1959年6月30日午前。嘉手納飛行場を飛び立ち、訓練を終えて帰還中のジェット機。石川(現在うるま市)方面から嘉手納飛行場へと向かっていた。石川上空で整備不良により制御不能となった機体は民間地域に墜落した後、跳ね上がり宮森小学校に突っ込んだ。

 住民6名、児童11名の命を奪う大惨事であった。

 その宮森小学校で、今日、慰霊祭がおこなわれた。児童・遺族が参加する中、二度と同じ被害が起きないように、平和の誓いをあらたにしました。

 基地のない沖縄にするための努力をつづけなければならないと思います。

再編案の最終取りまとめ

 ・・・ 両政府は、再編に関連する費用を、地元の負担を軽減しつつ抑止力を維持するという、2005年10月29日の日米安全保障協議委員会文書におけるコミットメントに従って負担する。

 ・・閣僚は,沖縄を含む地元への影響を軽減するとのコミットメントを再確認した。・・・

 平成18年(2006年)以降、沖縄の基地負担は軽減されたのか。ご承知のとおり、嘉手納・普天間両基地の爆音被害は拡大し、最近は沖縄全土を使った訓練が実施され、苦情が寄せられている。

 このような状況の中で、基地負担は存在しないかのような外交文書を作成するというのは、当初から沖縄の基地負担の軽減など考えてなかったのではないかと思えてくる。このような沖縄を、国民を愚弄した国の姿勢を許してはならない。

 仲井真知事の2プラス2合意への抗議に関する報道。

 2+2合意文書の沖縄への基地「負担」の文言が「影響」に変更されていたという。日本政府の米国政府への配慮という。まさに、ラージ2(米)+スモール2合意である。米軍基地により「負担」を被ってきたのは沖縄である。それを単なる「影響」という文言に変えたのは、日本政府の沖縄の基地負担が極めて小さいものであるとの認識を示しているからに他ならない。差別としかいいようのない日本政府の対応には怒りをもって抗議しなければならない。

菅首相、普天間の固定化を示唆(沖縄タイムス)

2プラス2 首相「固定化」で圧力(琉球新報)

知事直訴 基地負担減らずいら立ち(沖縄タイムス)

知事・辺野古撤回要請 対決姿勢一層鮮明に(琉球新報)

米に配慮し「影響」 枝野長官「負担」表記を変更(琉球新報)

首相、普天間の県外移設困難との認識、沖縄知事と会談(日本経済新聞)

対外向け「沖縄の負担」表現消す 日米共同文書「国内」と使い分け(西日本新聞)

消えた沖縄の基地「負担」=共同文書と地元で文言使い分け−2プラス2(時事ドットコム)

 6.21 2プラス2合意に抗議するため、仲井真知事が上京し、菅首相をはじめ外務大臣、防衛大臣に辺野古移設合意を撤回するよう、あらためて申し入れた。これに対して菅首相は、辺野古移設が沖縄の基地負担軽減への近道であると応じた。菅首相は沖縄に厳しい声があることを承知していると言いながらも辺野古移設を進めるとした。

 沖縄の民意を無視した菅首相の対応は許されない。

仲井真知事−菅総理会談 知事「辺野古合意は極めて遺憾」(QAB)

普天間基地移設 知事 県外移設実現を要請(OTV)

知事が首相に普天間の県外移設要望(沖縄タイムス)

菅首相「厳しい意見は承知」 知事、「普天間」県外移設求める(琉球新報)

首相に「県外移設を」(NHK沖縄)

知事、外相にも要請(同)

 昨日26日は息子の母校である普天間高校の応援のため北谷球場に足を運んだ。相手は前原高校。3月の春季大会で興南高校をコールドゲームで破った強力打線が持ち味だ。が、今大会は主力の2年生を欠くメンバーでの参加となった。

 9時に開始した試合は、普天間が前原の立ち上がりを捉え、フォアボール、エラーも絡んで1回裏に3点を先取。試合は普天間ペースで進み、3回表前原の攻撃。トップバッターが2ボールを選んだところで雨で中断。11時35分に再開されるまで2時間の中断。

 雨で中断する中、両校応援団の応援合戦が続いた。ついには両校がバクネットに集合して合同の応援が始まった。雨にもかかわらず応援し続ける姿にのスタンド全体が釘づけになった。青春しているだなと感慨にふけってしまった。

 グランド整備も済み、試合再開。2ボール、ノーストライクからの前原の攻撃。1球もストライクが入らずフォアボール。ここから流れが変わった。あっという間に2点、同点のランナーはホームで刺したものの1点差まで追い上げられた普天間。3回以降は一進一退の攻防が続く。ところが5回を終了した時点でまたもや雨で中断。

 私は使用があって帰宅。このまま終わっても試合は成立していると思っていたが、その後試合が再開され6時間にも及ぶ試合となったという。

 雨も何のその。最後まで戦い抜いた両校選手、そして応援しつづけた両校応援団に拍手を送りたい。

普天間、春8強前原破る(沖縄タイムス)

豊見城 秋の雪辱 スクイズ3度で首里東攻略(同)

石川、主導権がっちり 先頭出塁つないで適時打(同)

豊見城、チャンス「確実に」 夏の甲子園県大会第4日(琉球新報)

 昨日、25日、沖縄県北中城村で、「不平等な日米地位協定を許さない抗議集会」が開催された。この集会は、今年1月に沖縄市内の交通死亡事故で、自動車運転過失致死罪で送検された在沖米空軍軍属の男性(23)が「公務中」を理由に不起訴となった事件に抗議して開催された。

 不起訴に対しては遺族から検察審査会へ審査が申立てられ(当HM記事米軍属不起訴事件、4月25日、遺族が検察審査会へ審査申立!参照)、5月27日に検察審査会は起訴相当の判断を下した(当HM記事米軍属不起訴事件、那覇検察審査会「起訴相当」!!!参照)。現在は検察官の判断待ちの状態である。

 沖縄県民の命よりも米軍の「公務(飲酒中でも)」が優先される。しかも、被疑者米軍属への処分は「運転免許停止5年」である。この処分が裁判権の行使といえるのか。那覇地検は5月26日の会見で、米国が第1次裁判権を行使していないのであれば、日本の裁判権を行使する可能性を示唆したという(当HM記事米軍属不起訴事件にあらたな展開参照)

 諸悪の根源である日米地位協定の改定は喫緊の課題である。しかし、去る6月21日のスモール2(日本)+ラージ2(米国)でも日米地位協定の改定については触れられていない。

 沖縄の基地負担の軽減とともに、日米地位協定の改定を求める沖縄の声を上げ続けていかなければならない。

 米政府が来年にも配備するとされているオスプレイについて、仲井真知事、安里宜野湾市長が連名で質問状を政府に提出した。(MV-22 オスプレイ配備についての質問状:詳細はこちらをクリック県庁HMへ)

 質問状は、配備計画(6)、運用(2)、騒音(7)、安全性(7)、北部訓練場への影響(3)、影響調査(2)、その他(2)の項目に分類され、全体として29項目の質問で構成されている。

 オスプレイに配備について最も懸念されるのはその安全性であり、爆音による住民生活への悪影響である。騒音の項目においては、「アリゾナ州ユマ航空基地においては、同基地命令に、 MV-22 の飛行訓練に関連した騒音規制などの項目が追加されたとの報道(沖縄タイムス平成23 年2月9日)」や「米空軍が、アラバマ州ブリュートン市の民間空港で実施したCV-22 オスプレイの飛行訓練に対し、地元住民から騒音に対する苦情があり訓練を中止した、との報道(沖縄タイムス平成23 年1月27 日)」などを指摘し、具体的な騒音被害についての政府の認識、更に、「沖縄県が同様の措置を要請した場合、日本政府は・・米軍施設における、MV-22 の飛行訓練に関連した騒音規制などを米国政府に求めるか、認識を伺いたい」とし、沖縄からの声を無視しつづけているこれまでの日本政府の姿勢を批判すると同時に、それを改める準備があるのかについても指摘している。

 安全性の項目においては、試作や生産初期の段階も含めたこれまでの事故の状況説明、運用導入後の事故率について、損害額200 万ドル以下の航空機関連の事故数が除外されていることの不備、普天間飛行場へのMV-22 配備において特に考慮した安全管理の具体策、MV-22 における場周経路の遵守をどのように確保するのか、MV-22 の下降気流を原因とする事故等情報の開示、 V-22 が排出する高温の排気ガスによる火災リスク等について質問が及んでいる。

 オスプレイ配備については、沖縄全体が懸念を示している。更に、この質問状をみると、沖縄県・宜野湾市の危機感を強く感じる。

 「もの言わぬ民は滅びる、って」の言葉どおり、このまま黙っていたのでは、沖縄の植民地化が更に進むことになる。

 沖縄は沖縄の声を上げ続けなければならない。

 6.23の1回戦で、春季大会準優勝、今大会の第2シードの嘉手納が美里工業に破れた。初回の4点が重くのしかかった。力を尽くした選手たちにお疲れ様と言いたい。

美里工、シード嘉手納下す(沖縄タイムス)

美里工、嘉手納破る 夏の甲子園県大会第3日(琉球新報)

中部農女子部員、最後の夏“登板” 県高野連、粋な計らい(同)

 6.23沖縄全戦没者追悼式出席後の記者会見で、普天間飛行場移設問題について、あらためて県外は難しいとの認識を示した。

首相、県外移設「大変難しい」(沖縄タイムス)

県外、国外検討したが、大変難しい 「普天間」で首相(琉球新報)

 沖縄の現状をまったく理解しない首相の発言には憤りを覚える。仲井真知事も辺野古しかないという思い込み理解できない 知事、首相発言バッサリ(琉球新報)切り捨て、「辺野古」「普天間」二択論を批判(沖縄タイムス)した。

 このままいけば普天間の固定化につながりかねないとの懸念があるなか、嘉手納統合案というあらたな問題も発生している。

 移設期限撤回により、辺野古案は事実上瓦解した。今後は、嘉手納統合案粉砕と同時に、最大の目標である普天間飛行場の危険性の除去を実現しなければならない。そのためには、まず、普天間飛行場の閉鎖が先決である。沖縄全体の基地負担軽減のために、沖縄は、その声を上げ続けなければならない。

 連合の古賀会長が、沖縄全戦没者追悼式の菅首相あいさつ(沖縄の基地負担軽減の必要性を認めながらも普天間飛行場の県外・国外移設を困難とした点)について、「100%矛盾とは言いきれない」と擁護したとの報道がなされた(本日6.24沖縄タイムス紙2面)。その内容は以下のとおりである(同紙からの抜粋)

 ・・菅直人首相が県内の基地負担軽減の必要性に触れながらも米軍普天間飛行場の県外・国外移設は移設は困難との見方を示したことに対し、「100%矛盾とは言いきれない」と擁護した。同日(6.23)、那覇市内のホテルで記者会見した。

 古賀会長は「(菅首相の発言を)沖縄の皆さんが矛盾と受け取ることは、感情面からすればまったく理解できないわけではない」とした上で、「基地負担軽減イコール普天間(移設)ではないと思う。普天間だけがどこかへ行けば負担軽減なのか」と述べた。普天間飛行場の辺野古移設案については「いいのか悪いのか、連合全体としては議論していない。米軍基地そのものについて突っ込んだ議論をしようということで話し合いを始めているが、一つ一つの事情については、連合の責任者として賛成とも反対ともコメントできない」と明言を避けた。 

 古賀氏の言葉は国内最大の労働組合の代表者の発言とは思えない。まるで、菅内閣閣僚の発言ではないか。

 「感情面からすれば理解できる」との発言は沖縄の現状を理解していない証である。下地氏が嘉手納統合案推進の立場から嘉手納基地周辺住民が統合案に反対するのは「感情論」だと発言している。双方とも根っこは同じだ。東京の空から沖縄を眺めるばかりで、沖縄の現実を知ろうとしない、むしろ無視の態度を決め込んでいるかのように映る。古賀氏には沖縄を語る資格はない。

 「基地負担軽減イコール普天間(移設)ではないと思う。」との発言も沖縄を全く理解していない現われだ。沖縄の民意は基地負担の軽減である。「普天間(移設)」はあくまでも出発点にすぎない。普天間の県外・国外移設を足がかかりとして、沖縄の基地負担を軽減することにある。少なくとも日本本土と同程度まで基地負担を減らす努力をしなければならない。

 これが、沖縄の民意である。

 また、連合では普天間問題について「連合全体としては議論していない。」という。 驚くべき事実である。連合の組織自体のあり方についても疑問を持たずにはいられない。

 地元の嘉手納高校がまさかの初戦敗退。春季大会準優勝。今大会の第2シードだ。

 どんなチームでも初戦の戦い方が難しいという。独特の緊張感の中で、いかに自分たちの野球をするかが課題だと聞いたことがある。甲子園沖縄大会速報(NHK) からの情報によれば、スコアは以下のとおり。

 試合を観戦することはできなかったので、スコアを見ての感想だが、初回の4点が最後まで嘉手納に重くのしかかったに違いない。初回に4点となると、場合によっては打者が一巡する攻撃だ。更に、フォアボールやエラーが重なっているとその後の試合展開にも影響してくる。しかし、3回の2点はさすがシード校の実力である。その後は、一進一退の好ゲームが続いたに違いにない。終わってみれば3対5。初回の4点がなければ、嘉手納が勝利していたかもしれない試合展開だ。どのような試合展開だったのか、明日の新聞を待つことしよう。 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
嘉手納 0 0 2 0 0 1 0 0 0
美里工業 4 0 0 1 0 0 0 0 X

 菅首相のあいさつに先立ち、仲井真知事の平和宣言が行われた。

 仲井真知事は、沖縄が今なお過重な基地負担を強いられ、事件・事故・騒音等に悩まされて、安心・安全な生活が実現していないことを指摘し、基地負担の大幅軽減、普天間基地の県外移設、日米地位協定の見直しを日米両政府に訴えていくことをあらためて表明した。沖縄の民意を代表しての意思表明であり、これまでの立場をあらためて示したかたちだ。

 一方、菅首相は、政治の使命は人間の尊厳と生命を守ることであると指摘し、しかしながら、沖縄には、今なお米軍基地が集中し、負担をかけ、負担軽減が遅れていることについて慙愧に耐えないとした。そして、今後、負担軽減に最大限の努力をしたいと述べた。

 6.21 2プラス2後の菅首相の沖縄へのメッセージがどのようなものになるのか期待したが、完全に裏切られた。沖縄の基地負担は去る大戦以降継続してきたものであり、戦没者の犠牲の延長線上にある。戦前・戦中の沖縄の犠牲が、今なお継続しているのである。菅首相は昨年の沖縄全戦没者追悼式でも次のように述べていた。

 今後、米軍基地にかかわる沖縄の負担の軽減と、危険性の除去に、一層、真剣に取り組んで参りますことをお約束させていただきます。

 昨年と何が変わったのか。普天間・嘉手納両基地の爆音は激化し、米軍関係者による事件・事故は後を絶たない。日米地位協定の改定も一向に進まない。

 沖縄の基地負担の軽減について、昨年は「真剣に取り組(む)」と言い、今年は「最大限の努力(をする)」と言う。極めて軽い首相の発言。沖縄の民意が、まだまだ、政府には届いていないことの証だ。

 沖縄は、これからも継続して、沖縄の民意を発信し続けなければならない。

 21日の2プラス2では、辺野古移設期限の撤回には至ったものの、建設計画の維持とともにV字滑走路等の施設の形状が確認された。 この合意に対する沖縄の反発は計り知れない。この状況についての、各新聞社の社説を覗いてみた。ほとんどの社説が沖縄の民意を無視して合意を進めたことに危機感を示している。この認識が日本全体に拡がることを願う。

2プラス2 民主政治蝕む歴史的汚点(琉球新報)

[日米安保協議]破綻を糊塗する合意だ(沖縄タイムス)

社説:日米安保協議 「対中」は多角的外交で(毎日新聞)

2プラス2―辺野古案を固める愚(朝日新聞)

日米戦略目標 同盟を深化し中国と対話を(6月22日付・読売社説)

日米2プラス2 対中シフト実効性高めよ(産経新聞)

 菅首相が、2年連続で、沖縄全戦没者追悼式へ出席するという。沖縄全戦没者追悼式は毎年6月23日慰霊の日に開催される。

 菅首相は昨年も同式典へ出席したが、菅首相のあいさつの途中に「帰れ!」のヤジが飛んだ。本土マスコミでは一切触れられず、唯一「めざましテレビ」で報道されただけだった。(詳細は当HM記事2010:06:24 沖縄全戦没者追悼式報道から垣間見えるものを参照照)

 昨年は鳩山前首相が辺野古回帰を決定した後の来沖で、謝罪行脚の様相を呈していたが、今年も2+2で移設期限は撤回したものの現行案の推進確認後の来沖となった。

 菅首相は沖縄に対して何を語るのか。

 沖縄のみならず、日本全体が注目している。

 辺野古移設期限の撤回に至った2プラス2後の記者会見での北沢防相の発言は極めて無責任であるといわざるを得ない。その内容は以下のとおりである。(TBS newsからの引用)

・・自民党政権時代とほとんど変わらない案に戻ったことへの批判に、北澤防衛大臣は反論しました。

 「これがもし時間のロスだという論評があるとすれば、それは政権交代に基づく民主主義のコストだというふうに理解しております」(北澤俊美防衛相)

・・

 北沢防相は何を指して「民主主義のコスト」と表現しているのだろうか。

 民主主義において、最後まで議論の決着がつかない場合は多数決によることになる。しかし、民主主義の理念は少数意見にも耳を傾け、全体として納得がいく結論を導くことにあり、そのための時間と労力こそが民主主義のコストである。

 今回の普天間飛行場移設問題について、民主党政権が沖縄に対して行ったことは、県外・国外移設がだめになったことへの謝罪と辺野古移設容認のお願いだけである。辺野古移設回帰の理由も、その根拠についても十分な説明はない。海兵隊の沖縄駐留の理由を「抑止力」としていた鳩山氏も、首相辞任後には、それが方便だったとあっさり認めた。

 このような状況を受けて、「民主主義のコスト」と強弁するのは無責任極まりない。

 菅首相辞任後の組閣においては、ぜひとも、交代願いたい。

 昨日(6.21)にワシントンで開催された2+2(外務、防衛担当閣僚による安全保障協議委員会)の合意文書には、嘉手納基地に関して触れた部分がある。その全文は以下のとおりである。(6.22沖縄タイム紙から転載)

 (g)嘉手納における騒音の軽減  SCCの構成員たる閣僚は,米軍嘉手納基地の主要滑走路の反対側に海軍駐機場を移転する計画の進展を歓迎し,また,騒音規制に関する1996年の合同委員会合意へのコミットメントを再確認した。

 嘉手納基地周辺住民からすれば、海軍駐機場の移転も1996年の合同委員会合意へのコミットメントを再確認も当然のことである。

 海軍駐機場が移転しないために、嘉手納屋良地区住民の被害は激増し、とっくに受任限度を超えている。(当HM記事参照①23.6.16嘉手納基地爆音測定23.6.17嘉手納基地爆音測定・普天間基地所属ヘリの着陸)

 1996年の合同委員会合意の再確認も当然である。ちなにみ、同合意には次にように記載されている。

 嘉手納飛行場及び普天間飛行場における航空機騒音規制措置に関する合同委員会合意(平成8年3月26日合意)より抜粋

i  2200〜0600の間の飛行及び地上での活動は、米国の運用上の所要のために必要と考えられるものに制限される。夜間訓練飛行は、在日米軍に与えられた任務を達成し、又は飛行要員の練度を維持するために必要な最小限に制限される。部隊司令官は、できる限り早く夜間の飛行を終了させるよう最大限の努力を払う。

j  日曜日の訓練飛行は差控え、任務の所要を満たすために必要と考えられるものに制限される。慰霊の日のような周辺地域社会にとって特別に意義のある日については、訓練飛行を最小限にするよう配慮する。
k  有効な消音器が使用されない限り、又は、運用上の能力もしくは即応態勢が損なわれる場合を除き、1800〜0800の間、ジェット・エンジンのテストは行わない。

 嘉手納基地の昼間はもちろん、夜間・深夜を問わない戦闘機等の運用は新聞・テレビ等で報道されているとおりである。合同委員会合意は完全になし崩しにされている。それどころか、1996年の合意以降爆音は激化している。これは、合意条項中の「米国の運用上の所要のために必要と考えられるもの」との文言が米軍の恣意を許しているからに他ならない。逆に言えば、この文言が、米軍に夜間・深夜を問わずに戦闘機等を飛ばすことのお墨付きを与えているのである。この合意が遵守されているのか。日本政府が検証作業を行わなければ、いくら合意をしても何の役にも立たないのである。

Apple iPad Wi-Fiモデル 32GB MB293J/A

新品価格
¥44,800から
(2011/6/21 15:34時点)

APPLE iPad Wi-Fiモデル 16GB MB292J/A WiFiモデル

新品価格
¥38,800から
(2011/6/21 15:37時点)

Apple iPad Wi-Fiモデル 64GB MB294J/A

新品価格
¥52,000から
(2011/6/21 15:38時点)

Apple iPad2 Wi-Fiモデル 16GB ホワイト

新品価格
¥51,300から
(2011/6/21 15:39時点)

Apple iPad2 Wi-Fiモデル 32GB ホワイト

新品価格
¥59,020から
(2011/6/21 15:40時点)

Apple iPod touch 32GB MC544J/A 【最新モデル】

新品価格
¥25,298から
(2011/6/21 15:40時点)

posted by 福地行政書士事務所 at 15:42| リンク集

 嘉手納町議会の田崎博美議長他基地対策委員会のメンバーは、20日、防衛省、外務省、首相官邸を訪ね、普天間飛行場の嘉手納統合反対を訴えるとともに、12日の“嘉手納統合案粉砕をめざす住民集会”で採択した抗議決議を手渡した。

嘉手納議長ら政府・官邸で抗議行脚(沖縄タイムス)

統合案反対決議を手交 嘉手納町議会、政府に要請(琉球新報)

嘉手納町議会 「統合案」反対で政府に要請(QAB)

嘉手納議会が外務省に要請(NHK)

 今日(6月21日)も朝早くから轟音を響かせて戦闘機が飛んでいく。海軍駐機場の充電音は24時間鳴り響き、住民生活を脅かしている。このような状況で更に普天間基地を統合するなど気違い沙汰としかいいようがない。

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
090-8666-1195

沖縄県の中部嘉手納町で行政書士事務所を開設しています。日常生活の中で悩みはなかなか尽きないもの。しかし、どんな問題にも解決の糸口があるはずです。離婚、相続、遺産分割、遺言書の作成、建設業許可に関わる問題等々・・・。あなたのお悩みに最適な解決方法を提案します。
当サイトでは、まず、悩み解決に向けての情報提供ができればと考えています。問題の所在が分かれば、解決に向けての情報収集が必要です。その一助になればと考えています。参考にしていただければ幸いです。

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ

090-8666-1195

プロフィール

HM用縮小 DSC_1188.jpg

こんにちは、行政書士の福地義広です。あなたのお悩みに最適な解決方法を提案します。
登録番号  第08471847号
1960年(昭和35年)11月21日生まれ
家族:両親、妻、息子3人
プロフィールの詳細は代表者あいさつに掲載しました。よろしくお願いします。  

福地行政書士事務所

住所

〒904-0203
沖縄県中頭郡嘉手納町字嘉手納122-1

新着記事一覧

ページ一覧

フクチ義広後援会(29)
新型コロナウイルス感染関係(21)
PFOS等汚染問題(25)
沖縄差別の実態(25)
米軍の違反パラシュート降下訓練(16)
2.24県民投票(36)
沖縄の民意圧殺を許すな!!!~行動、選挙支援等~(19)
辺野古埋立承認撤回(2018.8.31)(20)
新ページ追加(12)
朝鮮半島平和構築(7)
名護市長選挙(2018年2月4日)(9)
2018.9.30沖縄県知事選挙、10.14豊見城市長選挙、10.21那覇市長選挙(20)
緑ヶ丘保育園・普天間第2小学校(宜野湾市在)への米軍ヘリ落下物事故(31)
うるま市伊計島、読谷村儀間、渡名喜島での米軍ヘリ不時着事故。さらに伊計島でのオスプレイのエンジンカバー落下事故。(8)
米軍ヘリ落下物事故、墜落、不時着等を受けての政府の対応(18)
お勧め記事(111)
新着案内(158)
トップページ(25)
書籍・新聞等からの資料(23)
代表者あいさつとプロフィール(2)
業務案内(20)
顧問契約(相談業務)(1)
離婚関係(1)
相続関係(1)
事業関係(8)
遺言書(18)
問題解決プログラム(1)
契約書等のひな型(7)
離婚(5)
遺産相続(4)
借金(2)
情報提供(7)
裁判員制度(6)
判例・裁判関連報道等(35)
成年後見制度(2)
お客様の声、質問(50)
代執行訴訟、違法確認訴訟等これまでの経緯(翁長知事 辺野古新基地建設阻止)(257)
集団的自衛権行使は憲法違反。安保関連法案を廃案にせよ。(17)
辺野古新基地建設阻止、高江ヘリパッド建設阻止行動(キャンプシュワーブ・高江等)(57)
名護市辺野古海域の埋立は人類に対する犯罪だ。美しい辺野古の海を守りましょう!!!(11)
普天間飛行場の辺野古移設阻止(127)
許すなオスプレイ配備(183)
許すなオスプレイ配備2(50)
沖縄の米軍基地(23)
夜間爆音被害の実態 嘉手納・普天間両米軍基地(26)
第4次、第3次嘉手納基地爆音差止訴訟等訴訟、爆音関連(281)
嘉手納米軍基地の爆音(115)
嘉手納町役場から入手した爆音データより(17)
米軍機(オスプレイ等)事故(56)
普天間基地の爆音の最新情報(16)

電子書籍

しあわせ講話集
☆▼☆
早川一光講話集 CD全12巻

△☆▼☆寂聴さんのおもしろ法話。聴いて、笑って、元気になる! 「瀬戸内寂聴・京都法話集 CD全12巻
☆▼☆△渡辺先生の愛と幸せに満ちたお話 「渡辺和子講話集 CD全12巻
☆▼☆いのちの輝きが教えてくれる豊かな明日への道しるべ 「いのちを見つめて CD全12巻
☆▼☆京都の名物医師・早川先生の元気いっぱい講話集 「早川一光講話集 CD全12巻
☆▼☆実り豊かな毎日へとあなたを導く名講話集 「現代に生きる CD全12巻
☆▼☆日本文化を大切に…高田好胤師の説得力ある法話集 「高田好胤法話集 CD全12巻☆▼☆▲松原先生百歳記念講話集!心豊かな人生を送る秘訣 「松原泰道講話集 CD全14巻▼☆▼☆カマタ流!しあわせに生きる秘訣 「鎌田實講話集 CD全12巻
▲☆▼☆各宗派15人の名僧との対談をたっぷり収録。仏教の面白さがよくわかる 「ひろさちやの仏教探訪 CD全16巻☆▼☆▼”おもしろ法話”がDVD 「瀬戸内寂聴・天台寺法話集 DVD全10巻
▲☆▼☆在宅ホスピス医・内藤いづみ先生が語る、「しあわせに生きる方法」とは 「内藤いづみ講話集 CD全12巻☆▼☆▼“医療の本質はやさしさ”を実践したナースが語る 「石垣靖子講話集 CD全12巻☆▼☆▲釈尊の教えであなたの今日がイキイキと輝きます 「釈尊に学ぶ生き方 CD全12巻▼☆▼☆相田みつをの、書とはまた一味違う貴重な講演集 「相田みつを講演集 CD全10巻☆▼☆▲元気が出る!人生がラクになる!珠玉のことば134 「相田みつを作品集 全2巻☆▼☆▼こころ豊かに人生を生きるには? やすらぎの12話。 「酒井大岳講話集 CD全12巻
▲☆▼☆日本を代表する尼僧が語る、仏教の真髄 「青山俊董講話集 CD全12巻
▼☆▼☆季節の行事には人生のヒントがいっぱい! 「ひろさちやの日本人の神さま仏さま CD全12巻☆▼☆▲