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 2018年8月30日午前9時52分嘉手納米軍基地。嘉手納町住民地域上空で、爆音と排気ガスを撒き散らし、急上昇旋回の違反飛行を繰り返す米軍戦闘機。

  危険極まりない、生活環境破壊、人権侵害だ!米軍は沖縄から出て行け!

 2018年8月28日午後10時25分80.5dB嘉手納米軍基地。深夜の凄まじい異常爆音がまき散らされる。

 睡眠妨害、生活環境破壊、人権侵害だ!米軍は沖縄から出て行け!

 2018年8月28日午後7時35、36、39分嘉手納米軍基地。沖縄市役所と住民の住宅の真上を、爆音と排気ガスをまき散らして通過し、違反飛行を繰り返す米軍機。

 危険極まりない、生活環境破壊、人権侵害だ! 米軍は沖縄から出て行け!

 9月30日の沖縄県知事選挙には、故翁長知事の公約でもある「辺野古新基地建設阻止」を掲げる玉城デニー氏と、政府自民党の推す佐喜眞氏が立候補を表明している。

 手始めに佐喜眞氏の報道で明らかになっている公約をまとめてみた。(以下8.25付琉球新報より)

①辺野古新基地建設の是非については明示せず

 「普天間飛行場をどうやって返還するのか。どういう手法があるかというよりも、誰が、どういう形で返還を実現できるのかを県民に問いたい」

②辺野古埋立承認の撤回については

 「しっかり精査し、瑕疵、法令的に問題があれば撤回もあり得る」

 佐喜眞氏が、①のような発言をしても同氏は政府自民党推薦候補であり、佐喜眞氏が辺野古新基地建設推進であることは明白だ。

 さらに、②のような発言をしても仲井真前知事の埋立承認を撤回することはない。「(撤回も)あり得る」という文言は「(撤回は)あり得ない」と同義語だ。

 今回の知事選においても、政府自民党候補の佐喜眞氏は、辺野古の「へ」の字も言わない選挙戦略でくることは間違いない。名護市長選挙と同じだ。

 有権者は騙されてはならないのだ。

 平成19年に石垣で勤務していた当時のアンガマの風景。  

 ご先祖様がグソー(あの世)から帰ってくる旧盆の夜。石垣の集落に現れるのがアンガマである。

   ウシュメーとウシュマイ続いて多数のお供が市内に現れる。お呼ばれしたお宅でアンガマの儀式が行われる。

 冒頭のウシュメーとウシュマイの御願い(ウグワァン)が終わると、お供による踊りが始まる。見事な琉球舞踊から滑稽踊りまで、見事なサンシンの音色に載せて披露される。

  その後がクライマックス、ウシュメーとウシュマイによる問答が始まる。見物に訪れた人々から出される珍問に、ウシュメーとウシュマイが見事に応えていく。 

   ウシュメーとウシュマイ、そしてお供に扮するのは地域の青年会。夜道の水先案内も道路の交通整理も、彼が独自に行う。地域の伝統は、それを受け続く彼らによって支えら、そして今も付け継がれているようだ。

 2018年8月20日、21日嘉手納米軍基地。連日、嘉手納町住民地域上空で違反飛行を繰り返す米軍米軍ヘリ。

 危険極まりない!生活環境破壊、人権侵害だ!米軍は沖縄から出て行け!

 2018年8月16日午後9時嘉手納米軍基地。撒き散らされる異常爆音と排気ガス、住民地域上空で違反飛行を繰り替す米軍ヘリ・米軍機。

 危険極まりない、生活環境破壊、正に人権侵害だ!米軍は沖縄から、とっと出て行け!

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 2018年8月17日午前11時 翁長知事追悼、土砂投入阻止、沖縄の民意圧殺を許すな!!!辺野古新基地建設阻止、ゲート前抗議行動に参加しました。(島ぐるみ会議かでな・爆音嘉手納支部)

 辺野古ゲート前には、土砂投入阻止のために400人の市民、県民が参加しました。

 報道によれば、菅官房長官が土砂投入について「気象状況などを踏まえる必要があり、現時点において躯体的に決まっていない」と発言したとされている。当初予定されていた17日の土砂投入は阻止された。

 今後は、必要なのは、まず、県による埋立承認撤回である。そして、9月30日投開票の知事選に勝利することだ。

 集会では、県民一丸となって、知事選勝利、そして新基地建設阻止に向けて闘いぬくことを決意した。

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 2018年8月14日午後6時57分嘉手納米軍基地。オスプレイが嘉手納町住民地域上空で違反飛行を繰り返す。

 危険極まりない。生活環境破壊、人権侵害だ!米軍は沖縄から出て行け!

縮小)2018年8月15日午後6時57分嘉手納米軍基地。オスプレイIMG_4585IMG_4583.jpg

 2018年8月14日午後11時56分75.1dB、15日午前0時66.0dB嘉手納米軍基地。深夜の凄まじい異常爆音が撒き散らされる。

 睡眠妨害、生活環境破壊、人権侵害だ!米軍は沖縄から出て行け!

 国は翁長知事の逝去を受けて、知事選への影響を最小限度に抑えようとしている。

 その方策は、埋立土砂投入の延期を条件に撤回を知事選後に延期させようというもの。この間の動きについては次のように報道されている。

「政府が沖縄県に対し、・・・承認撤回について、延期するよう要請していたことが分かった。・・・翁長知事の死去で前倒しされる知事選への影響を懸念する国が土砂投入を先送りする可能性も生じており、・・・(8月14日琉球新報)」

「・・・政府が17日に予定している埋め立て土砂投入を9月30日の知事選以降まで延期することを検討していることが13日分かった。国は県側に意向を伝えており、県は対応を検討している。国は・・・「喪に服す期間」への配慮としているが、知事選への影響を考慮したものとみられる。・・・(8月14日付沖縄タイムス)」

 翁長知事への弔意を示すふりをして、国は、沖縄を、また騙そうとしているのは明白だ。

 国の最大関心事は知事の奪還。それ以外に目標はない。

 ならば、県は直ちに、承認を撤回すべきだ。これを受けて、国が土砂投入を見送れば、撤回の成果となる。翁長知事が命を懸けた辺野古新基地阻止が、ひとつ前進することになる。

 国が逆上し、撤回を無視して土砂投入を強行すれば、さらに県民の怒りを買うことになる。

 国が、知事選を有利にするためには、いずれにしても、国は土砂投入を強行できない。天候不順を理由に延期するはずだ。

 県民は直ちに撤回することを、強く、望んでいる。

 翁長知事の意志を実現するためにも、県は直ちに承認を撤回すべきだ。

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 翁長知事追悼!!!2018年8月14日 新基地建設反対,オスプレイ配備反対、基地強化を許さない!辺野古新基地阻止等スタティンデイング行動(島ぐるみ会議嘉手納)に参加しました。

 急逝した翁長知事への追悼の意を表し、昨日の告別式に参列しましたが、あらためて翁長知事の残した様々な業績を知ることができました。

 翁長知事の意志を承継し、あらたな辺野古新基地阻止に向けた闘いの構築を掲げた、島ぐるみ会議嘉手納のスタンディング行動に参加しました。

 沖縄は決して負けることはありません。

 辺野古新基地阻止に向けて、あらためてオール沖縄の結集を呼びかけます。

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 2018年8月14日午前7時82.4dB嘉手納米軍基地。早朝から.凄まじい異常爆音を撒き散らし、次々離陸する米軍戦闘機、米軍機。

 生活環境破壊、人権侵害だ!米軍は沖縄から出て行け!

 2018年8月13日午後9時10分嘉手納米軍基地。嘉手納町住民地域上空で違反飛行を繰り返す米軍ヘリ2機。

 危険極まりない。生活環境破壊、人権侵害だ!米軍は沖縄から出て行け!

 8月27日に翁長知事が承認撤回を表明し、沖縄防衛局の聴聞延期申請等事態は予断を許さない状況にあったが、8月8日の翁長知事の急逝により、事態は一気に加速した。以下は今回の経緯である。

7月27日:翁長知事が埋立承認撤回を表明

  (07/27)(2018年7月27日付琉球新報HMより)翁長雄志沖縄県知事の承認撤回表明記者会見の全文(記者との質疑応答含む)

7月31日:聴聞期日を8月9日と指定し、沖縄防衛局へ通知

  (08/01)翁長知事の埋立承認撤回。その聴聞手続きは8月9日午後2時に実施。いよいよ沖縄の民意が動き出す!!!

8月3日:沖縄防衛局が聴聞期日を9月3日以降に延期するように申請

8月6日:沖縄県は聴聞延期を認めないことを決定し、同日沖縄防衛局へ通知

  (08/05)翁長知事は、沖縄防衛局のつまらん時間稼ぎに応じてはならない!沖縄防衛局の埋立承認撤回の聴聞手続延期申請。

8月8日:翁長知事急逝

8月9日:聴聞実施、終結。

8月11日:”土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会”にて謝花副知事が承認撤回を明言

  (08/11)「土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」に参加しました

(2014/05/02)翁長那覇市長「沖縄の保守が突きつける」「甘えているのは沖縄ですか。それとも本土ですか」(朝日新聞デジタル2014年1月11日より)  

沖縄の中が割れたら、またあんた方が笑うからさ。沖縄は、自ら招いたのでもない米軍基地を挟んで『平和だ』『経済だ』と憎しみあってきた。基地が厳然とあるんだから基地経済をすぐに見直すわけにはいかない、生きていくのが大事じゃないかというのが戦後沖縄の保守の論理。一方で革新側は、何を言っているんだ、命をカネで売るのかと」

「・・・本土の人はそういう対立を上から見て笑っている。だから、ぼくが思い切って真ん中にいくことで問題を解決したい」 

(2015/06/01)辺野古強行は日米同盟を砂上の楼閣にする〜5月30日付琉球新報「知事に聞く」より〜

矛先は嘉手納にも

−辺野古移設阻止に向けた戦略は。「埋め立て承認に関する有識者委員会から承認取り消しが提言されれば取り消すことになる。阻止に向けた知事の権限は10ほどある。私たちが同意しないとできない。国は裁判に訴えて、結論が出るまでは工事をやるかもしれないが、沖縄の自治の気概は本土の人と全然違う。抵抗する様子が映像として世界に送られたら日米同盟など持たない。沖縄の自治権は与えられたものではない。復帰後も含めて勝ち取ってきたものだ。この点を見くびると日米同盟は砂上の楼閣になる。

(2015/05/22)辺野古に基地は造らせない〜5月20日翁長知事、日本記者クラブ・外国特派員協会(東京)で記者会見〜

 15年間使用期限は、時の大田知事と稲嶺氏の知事選挙における、辺野古新基地建設を巡る稲嶺氏の公約だった。結果は、15年使用期限を公約に掲げた稲嶺氏が当選した。

 翁長知事は、「15年間使用期限の軍民共用空港・・を小泉純一郎首相がつぶし、・・(いま)・・自民も民主もオールジャパンで沖縄に基地を置いている」と指摘し、「子や孫に基地を引き継いでいいのか。沖縄に生まれた保守の政治家は子どもたちを守るために頑張るべきだ」それゆえ、辺野古反対へと変わった、と理由を述べた。

(2015/05/18)翁長知事あいさつ全文 3万5千人結集“戦後70年止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会”

 ・・・安倍総理は、日本を取り戻すと言っておられるが、私からすると、この日本を取り戻す中に、沖縄が入っているのかと強く申し上げたい。戦後レジームからの脱却とよく言っておられるが、沖縄に関しては戦後レジームの死守をしている。私はこう思っている。

  ・・・沖縄から見ると、日本が独立をし、沖縄が切り離されたサンフランシスコ講和条約の祝賀式典で万歳三唱をする姿を見ると、また同じ歴史が繰り返されることはないだろうかと、あるいはまた、ミサイル数発で沖縄が沈むことはないだろうかと、将来の子や孫が、また捨て石として犠牲にならないか、沖縄に責任を持つべき責任世代として、しっかりと見極めていかなければならない。

  ・・・何回も確認する。沖縄は自ら基地を提供したことは一度もない。

  普天間飛行場もそれ以外の基地も戦後、県民が収容所に収容されている間に接収をされ、また、居住場所をはじめ、銃剣とブルドーザーで強制接収をされ、基地建設がなされた。自ら土地を奪っておきながら、普天間飛行場が老朽化したから、世界一危険だから、辺野古が唯一の解決策だ。沖縄が負担しろ、嫌なら沖縄が代替案を出せ、こういうふうに言っているが、こんなことが、許されるだろうか。

  私はこのことを日本の政治の堕落だと言っている。・・・

  一方、2プラス2の発表には、世界一危険だと指摘されている、普天間飛行場の5年以内停止が明示されていない。普天間飛行場の5年以内の運用停止について、前知事は県民に対し、一国の総理および官房長官を含め、しっかりと言っている、それが最高の担保であると説明をしていた。

  ・・・私は安倍総理にうかがった。ラムズフェルド元国防長官が13年前、普天間基地は世界一危険な基地だと発言し、菅官房長官もそのことを再三再四言う中で、辺野古が唯一の解決策だと言っている。辺野古基地ができない場合、本当に世界一危険な普天間基地は固定されるのでしょうか。こう総理に聞いたら返事がなかった。

  ・・・中谷防衛大臣は、中国の脅威を説明し、数字を挙げ、新辺野古基地が唯一の解決策だと話をしていた。また、いかに現在が危機的な状況であるか、自衛隊の増強が必要で、沖縄がいかに安全保障にとって重要か、とくとくと説明をしていた。

  しかし、考えてみると、とんでもないことだ。冷戦構造時代、あの時も大変だった。今も危機があると言っているが、あの積極的平和主義の中で、私たちは今、積極的平和主義の名の下に中東まで視野に入れながらこれから日米同盟が動くことを考えると、沖縄はいつまでこの世界の情勢に自らを投げ捨てなければいけないのか。私はこれについてしっかりと対処していきたいと思っている。

  そして、安倍総理が二つ、私に前に進んでいることを話していた。一つは嘉手納以南の着実な進展。それからもう一つはオスプレイは全国に配備してありますよ。もう少しずつ良くなっていますよと話があった。

  こういう話を聞くと、本土の方々は「なかなかやるじゃないか」と、「少し前に進んだんだな」と思っていると思う。しかし私は総理に申し上げた。総理がおっしゃるように普天間基地が新辺野古基地に移り、そして嘉手納以南が返ってきた場合、一体全体、何%基地が減るのか。これは73・8%が73・1%に、たったの0・7%しか減らない。

  何でかというと、全部県内移設だからだ。外に持って行く話ではまったくない。これが本土の方々には分かっていない。「嘉手納以南をみんな返すぞ」ということで分かっていない。

  それからオスプレイはあの森本元防衛相がこう述べていた。5年前、著書の中で平成24年に12機、平成25年に12機(が配備される)。著書の中で「沖縄にオスプレイが配置されるだろう」と。見事に的中している。

  そしてその中に何が書いてあったかというと、新辺野古基地はオスプレイを100機以上持ってくるために設計はされている。これから全てオスプレイは向こうに置かれるんだということがあの森本さんの著書の中に書いてある。

  ですから今、本土で飛んでいるオスプレイも一定程度が過ぎたら、みんな沖縄に戻ってくる。これが私は日本の政治の堕落だということを申し上げている。

  どうか、日本の国が独立は神話だと言われないように安倍総理、頑張ってください。

(2015/04/06)辺野古の新基地は絶対に建設することができない〜翁長知事の冒頭あいさつ全文 翁長知事・菅官房長官会談〜

・・・あの9・11の(米国)ニューヨークのテロでビルに飛行機がぶつかったときに、大変なことが起きたなと思ったら、1週間後には、沖縄に観光客が4割来なくなった。そして4割来ないということは大変な出来事で、あのときの沖縄の苦しみというのは大変だった。
 そして尖閣も日本固有の領土だし、守ることは結構だ。しかし、あの尖閣で何か小競り合いが起きると、石垣島に来ている100万人の観光客がすぐ10万人くらいに減るという危険性も十二分に持っている。そういう視点からも、沖縄は平和の中にあって初めて、沖縄のソフトパワー、自然、歴史、伝統、文化、万国津梁の精神、世界の懸け橋になる、日本のフロントランナーとなる。経済的にもどんどん伸びていき、平和の緩衝地帯として他の国々と摩擦が起きないような努力の中に沖縄を置くべきだと思う。米軍基地があると、お互いの国とも近くて、最近はミサイルが発達しているので1、2発で沖縄が危なくなる。
 こういったことを考え合わせると、米軍もアメリカももうちょっと遠いところに行きたがっているんじゃないか。日本の方がかえってそれを止めて「抑止力」という形でやっているのではないかという疑問がある。

(2015/12/06)代執行訴訟第1回口頭弁論 翁長知事陳述全文(12月2日付朝日新聞HMより転載)

(2015/12/16)代執行訴訟 翁長雄志沖縄県知事陳述書全文(12月2日付琉球新報HMより転載)

・・・この裁判で問われているのは、単に公有水面埋立法に基づく承認取り消しの是非だけではありません。
 戦後70年を経たにもかかわらず、国土面積のわずか0.6%しかない沖縄県に、73.8%もの米軍専用施設を集中させ続け、今また22世紀まで利用可能な基地建設が強行されようとしております。
 日本には、本当に地方自治や民主主義は存在するのでしょうか。沖縄県にのみ負担を強いる今の日米安保体制は正常といえるのでしょうか。国民のみなさますべてに問いかけたいと思います。
 沖縄、そして日本の未来を切りひらく判断をお願い致します。

(216/04/29)4月22日 翁長知事の国地方係争処理委員会での意見陳述〜沖縄の民意だ〜

 沖縄県民は、‥基地の不条理を身に染みて理解しています。戦後70年以上にわたり、重い基地負担を負わされ続けてきた沖縄県に、新たな基地を造る必要性が本当にあるのでしょうか。
 沖縄県を代表する沖縄県知事の判断は何よりも尊重されなければなりません。
 仮に、日米両政府が「辺野古が唯一」との固定観念のもと、奇跡の海とも言える辺野古・大浦湾海域の埋立てを強行するならば、人類共通の財産を地球上から消失させた壮大な愚行として、後世の人々に語り継がれることになりはしないかと、私は危惧しております。

 昨日の「土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」に寄せた元環境監視等委員会副委員長の東清二琉球大学名誉教授のメッセージは、同委員会のでたらめな状況の告発だった。以下は本日8月12日付琉球新報に掲載された全文だ。

 辺野古埋立工事の杜撰な状況が、ここでも明らかになった。

 沖縄防衛局が新基地建設の環境保全策を議論するために設置した環境監視等委員会の副委員長委員だった東清二琉球大学名誉教授が「辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」に送ったメッセージは次の通り。

「8・11県民大会に寄せて」
 私は2014年4月から、沖縄防衛局が設置した環境監視等委員会の副委員長を務めていましたが、今年4月に正式に辞職が認められました。
 最初は環境監視等委員会で、ちゃんとした監視ができると期待していました。それで、埋め立て区域も含めてウミガメの産卵場所、ジュゴンの食草であるアマもなど海藻の分布と密度、ジュゴンが何頭いるのか、どれくらいの頻度で来ているのか、などの調査を依頼したのですが、全然返事が来ない。何も調べていないのです。
 委員会での発言の確認も第1回目の後はありました。しかし、その後は議事録ができてくる度に全然違う。発言をしても、こちらの要求までは書いていない。委員会で藻場の問題も話しましたが、それは議事録には載らない。防衛省は自分たちの都合の悪いことは議事録に載せないのです。委員の意見を聞いて、それを守るのが防衛省のはずなのに、自分らに都合の悪いことは一切書かないで、都合のいいことだけ書いて、それを守っていくだけなのです。そんな委員は意味がありません。
 県外からの委員には、沖縄のことはわからないんです。沖縄に来て初めてサンゴを見た人もいたんじゃないでしょうか。
 とにかく、委員会で何を言っても響かない。開発一点張りで、サンゴのことだけは答えるが、それ以外のことはまともに答えない。海草藻場のことなどは見ないことにしよう、聞かないことにしようと。工事ありきで、他の意見は聞かないという態度です。環境監視と言いながら、工事を進捗させるため、何らかの了解を得るための委員会だと防衛省は思っているようでした。工事を進捗させることに関係ないことには耳を貸さないという態度ですね。それじゃあ何の意味もない、何のための委員会かということで、私は2015年3月に辞めると事務局に伝えました。沖縄防衛局からはこの件で取材があれば、事務局に聞いてくれと答えなさいと言われました。
 辺野古、大浦湾の環境は優れています。特に藻場はすごい。あんなに広い藻場は他にないです。それを埋め立てるのは自然破壊そのものです。沖縄本島の山を崩して埋め土を持って来るのも、自然破壊です。辺野古、大浦湾の埋め立ては、やめさせることです。中止すべきです。沖縄にはもう、これ以上、軍用基地はいらないです。
 慰霊の日の翁長知事の発言には本当に感激しました。私は、翁長知事の埋め立て承認の撤回を支持します。
                                                                     東清二
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 今日8月11日、「土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」に、嘉手納町民会議、嘉手納町職労、嘉手納爆音嘉手納支部のメンバー約100名で参加しました。

 午前9時30分に嘉手納町役場駐車場を出発した2台の大型バスは超満員。辺野古新基地建設を許さない町民の民意をあらためて確認することができました。

 11時から始まった県民大会には、7万人が参加。時折激しい雨が打ちつける中、奥武山陸上競技場は、辺野古新基地建設断念を求める、市民県民で埋め尽くされました。

 登壇した謝花副知事は、急逝した翁長知事の意志を受け継ぎ、前知事の埋立承認の撤回を明言しました。

 8月9日の聴聞報告書を受けて、撤回に踏み切ることになります。

 今後は、沖縄防衛局の土砂投入阻止に向けた闘いが必要になります。

 辺野古新基地建設阻止!!!翁長知事の遺訓の実現に向けて、沖縄の底力を見せつけなければなりません。

 沖縄は、諦めることなく、沖縄の声を挙げ続ける!!!

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 2018年7月17日午後3時、原告団嘉手納支部は、沖縄防衛局に対し、F15戦闘機の墜落事故、爆音激化、嘉手納基地の機能強化に抗議し、外来機の撤去を求める、抗議要請を行った。

 今回の抗議要請で、沖縄防衛局とのやり取りは、以下のとおり。

 沖縄防衛局は嘉手納支部の抗議要請に対して「米軍機の訓練等の運用については、安全確保が大前提」「住民地域上空で飛行は基本的に認めない」と発言した。さらに「安全確保というのはパイロットの安全を言っているのか?基地周辺住民の安全も考慮しているのか?」との質問に対しては「パイロットの安全が引いては住民の安全つながる」と回答した。

 米軍機やパイロットの安全確保が第1であり、それが基地周辺住民の安全につながると発言。連日爆音被害、墜落の危険・恐怖にさらされている住民への配慮など眼中にはないのだ。「安全確保」に住民の安全は含まれないのだ。

 「安全確保が大前提」というが、その根拠は何か?との質問には「その根拠は騒音防止規制措置」だと答えた。

 辺野古埋立に係る違法確認訴訟で福岡高裁那覇支部は「・・航空機騒音規制措置は、全て「できる限り」とか「運用上必要な場合を除き」などの限定が付されており、そもそもこれが遵守されていないとの確認は困難であるから、被告の主張は前提を欠いている。しかも、規制措置の内容を見てもそれによって普天間飛行場による騒音被害や危険性が軽減できる程度は小さく、・・」と指摘し、規制措置そのものの有効性を否定している。こちらが指摘しても、これが根拠だと言い張った。

 今日のような、米軍への抗議要請については米軍へ伝えているのかとの質問に対しては、「嘉手納町民からの爆音・エンジン調整などについての苦情は、一日分をまとめて連絡調整室から、第18航空団のしかるべき窓口へ申入れている。」と回答。「司令官まで伝わっているのか?」との質問には「把握していない。要望があればそのようにメッセージを入れて伝える」と回答。

 第1航空団への申し入れについて、何時、どこで、誰に伝えたのか。その結果はどうなったのかについて教えてくれとの、質問には、できないとの回答だったが、こちらの追及に回答することを約束した。

 嘉手納町民の3分の1を擁する原告団嘉手納支部は町民の意見を代弁する組織だ。その原告団に対する回答は無責任極まりないものばかり。基地周辺住民の安全確保など、正に蚊帳の外だ。

 このような態度を許してはならない。今後、さらに追及していく。

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町民の3分の1が原告となっている嘉手納支部の要請を1Fフロアーの倉庫ようなミーテングルームで受けるということについて抗議する嘉手納支部原告団

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集団的自衛権行使は憲法違反。安保関連法案を廃案にせよ。(17)
辺野古新基地建設阻止、高江ヘリパッド建設阻止行動(キャンプシュワーブ・高江等)(57)
名護市辺野古海域の埋立は人類に対する犯罪だ。美しい辺野古の海を守りましょう!!!(11)
普天間飛行場の辺野古移設阻止(127)
許すなオスプレイ配備(183)
許すなオスプレイ配備2(50)
沖縄の米軍基地(23)
夜間爆音被害の実態 嘉手納・普天間両米軍基地(26)
第4次、第3次嘉手納基地爆音差止訴訟等訴訟、爆音関連(281)
嘉手納米軍基地の爆音(115)
嘉手納町役場から入手した爆音データより(17)
米軍機(オスプレイ等)事故(56)
普天間基地の爆音の最新情報(16)

電子書籍

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