沖縄が主権を奪われた屈辱の日を、「主権回復の日」として祝う安倍政権を許すな!
沖縄が身売りされ、日本国が主権を回復した。沖縄の犠牲の上に回復した日本の主権は、今もなお、沖縄の犠牲のうえに成り立っている。
米軍基地を沖縄に押し付けたまま、オスプレイを沖縄に押し付け、米軍再編のために辺野古新基地建設を沖縄に押し付け、オスプレイ配備のためのヘリパッド建設を高江に押し付け、嘉手納以南の米軍基地返還合意を取り付けたといいながら、基地機能移転が実現しない限り基地は返還しないと居座り続ける米軍の横暴の片棒を担ぎ続けたまま、沖縄屈辱の日を「主権回復の日」として祝杯を上げようとする日本政府の横暴を許してはならない。
社説[主権回復式典]屈辱の日になぜ政府が(沖縄タイムス)〜・・佐藤栄作首相が戦後初めて沖縄を訪問した65年、那覇市で中高生らによる「平和を祈る大行進」が開かれた。女生徒の掲げる横断幕に書かれていたのは「私達は日本人です」という切ない一文だった(森口豁『米軍政下の沖縄 アメリカ世の記憶』)。・・〜
主権回復式典 心の底から祝えるのか(東京新聞)〜一九五二年に講和条約が発効した四月二十八日。安倍内閣は「主権回復の日」として政府主催式典の開催を決めたが、米軍統治が始まった沖縄県では「屈辱の日」に当たる。心の底から祝えるのか。・・〜
主権回復式典の中止要求=志位共産委員長(時事ドットコム)〜・・志位・・委員長は・・政府が日本の主権回復を記念する式典を開くことについて「対米従属が固定化された日、沖縄を本土から切り離した屈辱の日、千島列島を放棄したことを祝うことにほかならない」と批判した。・・〜
主権回復の式典 知事賛否示さず(沖縄タイムス)〜・・知事は式典について「平和条約の発効によってわが国の戦後の被占領状態に終止符が打たれ、国際社会に復帰した記念の日であるとの考え方と理解する」と賛否は示さない一方、条約によって沖縄が米軍施政権下に27年間置かれたことで「わが国の経済成長から取り残され、米軍政下における土地の強制収用と人権抑圧などにより、この日が現在の過重な基地負担につながる苦難の第一歩であったことを沖縄は忘れておらず、県民の中にも複雑な感情がある」と強調した。・・〜
天皇を「政治利用」 「主権回復」式典 識者ら指摘(琉球新報)〜・・天皇陛下は皇太子時代の1975年に初めて沖縄を訪れ、これまでに9度来県している。昨年12月の誕生日会見では11月の沖縄訪問を振り返り「沖縄はいろいろな問題で苦労が多いことと察しています」と気遣い、「日本人全体が沖縄の人々の苦労している面を考えていくことが大事」と話した。・・〜
【主権回復の日】沖縄の人は祝えるのか(高知新聞)〜沖縄の痛みに思いをはせると、心から祝う気持ちになれるだろうか。4月28日を「主権回復の日」として政府主催の式典を開催する閣議決定に、そう思わざるを得ない。・・〜