2018年05月06日

「朝鮮半島平和構築」ページを設置しました。どうぞご利用ください。

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posted by 福地行政書士事務所 at 17:49| 朝鮮半島平和構築
2018年05月01日

日本は、北朝鮮からの対話申入れを受け止め、独自目線で平和構築に取り組め〜南北会談での金正恩氏発言要旨(2018年4月30日付琉球新報)より〜

 2018年4月27日板門店で行われた南北首脳会談。同会談では朝鮮半島の平和構築に向けた双方の意思が確認された。同時に日本と北朝鮮関係についても重要な発言があった。

 29日、韓国大統領府は、金正恩氏が「いつでも日本と対話を行う用意がある。」と述べたと発表した。

 ところで、南北首脳会談後の安倍首相の対応は極めて妙だ。安倍氏は文在寅大統領から金正恩氏がいつでも日本と対話を行う用意があると発言したことを伝えられていたにも関わらず、明らかにしなかった。(詳細は本HM記事南北首脳会談、安倍首相「日本は蚊帳の外ではない 」と?ならば、安倍首相は、日本は、朝鮮半島の平和構築に向けてどのような役割を果たすことができるのだろうか。参照)

 安倍首相は、文在寅大統領に対し、拉致問題等について会談の議題とするよう要請していた。であれば、北朝鮮から日本との対話を求められれば躊躇する必要はないはずだ。安倍首相自ら、会談の申し入れを公表しないから、拉致被害者家族はトランプ詣でをするはめになるのだ。

 まさか、安倍首相は、金正恩氏の会談申入れに戸惑っているのではあるまい。

 野田前首相の解散発言に、やりましょう、と言ったように、会談申し入れに対して受けて立つべきだ。

 北朝鮮と日本との関係改善に向けて、日本は、独自目線で取り組む必要がある。 

(2018年4月30日付琉球新報より)
南北会談での金正恩氏発言要旨 韓国大統領府が29日明らかにした南北首脳会談での金正恩朝鮮労働党委員長の発言要旨は次のとおり。
【日朝関係】
一、いつでも日本と対話を行う用意がある。
【核問題】
一、(豊渓里の)核実験場の閉鎖を5月に行い国際社会に透明に公開するため米韓の専門家とメディアを招待する。
一、もう使えない実験場を閉鎖するだけだと一部で言われるが、これまで使った他に、より大きく未使用の二つの行動があり、しっかり(使える状態で)残っている。
一、米国は北朝鮮に体質的に拒否感を持っているが、対話をすれば私が南(韓国)や太平洋、米国を狙って核(ミサイル)を撃つような人間でないことは分かるだろう。
一、今後頻繁に会って米国と信頼関係をつくり終戦と不可侵を約束すれば、なぜわれわれが核を持って苦しく暮らす必要があるだろうか。
一、豊渓里核実験場以外の核関連施設の閉鎖や排気には言及せず。
【南北関係】
一、朝鮮戦争のつらい歴史を繰り返さない。一つの民族が一つの地で再び地を流すことがあってはならない。決して武力を使うことはないと明言する。
一、偶発的軍事衝突と戦闘拡大が起きないよう、制度的に管理し防止する実効的措置が必要だ。
一、板門店の「平和の家」に時計が二つ掛かっており、ソウル時間と平壌時間を指している見ると胸が痛かった。北と南の時間(標準時)からまず統一しよう。
一、(ソウル)標準時を使っていたわれわれが(平壌標準時)に変えたのだから、われわれが元に戻す。
一、在沖米軍の撤退問題、2010年の韓国海軍哨戒艦沈没、延坪島砲撃には言及せず。
posted by 福地行政書士事務所 at 12:01| 朝鮮半島平和構築
2018年04月30日

ワシントン発在韓米軍必要性 交渉見守る 米国防長官

 

ワシントン発在韓米軍必要性 交渉見守る 米国防長官(2018年4月30日付琉球新報より)
【ワシントン=座波幸代特派員】マティス米国防長官は27日、北朝鮮と韓国の平和協定が結ばれた場合の在韓米軍の必要性について、「まずは同盟国、そして北朝鮮との交渉で議論すべきことだ。現時点で交渉がどのように進むのか、推定や前提条件をつくらないようにすべきだ。」と述べ、今後の外交交渉を見守るとの考えを示した。
 一方、ペリー元国防長官はニューヨーク・タイムズの取材に対し、「北朝鮮が核兵器を放棄するという合意を一方的に確認する方法を知らない」と指摘。核兵器の保有状況や施設の場所などの情報が北朝鮮から記事されていない中で、現時点での非核化の道筋に懐疑的な見方を示した。
 ペリー氏は、日米両政府が1996年に米軍普天間飛行場返還を合意した際の国防長官。3月にワシントンで行われた県主催のシンポジウムで、「北朝鮮の脅威を解決し、非核化が実現すれば普天間、沖縄に軍事力を持つ根拠もなくなる」と述べたが、交渉の先行きは見えず、道のりは長いことを強調していた。
posted by 福地行政書士事務所 at 22:54| 朝鮮半島平和構築
2018年04月30日

日朝首脳会談は実現するのか?

 2018年4月30日付中日新聞によれば、「・・・(韓国)大統領府によると、文氏は南北首脳会談で「安倍首相も北朝鮮と対話する意思があり、特に過去の清算を基盤に日朝国交正常化を望んでいる」と伝達。正恩氏も対話の用意を表明した。」という。

 さらに「(安倍)首相は文氏との(電話)会談で、日本も北朝鮮と対話の機会をつくる方針を伝え、「必要なら文大統領にも支援を求める」と意欲を示した。文氏は日朝間の橋渡し役を担う考えを明らかにした。拉致問題に対する正恩氏の反応の詳細は、日韓両政府とも明らかにしていない。」

 また、4月29日付聯合ニュースでも、電話会談で「文氏は(安倍首相に)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「日本と対話する用意がある」と表明したことを伝え、「北と日本の橋渡しをする」と約束した。」と報道している。

 拉致問題解決に向けた一歩だとすれば、歓迎すべき動きだ。

 日本政府の動きに注目だ!!!

posted by 福地行政書士事務所 at 12:09| 朝鮮半島平和構築
2018年04月30日

南北首脳会談、安倍首相「日本は蚊帳の外ではない 」と?ならば、安倍首相は、日本は、朝鮮半島の平和構築に向けてどのような役割を果たすことができるのだろうか。

 2018年4月27日板門店で行われた、韓国文在寅(ムンジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長の首脳会談。朝鮮半島の平和構築に向けた双方の意思が確認された。

 しかしながら、和平構築に向けた工程への参加者について日本は蚊帳の外に置かれた。板門店宣言の以下のくだりだ「B休戦協定締結65年になる今年に終戦を宣言し、休戦協定を平和協定に転換し、恒久的で強固な平和体制構築のため南・北・米3者または南・北・米・中4者会談の開催を積極的に推進」。

 「日本は蚊帳の外ではない」とうそぶくよりも、何故、日本が蚊帳の外に置かれたのかについて考える必要がある。さらに、朝鮮半島の平和構築に何ができるのか。何をすべきなのかを考える必要がある。

 米国追従で何とかなる時代は終わり。朝鮮半島の平和構築が視野に入れば、次は在日米軍撤退が焦点になる。さらには、在沖米軍撤退の沖縄の民意が実現するのも近い。

 さて、安倍首相は「日本は蚊帳の外ではない 」と述べ、朝鮮半島の平和構築への参加を主張する。以下、その安倍首相の発言を追った。

 残念ながら、日本は何ができるのか、何をすべきなのかについては言及されていない。「緊密に連携する。協議する。」を連発するだけで、中身はない。

【平成30年4月27日 南北首脳会談を受けての安倍首相会見】    

平成30年4月27日 安倍総理の総理大臣官邸会見 ・・・・・記者からの、日本が蚊帳(かや)の外に置かれてしまうという懸念について問われたのに対し、次のように述べ・・た。
「それは全くありません。先般もトランプ大統領と11時間以上にわたってゆっくりと話をし、完全に対応については、今後の取組、基本的な方針については一致しているところであります。
 また、それを受けて文在寅大統領ともお話をし、日米で話したこと、基本的な方向について、文在寅大統領とも一致しているところであります。
 こうした声明等については今までの経緯もよく見ていく必要もあるんだろうと、こう思うところであります。」

【平成30年4月28日トランプ米国大統領との電話会談】 

平成30年4月28日 安倍総理の総理大臣公邸会見
 総理は、アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領との電話会談について次のように述べました。
「南北首脳会談を受けてトランプ大統領と電話で首脳会談を行いました。
 私とトランプ大統領が電話で会談を行う前に、トランプ大統領は文在寅(ムン・ジェイン)大統領から電話を受け、そして南北首脳会談の詳細な中身について話を聞いたということであります。その上で、日米で首脳電話会談を行いました。トランプ大統領からも詳細な説明がございましたが、詳細については控えさせていただきたいと思います。
 昨日の会談は、非核化など北朝鮮をめぐる諸懸案の包括的な解決に向けた前向きな動きであり、北東アジアの平和と安定に向けた歴史的な一歩として歓迎すべきものであるとの認識で一致いたしました。
 大切なことは、具体的な行動を今後北朝鮮が取っていくかどうか、ということであると思います。そのことについても一致したところでございますし、今後日米においてもしっかりと北朝鮮の動向を注視していくということでも一致したところでございます。日米が正に主導する形で、日米韓で協力しながら最大限の圧力をかけてきたからこそ、こうした大きな変化につながっていく、前向きな動きにつながってきた、ということだろうと、このように思います。基本的な日米の方針には変わりはない、ということでございます。そして明日、文在寅大統領から、会談結果について電話で直接説明を受ける予定であります。
 いずれにせよ、今日トランプ大統領とは具体的な動きを北朝鮮側に強く求めていく、ということで一致をしておりますので、今後とも日米、日米韓でしっかりと連携しながら良い結果が出ていくように、力を尽くしていきたいと、こう思っています。今後とも日米、日米韓で協力をしながら、米朝の首脳会談が成功するように協力をしていきたいと思いますし、さらには中国、ロシア、国際社会と連携をしながら、北朝鮮をめぐる諸懸案が解決するように力を尽くしていく考えであります。」

【平成30年4月29日韓国文在寅大統領との電話会談】

平成30年4月29日、安倍総理の総理大臣官邸会見
 総理は、大韓民国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談について、次のように述べました。
「先ほど、文在寅大統領と電話首脳会談を行いました。南北の首脳会談について説明をしていただきました。詳しくはこの後、現在この南北の首脳会談の説明のために訪日している徐薫(ソ・フン)国情院長とお目にかかって、お伺いすることになっています。
 北朝鮮をめぐる問題については、日韓で、そして日米、日米韓において詳細な打ち合わせを行い、対応方針を決め、実行してきたところであります。そして南北首脳会談においても、日韓で、日米で、日米韓で話し合ってきたところでありますが、今回の南北首脳会談においても、これで我々が方針を決めてきたラインにのっとって南北の首脳会談が行われたということが確認されたわけでありまして、お互いにそれを確認しあったということであります。
 そしてまた、私の方からは、板門店宣言に朝鮮半島の完全な非核化が明記されたことを評価いたしました。具体的に北朝鮮が行動を取るよう、我々も努力をしていこうということで一致をしたところでございます。米朝の首脳会談に向けて、今後、更に日韓においても連携をしながら、日韓米で、核兵器を含む大量破壊兵器、あるいはあらゆる弾道ミサイルの廃棄に向けて日本も連携しながら努力していきたいと、このように思います。
 そして文在寅大統領から、拉致問題について、そして日朝関係について金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に話をした、私の考えを伝えた、というお話がございました。詳細については現段階では申し上げることはできませんが、私から要請したことについてしっかりと提案していただいた文在寅大統領の誠意に対し、感謝申し上げたいとこのように思います。
 そしてまた今後、日韓中の首脳会談の際に、文在寅大統領が来日をされるわけでございますが、米朝首脳会談の前に行われるこの日韓の首脳会談において、しっかりと今後の我々が今まで話し合ってきたラインにのっとって、北東アジアの平和と安定を実現するために、有意義な会談にしたいということでも一致したところでございます。また拉致問題についても、文在寅大統領から先方に私の考え方を伝えていただいた。この重要性については伝えていただいたわけでございますが、この米朝首脳会談の機会をいかして、この問題が前進するように、これからも全力を尽くしていきたいと、こう思っております。
 この後、徐薫国情院長から詳細についてお話を伺うことになります。」
 また、記者からの、日本人拉致問題について具体的にどのような言葉があったかについて問われたのに対し、次のように述べました。
「詳細については、この場で紹介することは控えさせていただきたいと思います。」

徐薫韓国国家情報院長との会談-平成30年4月29日

徐薫(ソ・フン)国家情報院長発言抜粋(政府インターネット動画ヨリ録取) 
 今回の南北首脳会談の中核的成果は、金正恩委員長が自分の言葉で、完全な韓半島の非核化について意思を明らかにし、そして目標を確認し、その文書に署名をしたことだと考えております。
 したがってこれからは、国際社会の協力、中でも韓国日本、米国、三か国の協力が非常に重要であると認識しております。(このくだりで、「どうだ蚊帳の外ではないだろう」との表情で安倍首相は記者団に視線を移す)
 こういう段階においては、完全な韓半島の非核化を一日でも早く実践に、移行の段階へと移すことを国際社会のルールとすべきことだと思います。
 この問題については、これから、安倍総理、日本と緊密に協議をしていきたいと思います。
posted by 福地行政書士事務所 at 11:02| 朝鮮半島平和構築
2018年04月29日

沖縄と板門店宣言と〜沖縄は、可能な限りの自力救済の途を模索せよ!!!〜

 2018年4月27日板門店で行われた、韓国文在寅(ムンジェイン)大統領と朝鮮民主主義人民共和国の金正恩(キムジョンウン)国務委員長の首脳会談。その際に発せれらた板門店宣言は、1)南北の統一を実現するために、2)南北の軍事的緊張状態を緩和し、3)朝鮮半島の恒久的平和体制の構築を図ることを約束した(項目ごとに以下のようにまとめた)。

 正に歴史的瞬間だ。気の早い話だが、今年度のノーベル平和賞について『英国の「3大ブックメーカー」のひとつ、コーラルではウェブ上で、2018年のノーベル平和賞を予想する賭けを実施している。日本時間28日15時現在、その1番人気となっているのが、「金正恩氏と文在寅氏」で、オッズはなんと1.7倍(4/6)、ガチガチの大本命だ。(2018/4/28付Jcastニュースより)』とされている。

 北朝鮮からの亡命兵士が撃たれ、瀕死の状態で韓国の病院に保護された事件が起こったのと同じ場所、板門店での歴史的会談だ。不安はあるものの、朝鮮半島の平和実現への期待が高まる。

 さて、在沖米軍の存在意義は、朝鮮半島有事への対応である、と言われてきた。したがって、朝鮮半島が平和になれば在沖米軍の存在意義は失われる。沖縄の悲願である在沖米軍の撤退、米軍基地の全面返還が実現することになる。

 ところで、朝鮮半島の平和構築に向けた工程を進めていく面々について、今会談で指名されたのは韓国、北朝鮮に加え、米国、中国である。日本は蚊帳の外に置かれた。したがって、日本の意向に関係なく、在沖米軍の撤退が進められる可能性もある。

 沖縄は在沖米軍の撤退の声を、これまで以上に挙げるべきだ。地域での抗議行動はもちろん、辺野古新基地建設阻止に向けた訴訟の提起、爆音訴訟等、できる限りの手段を駆使していくべきだ。

 行政にも、司法にも見放された沖縄は、今できる限りの自力救済の途を模索しなければならない。

1)南北の統一

 @民族の運命は我々自らが決定するという民族自主の原則を確認。既に採択された南北宣言と全ての合意を徹底的に履行することで、関係改善と発展の転換的局面を開いていく

 A高位級会談を始めとする各分野の対話・交渉を開催

 B民間交流と協力を円満に保障するため南北共同連絡事務所を開城(ケソン)地域に設置

 C各界各層の多方面での協力と交流・往来と接触を活性化。各界各層が参加する民族共同行事を積極推進。2018年アジア競技大会等の国際競技などに共同で参加。民族の知恵と才能、団結した姿を全世界に誇示

 D民族分断で発生した人道的問題の至急解決。南北赤十字会談の開催、離散家族、親戚の対面を始めとする諸般の問題などを協議・解決。当面、来たる8月15日を契機に離散家族、親戚の対面を進める。

 E民族経済の均衡ある発展と共同繁栄を成し遂げるため、10・4宣言で合意された事業を積極的に推進し、一次的に東海線及び京義線の鉄道と道路を連結し、現代化し、活用するため、実践的な対策などをとる

2)南北の軍事的緊張状態の緩和

 @地上と海上、空中を始めとする全ての空間での一切の敵対行為を全面中止。当面、5月1日から軍事境界線一帯で、拡声機放送(軍事宣伝)とビラ散布を始めとする全ての敵対行為などを中止し、その手段を撤廃し、今後、非武装地帯を実質的な平和地帯にしていく。

 A西海(黄海)の北方限界線一帯を平和水域とし、偶発的な軍事的衝突を防止し、安全な漁業活動を保障するため、実際的な対策を立てる

 B相互協力と交流、往来と接触が活性化されることによる様々な軍事的な保障対策をとる。双方の間に提起される軍事的問題を遅滞なく協議、解決するため国防部長官(国防相)会談を始めとする軍事当局者会談を頻繁に開催し、5月中にまず、将官級軍事会談を開く。

3)朝鮮半島の恒久的平和体制の構築

 @いかなる形態の武力も、お互いに使用しないとする不可侵合意を再確認し、厳格に順守していく

 A軍事的緊張が解消され、お互いの軍事的信頼が実質的に構築されるのに従い、段階的に軍縮を実現

 B休戦協定締結65年になる今年に終戦を宣言し、休戦協定を平和協定に転換し、恒久的で強固な平和体制構築のため南・北・米3者または南・北・米・中4者会談の開催を積極的に推進

 C南と北は完全な非核化を通じて、核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認。南と北は北側の主導的な措置が朝鮮半島の非核化のために、非常に意義があり、重大なものであるという認識をともにし、今後、それぞれ自らの責任と役割を全て果たす。南と北は朝鮮半島の非核化のための国際社会の支持と協力のために積極的に努力する。

 両首脳は定期的な会談と直通電話を通じ、民族の重大事項を随時、真摯(しんし)に論議し、信頼を堅固にし、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れをさらに拡大していくために、共に努力する。
 文在寅大統領は今年秋に平壌を訪問する。


posted by 福地行政書士事務所 at 15:53| 朝鮮半島平和構築
2018年04月29日

板門店宣言(全文)(2018年4月28日付朝日新聞より転載)

 2018年4月27日板門店で行われた、韓国文在寅(ムンジェイン)大統領と朝鮮民主主義人民共和国の金正恩(キムジョンウン)国務委員長の首脳会談。その際に発せれらた板門店宣言は以下のとおり。

(2018年4月28日付朝日新聞より転載)
板門店宣言(全文)
 大韓民国の文在寅(ムンジェイン)大統領と朝鮮民主主義人民共和国の金正恩(キムジョンウン)国務委員長は、平和と繁栄、統一さを念願する全民族の終始一貫した志向を盛り込み、朝鮮半島で歴史的な転換が起きている意義深い時期である2018年4月27日、板門店の平和の家で南北首脳会談を行った。
 両首脳は朝鮮半島でこれ以上戦争がなく、新たな平和の時代が開かれたことを8千万の我が民族と全世界に厳粛に宣明した。
 両首脳は冷戦の産物である長い間の分断と対決を一日も早く終息させ、民族的和解と平和繁栄の新たな時代を果敢に開き、南北関係をより積極的に改善し、発展させていかなければならないという確固たる意志を込め、歴史の地、板門店で以下の通り宣言した。

 (1)南と北は南北関係の全面的で画期的な改善と発展を成し遂げることで、途切れた民族の血脈を結び、共同繁栄と自主統一の未来を早めていく。
 南北関係を改善し、発展させることは、全民族の終始一貫した望みであり、これ以上先送りできない時代の切迫した要求である。
 @南と北は、我が民族の運命は我々自らが決定するという民族自主の原則を確認し、既に採択された南北宣言と全ての合意を徹底的に履行することで、関係改善と発展の転換的局面を開いていく。
 A南と北は高位級会談を始めとする各分野の対話と交渉を早い時期に開催し、首脳会談で合意された問題を実践するため、積極的な対策を立てていく。
 B南と北は当局間協議を緊密に行い、民間交流と協力を円満に保障するため双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城(ケソン)地域に設置する。
 C南と北は民族的和解と団結の雰囲気を高めていくため、各界各層の多方面での協力と交流・往来と接触を活性化していく。
 6・15宣言を始め、南北ともに意義がある日を契機に当局と国会、政党、地方自治体、民間団体など各界各層が参加する民族共同行事を積極推進し、和解と協力の雰囲気を高め、外にむかっては2018年アジア競技大会を始めとする国際競技などに共同で参加し、民族の知恵と才能、団結した姿を全世界に誇示する。
 D南と北は、民族分断で発生した人道的問題を至急解決するために努力し、南北赤十字会談を開催し、離散家族、親戚の対面を始めとする諸般の問題などを協議、解決していく。
 当面、来たる8月15日を契機に離散家族、親戚の対面を進める。
 E南と北は民族経済の均衡ある発展と共同繁栄を成し遂げるため、10・4宣言で合意された事業を積極的に推進し、一次的に東海線及び京義線の鉄道と道路を連結し、現代化し、活用するため、実践的な対策などをとっていく。

 (2)南と北は朝鮮半島で先鋭化した軍事的な緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するために、共同で努力していく。
 @南と北は、地上と海上、空中を始めとする全ての空間で、軍事的緊張と衝突の根源となっている相手に対する一切の敵対行為を全面中止する。
 当面、5月1日から軍事境界線一帯で、拡声機放送(軍事宣伝)とビラ散布を始めとする全ての敵対行為などを中止し、その手段を撤廃し、今後、非武装地帯を実質的な平和地帯にしていく。
 A南と北は西海(黄海)の北方限界線一帯を平和水域とし、偶発的な軍事的衝突を防止し、安全な漁業活動を保障するため、実際的な対策を立てる。
 B南と北は相互協力と交流、往来と接触が活性化されることによる様々な軍事的な保障対策をとる。
 南と北は、双方の間に提起される軍事的問題を遅滞なく協議、解決するため国防部長官(国防相)会談を始めとする軍事当局者会談を頻繁に開催し、5月中にまず、将官級軍事会談を開く。

 (3)南と北は朝鮮半島の恒久的で強固な平和体制を構築するために、積極的に協力していく。
 朝鮮半島で正常とは言えない現在の休戦状態を終息させ、確固とした平和体制を樹立することは、これ以上先送りできない歴史的な課題である。
 @南と北は、そのいかなる形態の武力も、お互いに使用しないとする不可侵合意を再確認し、厳格に順守していく。
 A南と北は軍事的緊張が解消され、お互いの軍事的信頼が実質的に構築されるのに従い、段階的に軍縮を実現していく。
 B南と北は休戦協定締結65年になる今年に終戦を宣言し、休戦協定を平和協定に転換し、恒久的で強固な平和体制構築のため南・北・米3者または南・北・米・中4者会談の開催を積極的に推進していく。
 C南と北は完全な非核化を通じて、核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。
 南と北は北側の主導的な措置が朝鮮半島の非核化のために、非常に意義があり、重大なものであるという認識をともにし、今後、それぞれ自らの責任と役割を全て果たす。
 南と北は朝鮮半島の非核化のための国際社会の支持と協力のために積極的に努力する。
 両首脳は定期的な会談と直通電話を通じ、民族の重大事項を随時、真摯(しんし)に論議し、信頼を堅固にし、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れをさらに拡大していくために、共に努力する。
 文在寅大統領は今年秋に平壌を訪問する。
 2018年4月27日 板門店
 大韓民国大統領 文在寅
 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長 金正恩
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