平成19年に石垣で勤務していた当時のアンガマの風景。
ご先祖様がグソー(あの世)から帰ってくる旧盆の夜。石垣の集落に現れるのがアンガマである。
ウシュメーとウシュマイ続いて多数のお供が市内に現れる。お呼ばれしたお宅でアンガマの儀式が行われる。
冒頭のウシュメーとウシュマイの御願い(ウグワァン)が終わると、お供による踊りが始まる。見事な琉球舞踊から滑稽踊りまで、見事なサンシンの音色に載せて披露される。
その後がクライマックス、ウシュメーとウシュマイによる問答が始まる。見物に訪れた人々から出される珍問に、ウシュメーとウシュマイが見事に応えていく。
ウシュメーとウシュマイ、そしてお供に扮するのは地域の青年会。夜道の水先案内も道路の交通整理も、彼が独自に行う。地域の伝統は、それを受け続く彼らによって支えら、そして今も付け継がれているようだ。