような結果になることがある。恐るべし高校野球である。もちろん、興南を破るだけの実力を前原が持っていたからこれだけの結果が出たことは間違いない。日頃の練習の積み重ねはもちろん大事だが、その実力を本番で発揮できるかどうかが結果を左右するのである。この試合の結果は県内高校野球のレベルが拮抗していることを意味する。

 今後は前原高校が今大会の台風の目となることが期待される。気負うことなく実力を発揮してもらいたいと思う。今日(30日)の試合でベスト8が出そろうことになる。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
前原高校 0 0 1 0 0 1 4 2    8
興南高校 0 0 0 3 0 0 0 1    1
美里高校

4

  久米島高校 1   首里高校 4
浦添商業 5x   糸満高校 6x   宮古高校

7x

今日(30日)の試合 那覇国際高校VS浦添高校  知念高校VS沖縄工業高校

         八重山高校VS南風原高校  嘉手納高校VS沖縄尚学高校

  報道  沖縄タイムス

 昨日、3月27日に開催された第三次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団の結成総会については、県内マスコミのほとんどが報道しています。会場のかでな文化センターの熱気を確認することができます。

 報道  沖縄タイムス  琉球新報   琉球朝日放送  HNK沖縄

   満員の場内

   受付ロビー

  会場周辺の様子

 昨日、3月27日(日)午後2時、第三次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団の結成総会が、嘉手納町内のかでな文化センターで開催されました。2万2063人(3月10日現在)を擁する大原告団が結成され提訴に向けて動き出しました。会場のかでな文化センターには約1300名の原告のみなさんが終結しました。場内は満杯で立見が出るほど。この裁判への関心の高さをあらためて知ることができました。

 式では、冒頭で、東日本大震災で亡くなった方々への黙とうを捧げ、その後に、第三次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団から義援金1000万円が全国基地爆音訴訟原告団連絡会議の藤田団長へ託されました。この日は会場内でも義援金の募金活動が行われ約40万円が集まりました。

方針・予算・訴訟内容等の各案が承認された後に、役員案が提案され、団長には沖縄支部の新

川秀清氏が選出されました。その後、結成宣言・スローガンが採択された後、団結ガンバローで全員の団結を確認しました。

 これで、名実ともに第三次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団が走り出したことになります。

   総会スローガン

一、午後7時から午前7時までのすべての米軍機の飛行およびエンジン調整等をやめよ。

一、午前7時から午後7時までの爆音を65ホン以下にせよ。

一、国は周辺住民の健康被害、生活妨害を認めよ。

一、米国は、裁判に応訴せよ 。

一、静かな夜を取り戻すため頑張ろう 。

一、裁判闘争に勝利するため、裁判への参加行動に立ち上がろう。

春季大会の1回戦(25日)の結果は次のとおりです。

陽明高校 2   那覇商業 1   中部農林 0   沖縄工業 7
真和志高校 4   知念高校 8x   那覇高校

16

  具志川商業 0
      7回コールド     5回コールド     7回コールド  
浦添高校 2   北山高校 2                  
宜野座高校 0   コザ高校 9x    

 

           
      7回コールド                    

 1回戦ではコールドゲームが多く見られる。確かに、実力差によるところもあるかと思われるが、これまで、私が見てきた経験では当日の緊張感、相手投手との相性、試合の流れ等が左右して、いつの間にか終わってしまうことも多い。

 コールドゲームは大会の効率的運営のために設けられたと思われるが、得点差コールドゲームが適用されない甲子園大会では、7、8点差がひっくり返されることがある。それからすると、9回まで試合ができないのは、選手たちにとって残念に違いない。序盤,中盤,終盤と試合の流れが大きく変わる節目がある。それは決して運ではない。それまでの試合運びが結果となって現れるのだ。最後まであきらめてはいけない。

 そんな思いの中で、ルール上の決着がつく。敗者は次の大会に向けて練習が始まる。

 これもまた高校野球の魅力。懸命にプレーする彼らの姿に惹かれてグランドに足を運ぶ。

 熱戦は更に続きます。 

 コールドゲームについての大会規定(詳細はこちらをクリック県高野連HM・大会要項)

4.本大会では、コールドゲームを次のとおり定める。
① 得点差によるものは、5回以降10点以上、7回以降7点以上の得点差が生じた場合。
② 降雨または日没、その他の事情で試合の続行が不可能になった場合は、審判委員が試合の打ち
切りを命じ、両チーム共に7回の攻撃を完了するか、或いは先攻チームが7回を終わった得点
より後攻チームの6回までの得点が多い場合はコールドゲームを適用する。6回以前であれば
ノーゲーム(再試合)とする。
③ 決勝戦には、コールドゲームは適用しない。 

 東日本大震災による福島第1原発事故に関して、連日、テレビ、新聞、ネットで報道がなされているが若干の違和感を覚える。放射能の拡散に関する報道である。

 特に人体に影響はないとの専門家の認識が報道されているが、その中で、「1万人あるいは10万人に一人の割合で人体への影響が発症する恐れがある程度で、時に問題はない。」との表現が気なる。これまでの基準値は極めて厳しく設定されたもので、現段階の放射能数値は問題ないとしている。

 1万人に一人といえば、沖縄の人口130万人に対して130人ということになる。10万人に一人としても13人である。この人数にがん等の疾病が発症する可能性があるとすれば、決して看過できない数字ではないのか。

 特にテレビでのコメントでこのような発言が多くみられるようだが、ある程度ではなく、これだけの危険性があると指摘すべきではないのか。

 放射線測定機の緊急アラームが鳴り響く中で放水作業をしている消防・自衛隊職員の映像が流れる中で、特に心配はないとコメントする専門家の発言にも強い違和感を覚える。

 原発開発自体の相当性が、少なくとも福島原発を維持するのか否かの判断がなされるべき事態に陥っているのではないのか。そう思うのだが。

 春季大会の1回戦(23日)の結果は次のとおりです。

 昨日の試合で注目は首里東高校対那覇西高校の試合でしょう。掲載したスコアを見ただけで試合内容が伝わります。三度同点に、しかも3度目は延長11回での3点差に追いついてのサヨナラ勝ち。驚異の粘りとしかいいようがありません。こんな試合が見たくて高校野球ファンはグランドに足を運ぶのです。熱戦は更に続きます。 

1回戦(23日の結果)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
首里東高校 0 3 0 0 0 1 0 0 0  0  3  0  7
那覇西高校 0 0 0 3 0 0 0 1 0  0  3 1x  8
伊良部高校 9   西原高校 1   沖縄水産 11   未来工科 4   本部高校 1
開邦高校 5   浦添工業 8x   昭和薬付

 2

  宮古高校 6x   南部商業 2x
      7回コールド     7回コールド              

報道  琉球新報 

     沖縄タイムス

 春季大会の1回戦の結果は次のとおりです。中部の進学校である球陽高校が1回戦を突破しました。年を経るごとに強くなってくる印象があります。注目です。 

1回戦(21日の結果) 

読谷高校   浦添商業   宮古工業   南部工業
北谷高校   豊見城南   那覇工業

7x

  前原高校 3x
延長12回      延長10回     7回コールド     サヨナラ勝ち  
名護高校   与勝高校                             
美里工業 5x   北中城高校 4x                            

1回戦(22日の結果)

八重山商工

  那覇西高校   沖縄高専   宮古総合
向陽高校   美里高校 7x   糸満高校

10x

  球陽高校 9x
7回コールド      7回コールド      7回コールド     7回コールド  
辺土名高校   首里高校                             
久米島高校 11x   宜野湾高校                             
5回コールド      7回コールド                              

 報道 琉球新報3.22    同3.23 

     沖縄タイムス3.22  同3.23 

 ここ沖縄では、第58回沖縄県高等学校野球春季大会が3月21日に開幕しました。今月23日から開催される春の選抜には沖縄からの出場校はありませんが、一足お先に開幕です。

 選抜を懸けた戦いで敗れた興南、沖縄尚学を含めて熱戦が期待されます。夏の甲子園に向けた前哨戦となる戦いが、始まりました。

 沖縄県高野連HM   沖縄高専野球部HM   沖縄タイムスHM  

 第3次嘉手納基地爆音差止訴訟の原告団は、昨日の会議で、当初予定していた3月28日(月)の提訴を延期することを決定した。未曾有の大地震で被災された方々の痛みを共有し、復興支援にあたる必要があると判断した。あらためての提訴日を4月28日と設定し、その期間に各支部へ義援金を募るなどして復興支援にあたることを確認した。

 なお、原告団結成総会は予定どおり、3月27日(日)に行われる。当日は会場内での義援金を募るなどの復興支援行動を行うことが確認されている。

 延期についての報道 沖縄タイムス 

 琉球朝日放送(映像の総会の様子は3月13日の嘉手納支部の結成総会です。) 

 3月13日(日)午後2時、第3次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団嘉手納支部の結成総会が開催されました。

 結成総会では、冒頭で東北関東大震災で被災され亡くなった方々への哀悼の意を表し黙とうを行いました。同時に被災された皆さんへの募金活動を行い、8万8千円余の義援金が集まりました。この金額については、後日、寄付されることになります。

 結成総会へは、約700人、642世帯が参加しました。3月12日には津波の影響で水釜地域のみなさんが避難せざるを得ず、結成総会の広報等が十分できない状況でしたが、多くの原告のみなさんに参加していただきました。植民地のような基地運用が許されている現状を打破するために、裁判を提訴し、裁判勝利に向けて運動を強化していくことが確認されました。会の最後には、結成総会宣言、スローガンを採択し、運動への取り組みを確認しました。

            結成総会宣言

 “基地被害をなくし、静かな夜を取り戻すために” 
 嘉手納基地から発生する基地被害は、単に爆音だけに止まらず、航空機のエンジン調整の際に発生する排気ガスや即応訓練等、私たちの生活に著しい被害を発生させている。これらの被害に対して、政府は基地被害の軽減を口にするもののまったく実現されておらず、それどころかその被害はますます激しくなっているのが現状である。
 これまで、嘉手納基地から発生する爆音を差し止めるため、2次にわたって訴訟を提訴した。しかし、いずれの裁判においても、裁判所は、一部損害賠償は認めるものの、私たちの願いである静かな夜を取り戻すための一歩である差止請求を退けてきた。
 このような状況を踏まえて、私たちは、基地被害をなくし、静かな夜を取り戻すために、第3次嘉手納基地爆音差止訴訟を提訴し、裁判勝利に向けて、様々な取り組みに着手し、強化していくことを、本日の結成総会で決定し、確認した。
 ここに第3次嘉手納基地爆音差止訴訟の勝利に向けて、全力を尽くすことを決意した。
以上、宣言する。
2011年3月13日
  第3次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団嘉手納支部

        結成総会スローガン

一、午後7時から午前7時までのすべての米軍機の飛行及びエンジン調整を禁止せよ

一、午前7時から午後7時までの爆音を65デシベル以下にせよ

一、国は周辺住民の健康被害、生活妨害を認めよ

一、日米両政府は基地被害を根絶せよ

一、静かな夜を取り戻すためがんばろう

一、裁判闘争勝利のため、法廷闘争に参加しよう

一、すべての原告は、嘉手納支部に結集し、団結しよう

 裁判提訴延期を伝える琉球朝日放送(映像はこちらをクリック)の映像の総会の様子は3月13日の嘉手納支部の結成総会です。) 

 昨日、11日午後はラジオで国会中継を聴いていた。午後3時を過ぎたころだろうか、突然番組が切り替わり、緊急地震速報が伝えられた。大きな地震が来る恐れがあります、という内容だったかと思う。ところが次の瞬間、放送しているNHKのスタジオ自体が地震に襲われた。周辺からは大きな揺れに驚いた悲鳴にも似た声が拡がる。何か倒れる音などスタジオがパニックになっているのが分かる。しかしさすがにアナウンサーの声は冷静に情報を伝えている。しかし、揺れがかなり大きくなってきた様子で、アナウンサーの声がうわずってくる。これはただごとじゃない。

 津波警報が、ここ沖縄にも出された。私の住んでいる嘉手納町の水釜は海岸線地域。避難指示が出された。昨年の地震(平成22年2月27日(土曜日) を思い出した。翌日のはチリでの地震による津波警報(平成22年2月28日(日曜日)が出され、この時にも水釜地域は非難することになった。

 ネットで地震状況を見て、また驚いた。自宅でのTV映像、今日の新聞、そして報道をみるととても考えられない、想像を絶する被害に、ただ驚くばかり。被災者のみなさんへの支援をしなければならないと思う。

 「メア氏、更迭。」沖縄蔑視発言を開陳したメア氏に対する米国の対応は極めて早く、メア氏を更迭すると同時に、米国政府は公式に謝罪した。日本政府のみならず、駐日大使が仲井真知事に直接謝罪した。

 更迭の意味を辞書で確認すると「ある地位・役目にある人を他の人と代えること。」とある。つまり、更迭には免職と降格など意味はない。あくまで人事権を有するものによる交代である。

 事実、仲井真氏に謝罪したルース駐日大使は会見の中で、(メア氏の人事は決まっているのか。それは降格に値するのか。との記者の質問に対し) 「国務省の決定なのでここでは話すことはできない」と述べている。現段階における、米国政府のメア氏に対する対応は不明である。

 ルース大使との会談に際に、仲井真知事が、文書で今回の発言について「米国政府の責任において事実関係を解明し公表するとともに、米国政府として適切な対応を行うよう強く求め」たのは心強い。 単に、メア氏の更迭でこの事件の幕引きを行わせてはならない。

 メア氏発言と鳩山氏の方便発言には共通項がある。それは、日米両政府の閣僚や官僚の意識の中にある沖縄観だ。

 メア氏発言の沖縄蔑視部分は置いておくとして、その根底には沖縄には基地があって当然であり、基地が無ければ沖縄の経済自体が成り立たない。基地に反対するなどとんでもないことだ、との意識が丸出しだ。基地の恩恵を受けておいて何が反対だと。

 鳩山氏の方便発言にみる、政府閣僚・官僚の意識も同じだ。鳩山氏の県外移設案が一笑に付されたというのは、正にこのことを意味する。鳩山氏は「防衛省も外務省も沖縄の米軍基地に対する存在の当然視があり、数十年の彼らの発想の中で、かなり凝り固まっている。」と発言した。

 鳩山前首相以降、来沖する政府首脳のあいさつは、ことごとく沖縄への謝罪の言葉から始まる。また、今回のメア氏発言についても米国政府の正式な謝罪がなされると報じられている。しかし、いずれの謝罪も沖縄の求める普天間飛行場の辺野古移設を実現するための手段でしかない。

 このような中、今月、3月28日には第3次嘉手納基地爆音訴訟が提訴される。報道によれば普天間基地爆音訴訟の準備も進んでいると聞く。宜野湾市の安里市長も、国提訴へ向けて準備を進めていた伊波前市長の姿勢を踏襲する考えを示している。

 沖縄の求める普天間飛行場の県外移設の実現に向けて、決して引くことなく、様々な方面から更に沖縄の声を発信していく必要がある。

 メア氏の発言について、枝野官房長官は「(発言内容を)確認する必要はない」とし、深入りしない姿勢を示した。しかし、本当にそれでいいのか、と問いたい。同氏は在日米大使館安全保障部長、駐福岡米領事などを経て駐沖縄米総領事。そして現在は国防省の日本部長である。同氏の発言は米政府の沖縄の見方を吐露してものであり、日本政府は正式に申しれをすべきである。毅然として、抗議し、メア氏の発言の真意を確認すべきである。

 沖縄県議会でも、クリントン長官とルース駐日大使らへの強い抗議と、メア氏本人に発言の撤回と謝罪を要求する決議を全会一致で可決し、那覇市議会では発言の撤回や謝罪、辞任を求める抗議決議を全会一致で可決した琉球新報報道はこちら)。

 このような沖縄の怒りの状況を受けてもなお、日本政府はだんまりを決め込むつもりなのか。日本政府は毅然として、抗議し、メア氏の真意を確認すべきである。

 昨日新聞報道された、メア氏の沖縄蔑視発言(当HM記事:メア氏(2006〜2009駐沖縄米総領事)の発言にみる、米国の沖縄蔑視!)は大きな波紋を呼んでいる。当然のことだ。

 メア氏は「発言録は正確でも完全でもない。」としているが、当の発言録を作成した学生たちは次のように発言している。(3月7日琉球新報より抜粋)

 「メア氏は間違いなくこのように言った」

 「米政府の地位ある人物の偏見に満ちた言葉にとても驚いた。」

 「人種差別発言と感じた。」

 この学生たちの発言にメア氏はどのように反論するのだろうか。メア氏の発言からは米国政府の沖縄基地政策がどのような基本姿勢から生み出されているのかが透けて見えてくる。昼夜を問わない飛行場の運用や米軍優先の日米地位協定など、沖縄を差別しているのではないかとの印象を多くの人が抱いていたのが、メア氏の発言で裏付けられた形だ。

 これにどう対抗していくのか、沖縄の大きな課題だ。

 今回公になったのは、メア米国務省日本部長が昨年末に米大学生らに国務省内で行った講義の内容だ。メア氏は「学生たちにはオフレコで講義を行った。」としているが、講義を受けた学生らがメモをもとに作成した「発言録(A4版3頁)」でその内容が明らかになったという。以下は沖縄タイムス3月7日新聞「メア氏発言要旨」からの抜粋である。

 ・・・私は(普天間飛行場移設について)現行案が実施されると確信している。日本政府は沖縄の知事に対して「もしお金が欲しいならサインしろ」と言う必要がある。・・・日本人は合意文化をゆすりの手段に使う。合意を追い求めるふりをし、できるだけ多くの金を得ようとする。沖縄の人は日本政府に対するごまかしとゆすりの名人だ。・・・私が沖縄にいたとき、「普天間飛行場は特別に危険ではない」と言ったところ、沖縄の人は私のオフィスの前で抗議をした。沖縄の人はいつも普天間飛行場は世界で最も危険な基地だと言うが、彼らは、それが本当でないと知っている。(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港だって同じように危険だ。・・・沖縄の政治家は日本政府との交渉では合意しても沖縄に帰ると合意していないという。日本文化はあまりにも本年と建前を重視するので、駐日米国大使や担当者は真実を言うことによって批判され続けている。

 沖縄蔑視も甚だしい発言だ。メア氏は発言録の内容は正確でも完全でもないと話しているようだが、これだけ沖縄を侮辱した発言はない。

 このような認識が、米国の沖縄に対する見方であるとすれば、普天間飛行場移設問題をはじめとする沖縄の基地問題の解決に向けた今後の沖縄の取組にはその本気度が求められる。

    新聞報道 沖縄タイムス  琉球新報

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
090-8666-1195

沖縄県の中部嘉手納町で行政書士事務所を開設しています。日常生活の中で悩みはなかなか尽きないもの。しかし、どんな問題にも解決の糸口があるはずです。離婚、相続、遺産分割、遺言書の作成、建設業許可に関わる問題等々・・・。あなたのお悩みに最適な解決方法を提案します。
当サイトでは、まず、悩み解決に向けての情報提供ができればと考えています。問題の所在が分かれば、解決に向けての情報収集が必要です。その一助になればと考えています。参考にしていただければ幸いです。

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ

090-8666-1195

プロフィール

HM用縮小 DSC_1188.jpg

こんにちは、行政書士の福地義広です。あなたのお悩みに最適な解決方法を提案します。
登録番号  第08471847号
1960年(昭和35年)11月21日生まれ
家族:両親、妻、息子3人
プロフィールの詳細は代表者あいさつに掲載しました。よろしくお願いします。  

福地行政書士事務所

住所

〒904-0203
沖縄県中頭郡嘉手納町字嘉手納122-1

新着記事一覧

ページ一覧

フクチ義広後援会(29)
新型コロナウイルス感染関係(21)
PFOS等汚染問題(25)
沖縄差別の実態(25)
米軍の違反パラシュート降下訓練(16)
2.24県民投票(36)
沖縄の民意圧殺を許すな!!!~行動、選挙支援等~(19)
辺野古埋立承認撤回(2018.8.31)(20)
新ページ追加(12)
朝鮮半島平和構築(7)
名護市長選挙(2018年2月4日)(9)
2018.9.30沖縄県知事選挙、10.14豊見城市長選挙、10.21那覇市長選挙(20)
緑ヶ丘保育園・普天間第2小学校(宜野湾市在)への米軍ヘリ落下物事故(31)
うるま市伊計島、読谷村儀間、渡名喜島での米軍ヘリ不時着事故。さらに伊計島でのオスプレイのエンジンカバー落下事故。(8)
米軍ヘリ落下物事故、墜落、不時着等を受けての政府の対応(18)
お勧め記事(111)
新着案内(158)
トップページ(25)
書籍・新聞等からの資料(23)
代表者あいさつとプロフィール(2)
業務案内(20)
顧問契約(相談業務)(1)
離婚関係(1)
相続関係(1)
事業関係(8)
遺言書(18)
問題解決プログラム(1)
契約書等のひな型(7)
離婚(5)
遺産相続(4)
借金(2)
情報提供(7)
裁判員制度(6)
判例・裁判関連報道等(35)
成年後見制度(2)
お客様の声、質問(50)
代執行訴訟、違法確認訴訟等これまでの経緯(翁長知事 辺野古新基地建設阻止)(257)
集団的自衛権行使は憲法違反。安保関連法案を廃案にせよ。(17)
辺野古新基地建設阻止、高江ヘリパッド建設阻止行動(キャンプシュワーブ・高江等)(57)
名護市辺野古海域の埋立は人類に対する犯罪だ。美しい辺野古の海を守りましょう!!!(11)
普天間飛行場の辺野古移設阻止(127)
許すなオスプレイ配備(183)
許すなオスプレイ配備2(50)
沖縄の米軍基地(23)
夜間爆音被害の実態 嘉手納・普天間両米軍基地(26)
第4次、第3次嘉手納基地爆音差止訴訟等訴訟、爆音関連(281)
嘉手納米軍基地の爆音(115)
嘉手納町役場から入手した爆音データより(17)
米軍機(オスプレイ等)事故(56)
普天間基地の爆音の最新情報(16)

電子書籍

しあわせ講話集
☆▼☆
早川一光講話集 CD全12巻

△☆▼☆寂聴さんのおもしろ法話。聴いて、笑って、元気になる! 「瀬戸内寂聴・京都法話集 CD全12巻
☆▼☆△渡辺先生の愛と幸せに満ちたお話 「渡辺和子講話集 CD全12巻
☆▼☆いのちの輝きが教えてくれる豊かな明日への道しるべ 「いのちを見つめて CD全12巻
☆▼☆京都の名物医師・早川先生の元気いっぱい講話集 「早川一光講話集 CD全12巻
☆▼☆実り豊かな毎日へとあなたを導く名講話集 「現代に生きる CD全12巻
☆▼☆日本文化を大切に…高田好胤師の説得力ある法話集 「高田好胤法話集 CD全12巻☆▼☆▲松原先生百歳記念講話集!心豊かな人生を送る秘訣 「松原泰道講話集 CD全14巻▼☆▼☆カマタ流!しあわせに生きる秘訣 「鎌田實講話集 CD全12巻
▲☆▼☆各宗派15人の名僧との対談をたっぷり収録。仏教の面白さがよくわかる 「ひろさちやの仏教探訪 CD全16巻☆▼☆▼”おもしろ法話”がDVD 「瀬戸内寂聴・天台寺法話集 DVD全10巻
▲☆▼☆在宅ホスピス医・内藤いづみ先生が語る、「しあわせに生きる方法」とは 「内藤いづみ講話集 CD全12巻☆▼☆▼“医療の本質はやさしさ”を実践したナースが語る 「石垣靖子講話集 CD全12巻☆▼☆▲釈尊の教えであなたの今日がイキイキと輝きます 「釈尊に学ぶ生き方 CD全12巻▼☆▼☆相田みつをの、書とはまた一味違う貴重な講演集 「相田みつを講演集 CD全10巻☆▼☆▲元気が出る!人生がラクになる!珠玉のことば134 「相田みつを作品集 全2巻☆▼☆▼こころ豊かに人生を生きるには? やすらぎの12話。 「酒井大岳講話集 CD全12巻
▲☆▼☆日本を代表する尼僧が語る、仏教の真髄 「青山俊董講話集 CD全12巻
▼☆▼☆季節の行事には人生のヒントがいっぱい! 「ひろさちやの日本人の神さま仏さま CD全12巻☆▼☆▲