12月18日、沖縄防衛局により突然搬入された“普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価書の補正後の環境影響評価書”。

 12月16日の総選挙の結果に多くの県民が注目している間を突いての突然の搬入だった。(詳細は当HM記事辺野古移環境影響評価(アセスメント)の補正書、沖縄防衛局が突然搬入参照)

 同補正後の環境影響評価書及び同書(要約書)は沖縄防衛局HMに掲載されている。下記項目をクリックすると同HMへ。

普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価書の補正後の環境影響評価書

普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価書の補正後の環境影響評価書(要約書)

 同評価書の内容は膨大であるが、その内容について12月22日付琉球新報に補正部分要旨が掲載されたので、以下は同記事の内容を参考にした。

1.航空機騒音

 爆音のレベルであるが、他機よりも安静であるとの結果は出ていない。交代機であるCH-53より安静であるとの評価は出ていない。

1.エンジンテスト 2.ホバリング
  等価騒音レベル最小・最大値(db) 騒音レベル最小・最大値(db)   等価騒音レベル最小・最大値(db) 騒音レベル最小・最大値(db)
AH1(スーパーコブラ) 64.8〜79.1 72.2〜83.1 AHI 725.〜90.5 81.6〜95.4
CH53 72.5〜95.3 72.5〜99.7 CH53 84.3〜104.6 90.3〜107.6
オスプレイ 68.8〜98.7 72.4〜101 オスプレイ 77.5〜101.1 82.8〜107

 以上の状況で、環境保全措置については次のように記載されている。

・・滑走路をV字型にして運用を図ることから、周辺地域上空を基本的に回避する方向で対応しており、騒音による影響は、住宅地からの距離が離れることによる距離減衰が見込まれる。保全措置の効果を検証するため、・・環境監視調査を実施、対策を要する場合は専門家の助言を得て、米軍が環境保全措置を理解し運用するよう要請し、十分に調整する。

 沖縄にとって聞き飽きた、耳にタコができるくらいに聞かされてきた内容である。

 嘉手納・普天間両基地における騒音防止協定の形骸化、オスプレイ配備における日米合意の形骸化、差別規定そのものの日米地位協定の存在。

 上記環境保全措置が、基地建設が実行されれば何の意味もないことを沖縄は理解している。だからこそ、辺野古新基地建設を阻止しなければならないのである。

2.低周波音 

 心理的・生理的影響については次にように評価されている。以下は同記事からの抜粋である。

・・低周波音により10カ所の予測地点のうち安部地区でのみ、・・閾値を心理的影響で0.3〜4.1デシベル、生理的影響で2.4デシベル上回った。低周波音による影響の程度については個人差が大きく、未知の部分もあることから不確実性が伴う。

  予測調査地点のうち安部地区では影響が予想されること、さらに、「低周波音による影響・・については個人差が大きく、未知の部分もあることから不確実性が伴う」と指摘し、他の予測調査地点については影響が出ないとは言えないと結論付けている。

 建物のがたつきなどの物的影響については、さらに影響が深刻であるとの評価を下している。

・・AH1及びUH1について一部の予測地点でのみ閾値を0.3〜7.3デシベル上回った。オスプレイについては全ての予測地点で閾値を0.3〜13.3デシベル上回った。・・

 オスプレイによる影響の深刻さを示している。

 補正後の環境影響評価書の内容は多岐にわたっているのだが、上記内容だけでも辺野古新基地建設がもたらす影響は明らかである。

 総合評価において次のように記載している。

・・さらに準備書および評価書に対する知事意見などを勘案し、事業者の実行可能な範囲で最大限の環境保全措置を講じることにした結果、環境保全への配慮は適正であり、環境保全の基準または目標との整合性も図られていると判断した。・・

 事業者である国ができることを最大限にやるから大丈夫、というお墨付きを与えているのだが、これで環境保全が図られるとは到底言えない。ましてや、先の環境影響評価書への知事意見『「環境保全上重大な問題」があり「自然環境の保全を図ることは不可能」』(詳細は当HM記事仲井真知事の意見は「環境保全は不可能!!!」国の環境影響評価書を全否定参照)に対する回答とはなっていないと考えられる。

 今後は、国の埋立申請に対して、仲井真知事がどのような判断を下すかであるが、不許可以外にないと考えるのだが。

 またしても、米海兵隊員が酒に酔って民家に侵入する事件が発生した。米軍の基地外飲酒禁止や門限等の綱紀粛正策がいかに無力化を示した。 

那覇市 米兵住居侵入容疑で逮捕(QAB 動画)

沖縄 米兵とみられる男が住居侵入(NHK NEWSWEB 動画)〜アメリカ軍兵士に対する夜間の外出禁止の措置が続くなか、28日朝、那覇市でアメリカ軍の兵士とみられる男がビルの4階にある住宅のベランダに侵入したとして逮捕されました。・・〜

米兵また侵入容疑 外出・飲酒禁止違反か(沖縄タイムス)

米兵“飛来”禁止令どこ吹く風(同)

米兵、酔って住居侵入容疑で逮捕 また外出禁止違反(琉球新報)

 玄葉外相は、退任直前の12月26日の記者会見で、記者から前日の森本防相発言「軍事的には沖縄でなくても良いが、政治的に考えると、沖縄がつまり最適の地域である」について問われ、「大きな理由はやはり地政学的な理由だ」と述べた(当HM記事普天間基地の辺野古移設「軍事的には沖縄でなくても良い・・」の真意〜退任直前(12.25)の森本防相発言〜参照)。本来なら内閣不一致で大騒ぎになるところだが、両人ともすでに大臣の座を辞している。

 ここで重要なのは防衛、外務両省において沖縄の基地問題に関する基本的認識が異なっているという点だ。

 本土防衛を基本任務とする防衛省は、いわゆる地政学的(goo辞書検索:民族や国家の特質を、主として地理的空間や条件から説明しようとする学問)見地から沖縄に米軍基地が存在する必要性はないとする。日本国内において米軍基地を受入れる場所が存在しないという政治的理由から沖縄が一番落ち着きがいいとの見解だ。簡単に言えば今あるところに新基地建設を進める方が手っ取り早いということ。

 前日の森本防相の発言は、沖縄の基地問題の解決が遅れているのは政治の責任であることを指摘したものと言える。

 これに対して、玄葉外相の発言は、あくまでも政治の責任回避に終始した発言である。会見の中でパッケージ論を見直し「嘉手納以南の土地の返還」について尽力したと述べているが、同地の返還にあたり基地機能の統合のめどが立たなければ返還は困難との見解を表明したのも玄葉外相だ。

 防衛省と外務省の意見の対立が表面化した今、新政権が沖縄の基地問題解決に向けてどのように取り組むのか。

 いずれにしても、沖縄は、ひるむことなく、沖縄の民意を、沖縄の声を挙げ続けることが必要だ。

 以下は外務省HM外務大臣会見記録(要旨)平成24年12月26日(クリックで同HMへ)からの抜粋である。

米軍再編問題
【琉球新報 問山記者】昨日、森本大臣の会見で、「軍事的に沖縄でなくても良いが、政治的に考えると沖縄が最適な地域」という発言があり・・、地政学的な観点というよりも、政治的に受け入れる土壌が沖縄にあるということで普天間の移設先として決定したと・・発言があったのですが、・・どうお考えになっているかという1点と、地元の名護市や県知事、今回の衆院選で当選した当選者も全て県内移設に反対しています、・・現状から県内移設、辺野古移設は可能だというようにお考えでしょうか。それと、この任期中、先日補正された環境影響評価の評価書が県に提出されましたが、この普天間の移設問題が進展したというようにお考えでしょうか。3点お願いします。
【玄葉大臣】まとめてお答えいたします・・、私(大臣)は日米安保、そして、その負担というのは、全国で分かち合うべきであるというのが持論・・。ただ、今、沖縄に負担を担っていただいている、その大きな理由はやはり地政学的な理由だというように私(大臣)は思ってお願いをしているということです。ただ、抑止力を維持しながら、負担を軽減するということは可能だというように考えており・・、・・この間も嘉手納以南の土地の返還に熱心に取り組んできた・・。まとまるところまでだいたい来ているわけであります。
  先ほど申し上げたように、グアムへの海兵隊の移転も、普天間の問題が全く進まなければ移転はないというのがこれまでだったわけでありますけれども、それはそれで進めるということで、いわば負担の軽減を先にしていくということを行ったわけであります。私(大臣)は、これからその実はあがってくるのではないかというように思っています。
 ですから、そういう軽減の努力をどのような立場になっても引き続き行いながら我が国の安全保障の観点も見据えつつ、沖縄の皆さまの理解を得られるように、また別の立場になっても努力していきたい・・。

 森本防相は、退任直前の12月25日の記者会見で、記者から「普天間の辺野古移設は地政学的に沖縄に必要だから辺野古なのか、それとも本土や国外に受入れるところがないから辺野古なのか」との質問に対して、、「軍事的には沖縄でなくても良いが、政治的に考えると、沖縄がつまり最適の地域である」と答えた。

 これまで政府は、地政学的見地から沖縄が有利であると説明してきたが、これを根本から覆したことになる。海兵隊の沖縄駐留が日本及びアジアの安全保障の抑止力となるとの見解も完全に否定された。大臣就任以前には森本防相は沖縄の海兵隊は抑止力とはならないとの見解を示していたが、その主張を退任を前に披歴したことになる。

 要は、沖縄以外の日本において基地を受入れる場所がないから、仕方がないから沖縄に配置するのだということ。

 沖縄が撤廃を求めてきた「構造的差別」の存在を森本防相自身が明らかにした。

 この問題を解決するためには沖縄が沖縄の声を挙げ続けることが重要だ。そして、沖縄が主体となって問題解決にあたる以外に方途はない。 

 以下は防衛省HM大臣会見概要平成24年12月25日(クリックで同HMへ)からの抜粋である。

・・MAGTFというのはそもそも海兵隊が持っている機能のうち、地上の部隊、航空部隊、これを支援する支援部隊、その3つの機能をトータルで持っている海兵隊の空地の部隊、これをMAGTFと言っているのですが・・。・・地政学的に言うと、私は沖縄でなければならないという軍事的な目的は必ずしも当てはまらないという、例えば、日本の西半分のどこかに、その3つの機能を持っているMAGTFが完全に機能するような状態であれば、沖縄でなくても良いということだと。これは軍事的に言えばそうなると。では、政治的にそうなるのかというと、・・そのようなMAGTFの機能をすっぽりと日本で共用できるような、政治的な許容力、許容できる地域というのがどこかにあれば、いくつもあれば問題はないのですが、それがない・・。したがって3つの機能を一つの地域に、しかも、その持っている機能というのは、任務を果たすだけではなくて、必要な訓練を行う、同時にその機能を全て兼ね備えた状況として、政治的に許容できるところが沖縄にしかないので、だから簡単に言ってしまうと、「軍事的には沖縄でなくても良いが、政治的に考えると、沖縄がつまり最適の地域である」と、そういう結論になると思います。というのが私の考え方です.

 オスプレイ配備阻止等の県内市町村の取組が強化されています。

 県民の、米軍に対する敵意の鎖が、二重にも、三重にも基地を取り囲む闘いは、さらに拡大、加速しています。以下は県内市町村の抗議集会日程です。青色の大会をクリックすると既に開催された大会記事若しくは大会案内等にアクセスできます。

 他の市町村についても大会開催情報が入り次第順次掲載します。 

 沖縄県民のオスプレイの配備撤回、基地の整理縮小・撤去の闘いは続きます。

11月
       

1

オスプレイ配備に反対する宜野座村民大会

宜野座村民大会報道.pdf

2 3
4 5 6

オスプレイ配備の撤回、米兵による女性暴行事件に抗議する金武町民大会

7

オスプレイの配備撤回、米兵暴行事件抗議嘉手納町民大会

町民大会当日様子

8 9 10
11 12 13

14

米兵による住居侵入傷害事件に抗議する読谷村民大会(集会等の報道は以下へ)

15 16 17
18 19 20 21

22

オスプレイ配備の撤回と米兵の蛮行に抗議する浦添市民大会

 

23 24
25

26

オスプレイの配備撤回および米兵による暴行事件等に抗議するうるま市民大会

650人が抗議 オスプレイ、相次ぐ米兵事件(琉球新報)

「悲劇ストップ」基地撤去訴え うるまで大会(沖縄タイムス)

28 29 30  

「米兵は罪を償って」 読谷村民大会に900人(沖縄タイムス)

謝罪と補償要求 米兵中学生傷害で読谷村民大会(琉球新報)

米兵事件に抗議 読谷村で村民大会(NHK NEWSWEB 動画)〜・・石嶺傳實村長が「日本に復帰して40年たっても、沖縄はなんら植民地と変わらない。日本の安全と平和が沖縄の基地負担と被害の上に成り立ってはならない」と訴え・・た。〜

読谷村民大会 米兵事件に抗議(QAB 動画)

読谷村が抗議決議手渡し(NHK沖縄)〜・・防衛局を訪れた石嶺村長は、「夜間の外出禁止令が出されたばかりなのに、何の落ち度もない中学生を暴行するという蛮行はとうてい許されない」などとしたうえで、実効性のある再発防止策の公表や、日米地位協定の改定などを求め・・た。・・これに先だって石嶺村長などはアメリカ空軍嘉手納基地を訪ね、第18航空団のジェフリー・アルマン大佐にも抗議決議を直接、手渡しました。訪問を終えた石嶺村長は、「綱紀粛正が徹底されるのか疑問を持たざるを得ない。事件が繰り返される根底には日米地位協定の問題があり、その改定を強く求めたい」と話していました。〜

10月
  1 2

3

オスプレイ配備に反対する名護市民大会

4

オスプレイ配備に反対する八重瀬町民大会

5 6
7 8 9 10 11 12 13

14

オスプレイ配備に抗議し、撤去を求める与那原町民大会

15

16

オスプレイ配備に反対する大宜味村民大会

17

オスプレイ配備に反対する北中城村民大会(台風21号のため延期)

18 19 20
21

22

オスプレイ配備に反対する西原町民大会

23

24

オスプレイ配備撤回を求める中城村民大会

25

オスプレイ配備に反対する読谷村民大会

26 27
28

29

オスプレイ配備に反対する等北中城村民大会

30

オスプレイ配備に反対する今帰仁村民大会

オスプレイ配備撤回と暴行事件に抗議する北谷町民大会

北谷町,今帰仁村集会記事.(クリックで同記事へ)pdf

31

2米兵暴行事件抗議とオスプレイの配備撤去を求める沖縄市民大会

(集会等の報道は以下のとおり)

     

沖縄(市) 1500人の抗議大会開催へ(NHK NEWSWEB)〜・・沖縄市の東門市長は「『もういいかげんにしてくれ』という沖縄市民の声を、日米両政府にしっかりと発信していきたい」・・〜

中継 沖縄市で1500人規模抗議集会(QAB)

米兵女性暴行に抗議 沖縄市民大会に1300人(琉球新報 動画)

暴行・配備に1300人怒り 沖縄市民大会(沖縄タイムス)

 昨日12月23日に宜野湾市で実施された『オスプレイ配備撤回、米兵による凶悪事件糾弾!“愛と怒りのサウンドパレード”』に参加しました。正午から開催された事前集会には約3千人が結集し、オスプレイ撤去、普天間飛行場の即時閉鎖、米兵による凶悪事件糾弾、辺野古新基地建設反対、高江ヘリパッド建設反対、沖縄の基地撤去等々の怒りのシュプレヒコールを挙げました。

 名護・ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さんはあいさつの中で、これからの闘いで重要なのは仲井真知事の掲げる“普天間飛行場の県外移設”の公約を沖縄全体で支え、日本政府の圧力により変質させないことであると指摘しました。

 

 今衆院選でも沖縄選挙区のほとんどの候補者がオスプレイ配備反対、普天間飛行場の県外移設を唱え、辺野古新基地建設に反対しています。この沖縄の民意をより強固にすることが重要です。

 安次富代表はこの重要性を指摘しつつ、闘いの天王山は再来年2014年の名護市長選であり、稲嶺名護市長の再選を勝ち取ることが重要であると述べました。

 沖縄の闘いはこれからが重要です。

 午後1時からはサウンドパレードです。ギターや太鼓、フラダンス、ウチナー民謡、サンバ、レゲーの音に誘われて多くの宜野湾市民のみなさんが途中参加し、オスプレイ配備撤回、米兵による凶悪事件糾弾等々の沖縄の民意を世界に訴えました。

 午後3時からの総括集会には数え切れないほどの市民が結集し、大山ゲート前の広場を埋めました。

 9月9日の県民大会に引続き、沖縄の民意が世界に発信されました。

 12月18日、沖縄防衛局は、辺野古移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の補正書を県に提出した。午前の記者会見で森本防相は補正書については準備中であると述べ、県はもちろんマスコミも提出の情報を察知することができなかった。提出5分前に県に連絡して提出。極秘作戦だった。詳細は当HM記事“辺野古移環境影響評価(アセスメント)の補正書、沖縄防衛局が突然搬入”参照

 県への補正所提出を見届けた安部自民党総裁は、昨日12月21日、普天間飛行場移設について「辺野古移設の方向で地元理解を得る努力をしたい」と述べた。

安倍総裁、普天間「辺野古移設に努力」(日本経済新聞)〜自民党の安倍・・総裁は・・普天間基地移設問題について「基本的には名護市辺野古に移設していく方向で地元の理解を得るために努力したい」と述べ、自民党政権時代の日米合意に基づいて県内移設の実現を目指す考えを示した。 ・・「負担軽減と抑止力維持というなかで各地域にも(負担を)お願いをする」とも述べ、他地域への訓練移転などで沖縄県の負担軽減を進める考えも示した。・・

 しかし、自民党の石破幹事長は先の衆院選で沖縄県連候補者が普天間の県外移設を訴えて当選したことを踏まえ「県連と県とよく相談をしながら進めたい」と発言したと報道されている。以下は12月21日付沖縄タイムスからの抜粋である。

・・仲井真弘多知事と自民党県連の翁長政俊会長は20日、同党の石破茂幹事長と党本部で会談した。翁長会長によると、石破氏は「衆院選で県連の全候補者が普天間飛行場の県外移設を抱えて戦ってきた。今後、県連と県とよく相談をしながら進めたい」と述べたという。・・

 さらに石破氏は、普天間移設に関し「ゴールは県外」であるとも述べている。そのうえで辺野古移設を求めている。

自民・石破氏「ゴールは県外」 普天間移設問題で(産経ニュース)〜自民党の石破茂幹事長は・・普天間飛行場・・移設に関して「(沖縄の自民党候補が)県外と公約したわけで選挙が終わったから知らないとはいえない。最終ゴールはそこだ」と述べ、最終的には県外移設が望ましいとの認識を示した。 ただし、石破氏は「普天間はワースト」と述べ、危険性を考えれば当面の移設は必要と強調。「名護(市)だけが受け入れると言った歴史の重みはよく認識しなければならない」と述べ、同市辺野古への移設に理解を求めた。

 次期政権を担う自民党内においては辺野古移設を推進する意思を示したといえるが、現状を考えるときその実現は困難、不可能であることも党首脳が示した。

 この自民党本部の姿勢に対し、仲井真知事は「辺野古は事実上不可能だから県外移設を求めるという主張は変えない」と述べた。また、県連の照屋幹事長も「総裁は沖縄の実情がよく分からないのではないか。県連は、県外移設実現のため、県選出・出身国会議員と連携を取り、党本部に説明、協議をして再検討してもらう」と述べた。

普天間移設 安倍氏「辺野古に」 仲井真知事「県外変えない」(琉球新報)

 普天間飛行場移設に関する沖縄の民意は“県外移設”である。保革が一体となった沖縄の総意である。

 この事実を安部総裁は真正面から受け止めるべきである。

県関係議員、困惑や反発 安倍氏発言(沖縄タイムス)

オスプレイ配備撤回! 米兵による凶悪事件糾弾     12.21沖縄タイムス

    御万人大行動

 12月23日(日)に開催される“御万人大行動”参加しましょう。

 沖縄の民意をあらためて世界へ知らしめなければなりません。

                                      

12.23愛と怒りのサウンドパレード.jpg

 12月5日に沖縄防衛局が公表した「嘉手納飛行場及び普天間飛行場周辺の航空機騒音状況について(平成24年11月分騒音発生状況)(クリックで同HMへ)」によれば、11月の嘉手納町内の爆音の状況は、数日を除き国が定める航空機騒音環境基準値(W値)(クリックで環境省HMへ)、住居の用に供される地域の環境基準値、W値70をクリアしていることを示している。

 しかし、嘉手納町民にとって、11月の米軍機の爆音がW値70をクリアしている実感は、まったくない。連日の昼夜を問わない米軍機の爆音やエンジン調整音、ヘリのホバリング音等の状況からすれば当然である。

 さらに、公表された資料にはどうしても納得できない部分がある。嘉手納基地の東西地域のW値と嘉手納町内のW値との差が余りにも大きいのである。以下の図は同局公表のデータに手を加えて見やすくしたものである(クリックで拡大)。

 右図の④(嘉手納町内)と①(北谷町側滑走路端)②(沖縄市側滑走路端)②との距離は各々約2㎞である。ところがW値の差は、20〜30になっている。差が大きいのは、例えば14日は①88.9②101.2となっているが、④(嘉手納町内)は69.4とぎりぎりのところで基準値を達成している。ほんとだろうかと疑いたくなるのは、私だけではないだろう。

 もしかすると、防音工事等の爆音対策を加味した数値による調整でも行われているのだろうか。疑問である。 

 昨日18日、沖縄防衛局は、辺野古移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の補正書を県に提出した。

 同補正書の提出については、同日午前11時の記者会見で森本防相は、補正書の県への提出について、「作業中であり・・見通しはつきません」と回答していた。ところが、報道によれば同日午後3時半頃に沖縄防衛局職員により県に提出されたが、搬入の5分前に連絡があったという。

 記者会見では作業中、協議中との回答に終始しているが、結果として午後には提出に踏み切った。

 今衆院選での沖縄選出議員全員が辺野古移設反対を訴えて当選した。沖縄の民意を無視した今回の補正書提出は非難されるべきである。

 すでに政権交代が決まっており、あらたな施策の意思決定は新政権に委ねるべきである。

 昨年同様、沖縄の民意を無視し、突然やってきて評価書を搬入する行為は非難されなければならない。(昨年12月の夜襲搬入の状況 当HM記事はこちらをクリック)

12月18日(11時11分〜11時33分)の記者会見(防衛省HMより転載クリックで同HMへ)

Q:先週、普天間の辺野古移設に伴うアセスの有識者研究会の最終報告書をまとめました。今月中に作業が終わると聞いていますが、補正作業が終わる日にちと・・県に補正された評価書を送付する時期とか、・・スケジュールについて教えていただきたいと思います。

A:有識者研究会の報告を確かに受けました。これが補正の作業に大変重要な役割を果たすということはご承知のとおりであります。これをどのように活かして補正の作業を完了させるかということが我々の課題ですが、まだ作業中でありますので見通しはつきません。

Q:完成した場合、県の方に送付する作業というのは、取りかかる予定はありますか。

A:それは手続き上の問題だけではなくて、いろいろな判断がそこに入ると思いますので、別途の判断を仰ぐとともに、関係省庁といろいろな協議をしてから進めるべき問題だというふうに思います。

Q:「いろいろな判断が入ると思う」というのは、政治的な判断が必要というふうな意味だと受け取れますけれども、政権交代がされるにあたって、今の政権ではなく新政権でそれを判断されるべきだと思うのですけれどもいかがでしょうか。

A:作業がまだ終わっていませんので、作業の終わる時期が政権交代とどういう関係になるのか、今のところはまだ判断がつきません。我々も次の政権が何日にできるかというのを正式に聞いておりませんので、判断はつきかねるところです。

Q:現政権で作業が終わっていれば、今の政権のうちに出すことはありうるということでしょうか。

A:それはそのときに関係者で協議をすることになると思いますが、まだそこまで作業が終わったとの報告を受けておりません。

 衆院選沖縄選挙区においても、自民党候補の圧勝となった。前回衆院選では自民党候補が全滅となったが、今回は選挙区で3名(国場氏、西銘氏、比嘉氏)、比例で1名(宮崎氏)が当選した。野党候補は選挙区で1名(照屋氏)、比例で2名(赤嶺氏、玉城氏)が当選した。

 しかし、沖縄においては公約に大きな違いはない。特に基地問題については、全員がオスプレイ配備に反対しており、普天間飛行場の辺野古移設には反対の立場だ。自民党本部が辺野古移設推進を主張している中、自民党候補の全員が反対している。

 今回の選挙結果について、民主党への鉄槌であるとの評価がなされているが、沖縄では趣が異なる。基地反対の気運がさらに高まっている。

 「二度と苦渋の決断はしない」平成22年4月の読谷村での県民大会での翁長那覇市長の発言が沖縄の意思を明確に示している。

 日本全体が右傾化しているとの指摘もあるが、ここ沖縄は異なる。

 自らの生命と財産を守るために、その民意を再確認したのだ。

 以下は本日付沖縄タイムスからの抜粋である。

―自民4氏に聞く。党本部は・・辺野古移設を推進する立場で、県連とねじれる。埋め立て特措法の成立や強制代執行が行われた場合、どう対応するか。

西銘  選挙公約に辺野古の「辺」の字もないし、われわれは普天間の固定化や危険性の除去、県外移設を求める仲井真・・知事と同じ立場。すぐに(特措法という)恐ろしい事態になるとはみていない。政調会長、幹事長、総裁を含め徹底的に議論しないといけない。

国場 (国が)そこまで強行できるか疑問だ。これだけ地元(の名護市)も県も議会も県内41市町村議会も普天間の県外移設を求めているさなか、手続き論的に粛々と進められるのか。そうさせないよう党内議論にしっかり関与していく。

比嘉 特措法はそう簡単には出せない。県選出の自民党国会議員が(辺野古)反対の民意を全国に発信すべきだ。そのことで県外移設の可能性も出てくる。私は県外で通していきたい。

宮崎 自民党の政権公約には「辺野古推進」と書いていない。そこにメッセージ性がある。特措法うんぬんではなく、まずは、沖縄の基地負担軽減や普天間の危険性除去について1億3千万人が共感を持つようにしていくのが先だ。

 12.16の衆院選挙は自公の圧勝で幕を閉じた。各党の議席配分は以下のとおりだ(12.18付沖縄タイムス記事を参考)。

 自民・公明両党で325席を獲得し、衆議院議席総数480席の2/3である320議席を超え安定多数を得ることになった。これにより、以下の憲法上の議決が可能となる。

①法律案について、衆議院で可決し、参議院でこれと異なつた議決をしても衆議院で出席議員の2/3以上の多数で再び可決したときは、法律となる(憲法59条)  

②議員資格争訟や懲罰において議員の身分失わせる場合は出席議員の2/3以上の多数での議決が必要(憲法55、58条)  

③国会の秘密会の開催要件は出席議員の2/3以上の多数での議決(憲法57条)

④憲法改正の発議についても衆議院における要件は整ったことになる(憲法96条) 

今後の政治の動きを注視しなければならない。

    党 名 議席数

選挙前

議席数

与党 民主党 57 230
国民新党 1 2

野党

諸派

無所属

自公 自由民主党 294 119
公明党 31 21
第三極 未来の党 9 62
日本維新の会 54 11
みんなの党 18 8
その他 日本共産党 8 9
社民党 2 5
新党大地 1 3
新党日本 0 1
新党改革 0 0
諸派 0 0
無所属 5 8

許すなオスプレイ配備!!! 本HM記事にみるこれまでの経緯①

許すなオスプレイ配備!!! 本HM記事にみるこれまでの経緯②

2012年オスプレイ配備阻止 県内市町村抗議集会の日程等

2013年オスプレイ配備阻止 県内市町村抗議集会の日程等

2012:12:31 辺野古埋立は不可能〜環境影響評価(アセスメント)の補正書(18日提出)の内容から〜

2012:12:29 またしても米兵の蛮行 酔って民家に侵入。言語道断!!!

2012:12:28 普天間基地の辺野古移設「大きな理由はやはり地政学的な理由だ・・」の真意〜退任直前(12.26)の玄葉外相発言〜

2012:12:27 平成25・26年度 沖縄県内町村(中北部)別建設工事等入札参加資格審査申請情報(金武町・東村・本部町HM掲載)

普天間基地の辺野古移設「軍事的には沖縄でなくても良い・・」の真意〜退任直前(12.25)の森本防相発言〜

2012:12:26 平成25・26年度 沖縄県内町村(中北部)別建設工事等入札参加資格審査申請情報(東村・本部町HM掲載)

2012:12:24 オスプレイ配備撤回、米兵による凶悪事件糾弾!“愛と怒りのサウンドパレード”〜報道・動画〜

オスプレイ配備撤回、米兵による凶悪事件糾弾!“愛と怒りのサウンドパレード”に参加しました

2012:12:22 衆議院選後も、沖縄の民意は“普天間飛行場県外移設”である

2012:12:20 オスプレイ配備撤回等“12・23愛と怒りのサウンドパレード”に参加しましょう。

嘉手納町内(11月)の爆音状況は環境基準値内なの?(沖縄防衛局の嘉手納飛行場周辺騒音調査より)

平成25・26年度 沖縄県内町村(中北部)別建設工事等入札参加資格審査申請情報(本部町HM掲載)

2012:12:19 辺野古移環境影響評価(アセスメント)の補正書、沖縄防衛局が突然搬入

2012:12:18 沖縄の基地問題と12.16総選挙と〜沖縄の政治状況は異なる〜②

沖縄の基地問題と12.16総選挙と〜自公圧勝の選挙結果から〜①

全国上映日程 映画「ひまわり」〜沖縄は忘れない、あの日の空を〜

2012:12:15 沖縄の基地問題と12.16総選挙と〜まとめ〜(再追加)

          明日は衆院選の投票日。間違いのない一票を投じましょう。

オスプレイ配備撤回等野嵩ゲート金曜日集会に参加しました

2012:12:14  上映日程 映画「ひまわり」~宮森小ジェット機事故を風化させるな~

2012:12:13  衆院選沖縄選挙区 候補者公約と党本部公約のねじれについての釈明〜12.12付沖縄タイムス記事より〜

沖縄の民意を完全否定〜普天間「まず辺野古に移設」日本維新の会の橋下氏が明言〜

12月13日現在 衆議院選挙終盤情勢〜報道から〜

2012:12:12 沖縄の基地問題と12.16総選挙と〜まとめ〜(追加)

平成25・26年度 沖縄県内町村(中北部)別建設工事等入札参加資格審査申請情報 

2012:12:09 沖縄の基地問題と12.16総選挙と〜まとめ〜

沖縄の基地問題と12.16総選挙と⑧〜日本維新の会 琉球新報記事「沖縄施策を問う」から〜

2012:12:08 沖縄の基地問題と12.16総選挙⑦〜『政界引退 鳩山氏に聞く』11月30日付沖縄タイムス“金平茂紀のワジワジ通信24”より〜

沖縄の基地問題と12.16総選挙と⑥〜日本未来の党 琉球新報記事「沖縄施策を問う」から〜

沖縄の民意を直視できない政治家に沖縄を語る資格はない

2012:12:07 沖縄の基地問題と12.16総選挙と③〜民主党・自民党・公明党 琉球新報記事「沖縄施策を問う」から〜 

沖縄の基地問題と12.16総選挙と④〜共産党・みんなの党・社民党 琉球新報記事「沖縄施策を問う」から〜

沖縄の基地問題と12.16総選挙と⑤〜新党大地・国民新党 琉球新報記事「沖縄施策を問う」から〜

2012:12:06 衆議院選挙のことを、「総選挙」と呼ぶのはなぜですか。

12月6日現在 衆議院選挙情勢〜報道から〜

2012:12:05 沖縄の基地問題と12.16総選挙と④〜琉球新報記事「沖縄施策を問う」から〜

自民党石破幹事長 普天間飛行場返還問題「将来は県外移設」と明言〜投票にあたっては候補者・党の本質を見極めよう〜

12.16衆院選候補者のこれまでの発言等②〜一票を投じる際の参考に〜

2012:12:04 12.16衆院選候補者のこれまでの発言等〜一票を投じる際の参考に〜 

2012:12:03 (名護市)辺野古基地建設阻止と(東村)高江ヘリパッド建設阻止〜やんばる(沖縄の北部)の闘い〜

米兵の事件・事故を受けての綱紀粛正策『基地外飲酒禁止』その効果は?

2012:12:02 沖縄の基地問題と12.16総選挙と③〜琉球新報記事「沖縄施策を問う」から〜

対米訴訟提訴〜11.30那覇地裁沖縄支部へ提訴〜

 12.9現在 沖縄の基地問題と12.16総選挙と〜まとめ 再〜

 12月16日の投票に向けて当HM記事をまとめました。

 明日の衆議院選挙。沖縄の基地問題解決のために日本の政治を変える選挙にするために、間違いのない一票を投じたいと思います。

衆院選沖縄選挙区 候補者公約と党本部公約のねじれについての釈明〜12.12付沖縄タイムス記事より〜

沖縄の民意を完全否定〜普天間「まず辺野古に移設」日本維新の会の橋下氏が明言〜

12.16衆院選候補者のこれまでの発言等②〜一票を投じる際の参考に〜

12.16衆院選候補者のこれまでの発言等〜一票を投じる際の参考に〜

沖縄の基地問題と12.16総選挙①〜鳩山元首相の引退〜

沖縄の基地問題と12.16総選挙と①〜公表されている選挙公約から〜

沖縄の基地問題と12.16総選挙と②〜公表されている選挙公約から〜

沖縄の基地問題と12.16総選挙と③〜民主党・自民党・公明党 琉球新報記事「沖縄施策を問う」から〜

沖縄の基地問題と12.16総選挙と④〜共産党・みんなの党・社民党 琉球新報記事「沖縄施策を問う」から〜

沖縄の基地問題と12.16総選挙と⑤〜新党大地・国民新党 琉球新報記事「沖縄施策を問う」から〜

沖縄の基地問題と12.16総選挙と⑥〜日本未来の党 琉球新報記事「沖縄施策を問う」から〜

沖縄の基地問題と12.16総選挙⑦〜『政界引退 鳩山氏に聞く』11月30日付沖縄タイムス“金平茂紀のワジワジ通信24”より〜

沖縄の基地問題と12.16総選挙と⑧〜日本維新の会 琉球新報記事「沖縄施策を問う」から〜

 昨日12月14日、オスプレイ配備撤回等野嵩ゲート金曜日集会に参加しました。師走に加え衆院選挙直前の集会となりましたが、約200名が参加し抗議を声を挙げました。

 オスプレイ配備反対、普天間基地即時撤去、米兵による事件事故糾弾、米軍基地撤去、オスプレイ即時撤去等々、抗議のシュプレヒコールを挙げました。

 集会での連帯のあいさつでは、明日の衆院選挙情勢について、自民党の圧勝の予想が伝えられるが、沖縄の民意は米軍基地の即時撤去であり、声を挙げ続け民意の実現まで闘い抜くことが重要であることが確認されました。

 沖縄は沖縄の声を挙げ続けることが重要です。

12月13日現在選挙終盤情勢

自公、300議席うかがう 朝日新聞情勢調査(朝日新聞)〜衆院選中盤の情勢について、朝日新聞社は11、12の両日、全300小選挙区の有権者を対象に電話調査を実施し、全国の取材網の情報も加えて情勢を探った。(1)自民は好調を維持、単独過半数のラインを大きく超えて280議席以上をうかがう(2)公明も堅調で自公で300議席を上回る公算が大きい(3)民主は80議席を切る可能性がある(4)日本維新の会は40議席台は確保しそう、などがわかった。・・〜

衆院選終盤情勢 自民 単独過半数の勢い(東京新聞)〜・・自民党は小選挙区で約百二十議席を固め、およそ百議席も獲得が有力だ。保守地盤の強い地方だけでなく、都市部でも優位に立つ。しかし、比例代表は伸び悩み、前回の五十五議席並みの六十議席前後にとどまる見通し。公明党も堅調で、三十議席前後を獲得する見込み。自公両党で三百議席に達する可能性もある。民主党は小選挙区で確実にしたのが五十議席程度。二十五選挙区ほどで自民党などと競り合っている。比例代表も四十議席に届くか微妙な状況だ。日本未来の党は十議席程度を固めた。ほかに十選挙区程度で議席を争っている。 日本維新の会は五十議席に乗る可能性がある。地盤の大阪で優位に戦いを進めている。ほかの地域では比例は堅調だが、小選挙区で苦戦している。みんなの党も公示前の議席を上回る見通し。共産党や社民党は公示前勢力の維持が微妙な情勢。新党大地は地元の北海道で一議席を固めた。国民新党や新党日本、新党改革は議席獲得を目指す。〜

衆院選:自公になお勢い、民主劣勢続く…終盤情勢(毎日JP)〜自民党は前回調査(4、5両日実施)時からさらに勢いを増し、公明党と合わせて300議席を超える可能性が高い。民主党はなお低調で、公示前の230議席から60議席台まで後退しかねない。第三極勢力で躍進を期す日本維新の会は50議席弱で前回調査から伸び悩んでいる。〜

自公で300議席超す勢い、民主80議席割れも(産経ニュース)〜・・自民党は選挙区(300議席)のうち200議席前後を固め、優勢の選挙区を含めると220議席は超える見通し。比例代表(180議席)でも60議席以上を固め、衆院の全常任委員会で委員長ポストを独占する絶対安定多数(269議席)をクリアできそうだ。公明党は前回全敗した選挙区で少なくとも8議席を確保。比例を含め30議席に迫る勢い。自公両党で衆院の3分の2となる320議席を上回る可能性もある。 民主党は前回の308議席から激減し、平成10年の結党以来、最低だった17年の113議席も下回って初めて衆院選で100議席割れする公算が大きい。国政選は初挑戦となる日本維新の会は50議席に届くかどうかの戦い。選挙区では大阪で7議席でリード。比例は35議席前後の見通しで、30議席超の民主党を上回ることも想定される。 みんなの党と日本未来の党はそれぞれ10議席超にとどまる見通し。維新、みんな、未来の3党あわせても100議席には達しない情勢だ。共産党は比例のみの9議席程度とみられる。・・〜

衆院選 自民党、単独過半数を大きく上回る勢い FNN世論調査(FNN 動画)〜・・自民党(公示前118議席)は、前回2009年の衆議院選挙で惨敗した首都圏など、都市部を含めて全国的に復調していて、小選挙区と比例代表をあわせると、過半数を大きく上回る勢いとなっている。自民党と連携する公明党(公示前21議席)も堅調で、自民・公明両党で、あわせて300議席を超える可能性もある。一方、民主党は厳しい戦いで、公示前の230議席から激減し、100議席を割り込む情勢。第3極の日本維新の会(公示前11議席)は、比例代表で民主党と肩を並べ、小選挙区とあわせて50議席前後を獲得する公算となっている。また、みんなの党(公示前8議席)は、10議席台半ばと伸び悩み、日本未来の党は10議席台と、公示前の62議席から大きく減らすとみられる。このほか、共産党(公示前9議席)は、公示前の議席を確保できるか微妙で、社民党(公示前5議席)と新党大地(公示前3議席)は、それぞれ現状維持が厳しい見通し。国民新党(公示前2議席)と新党改革(公示前0議席)は、議席獲得が微妙な情勢となっている。〜

 今週日曜日(16日)に投開票が迫る衆議院選挙。沖縄選挙区では候補者公約と党本部公約とのねじれ現象が発生している。昨日12日付沖縄タイムスに候補者アンケートが掲載された。以下は同記事からの抜粋である(クリックで拡大)。

 どの候補者も自らの政治信条と党本部との方針の狭間で揺れ動いている様が見える。

 本当に沖縄の声を代弁しているのは誰か。見極めたうえで一票を投じたいと思う。 

 衆議院選挙公示後、初めて沖縄入りした日本維新の会の橋下代表代行は、11日那覇市内で演説し、普天間飛行場の辺野古移設を推進すると述べた。かつて、橋本氏は沖縄の基地負担は日本全体で負担すべきであるとして、関西空港への普天間基地移設の可能性について言及したことがあったが、民主党に違(たが)わぬ見事な変質ぶりだ。以下は12月12日付沖縄タイムス記事からの抜粋。

普天間「まず辺野古に移設」 橋下氏、推進する考え

 日本維新の会の橋下徹代表代行は11日、米軍普天間飛行場の移設問題について「まずは辺野古に1回移設させてもらって、その後に、もう一度、沖縄の負担軽減のロードマップを考えさせてもらいたい」と述べ、党として辺野古移設を推進する考えを表明した。・・

 橋下氏は「(基地が)自分のところに来ていいというところは、今のところ本州にはない」と述べた上で「とことん議論して勉強してきたが、残念ながら維新の会としてここに移すべきだという案を持っていない」と、普天間の県外・国外を求めない姿勢を示した。・・

 ・・橋下氏は辺野古移設に反対する候補者がいることに「党の意見として反対を唱えるのであれば偽りになる。日本維新の会から出て行ってもらわないといけない」と述べた。

 橋下氏の言う、辺野古移設を1回行えば、沖縄の基地機能強化、沖縄の要塞化は確定する。それを阻止するために沖縄県民は立ち上がり、力の限り声を挙げ続けているのだ。そのことに気づかない政治家に沖縄の行く末を委ねるわけにはいかない。

 かつて、辺野古移設案について、稲嶺氏は「15年の使用期限」を持ち出して大田氏を破り知事に当選した。しかし、その後「15年の使用期限」問題は闇の中に葬られた。橋下氏の言う「まずは辺野古に1回移設」させればそれで終わりだ、ということは沖縄県民すべてがお見通しだ。

 日本維新の会の本音が明らかになった今、選挙民は間違いのない選択をしなければならない。

橋下氏「辺野古移設後に負担軽減」 結党後初の沖縄訪問(朝日新聞)

 琉球新報に掲載されている「沖縄施策を問う」12衆議院選 各党本部の見解。沖縄の基地問題は今衆議院選挙の主要争点たるべきだ。個人候補者の主張は微妙な部分で異なるが、この記事では党本部方針が明確に示されている。以下は同記事からの抜粋である。

 衆院選の投票に際しては、沖縄の基地問題に関心を持ち、沖縄の民意を体現した政策を掲げ、その実現に向けて働く候補者・党であるか、そして当選後に変質しないか否かを見極めたい。

  普天間飛行場移設 オスプレイ配備 日米地位協定改定
日本維新の会

鳩山・・元首相の発言から問題が迷走し、米国とも沖縄とも信頼関係が揺らいだ。・・2006年ロードマップが原点だと思うが、そこにいったん戻った上で、現地と話し合って新たなロードマップを作り始める必要がある」

(―「いったん辺野古に移し、その後速やかに県外、国外を目指す」との方針も示すが。)

「米海兵隊は日本にとって抑止力であり、移設受け入れ先を見つけるために何十年という長期で努力していく必要がある」

安全性に関して徹底的にチェックした上で受け入れたことになっており、容認せざるを得ないが、事故などがあれば直ちにやめさせる。・・

ドイツなどとの協定に比べると接受国にかなり配慮されていると思うが、事件が頻発し、住民感情も悪化しているのであれば、新たなロードマップに地位協定も含めるべきだ

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