10月28日の国会で野田首相は2度目の所信表明演説を行った。その中で普天間問題について言べた部分は次のとおりだ。
普天間飛行場の移設問題については、日米合意を踏まえつつ、沖縄の負担軽減を図ることが、この内閣の基本的な姿勢です。沖縄の皆様の声に真摯(しんし)に耳を傾け、誠実に説明し理解を求めながら、普天間飛行場の移設実現に向けて全力で取り組みます。 |
沖縄からの再三の県外移設要求にもかかわらず、野田首相は辺野古移設を進めると言い放った。
このような状況の中で野田首相の来沖が取りざたされているが、沖縄県民に何を語るのだろうか。
「沖縄の皆様の声に真摯(しんし)に耳を傾け」とはどういうことなのか。
真摯に耳を傾けているのなら、沖縄の民意を直視し、普天間飛行場の県外移設を考えるべきである。
沖縄は、自壊へと向かう野田政権と運命を共にするわけにはいかない。