10月21日投開票の那覇市長選挙。結果はダブルスコアに近い37,231票の大差で城間みきこ那覇市長が再選され、辺野古反対の民意があらためて示された。

 一方で自民党沖縄県連の、政府自民党に対する恨み節が聞こえてくる。報道記事から拾ってみた。 

(10月22日付琉球新報)

翁長政俊氏は・・・「一般人として、これからも政治には関わっていこうと思っているが、私が次の選挙に出ることは多分ないと思う」

(10月22日付沖縄タイムス)

・・・17日の発表(沖縄防衛局長の審査請求等申立)を聞いた県連関係者は「厳しい情勢調査の結果を見て、もう、選挙に配慮する必要はないと判断したのだろう」と指摘。「これまで政府とのパイプ役を担ってきた翁長氏をこうも簡単に見捨てるのか」と憤った。

(10月22日付琉球新報)

・・・市長選を見限ったような対応に・・・翁長陣営関係者からも「このタイミングはない」と不満が・・・

閣僚関係者の一人は「翁長氏があまりにもかわいそうだった」と肩を落とした。

 政府自民党が、市長選投票日を待たずに県の承認取り消しへの対抗措置を執ったのはなぜか。

 自民党県連の恨み節の意味は何か。政府自民党の沖縄差別の露れなのか。

 沖縄はあらためて考えなければならない。

 10月21日投開票の那覇市長選挙。結果は37,231票の大差で、城間みきこ那覇市長の再選が決まった。

 ダブルスコアに近い得票数での勝利、辺野古新基地反対の那覇市民の民意が、城間市長への信任の民意があらためて示された。

10.21那覇市長選挙結果
城間みきこさん 79,677票
翁長政俊さん 42,446票
その差 37,231票
投票率 48.19%

 8月31日、沖縄県は、2013年12月27日に仲井真前知事が発した辺野古埋立承認を取り消した。これにより、沖縄防衛局は辺野古埋立工事を進める法的根拠を失い工事が止まった。

 これに対して、10月17日、沖縄防衛局長は国土交通大臣に対し、行政不服審査法に基づく審査請求及び執行停止の申立てを行った。

 この審査請求等については

①行政不服審査法が国民保護を目的として制定された法律であること、

②審査庁(国交大臣)と申立人(防衛大臣)が内閣の一員であり公平公正な判断が期待できない、との理由から違法であると指摘されている。

 この状況は2015年5月の翁長前知事の埋立承認取り消しに対する同様の審査請求等が申し立てられてときと同じだ。その後は複数の訴訟が提起され結果として、翁長知事が埋立承認を取り消したため工事が再開された。ところで、この行政不服審査法に基づく審査請求及び執行停止の申立ての違法性についての判断はどうなったのか。

 これについては、代執行訴訟において和解が成立し、結果として、国の審査請求等については裁判所は判断しなかった経緯がある。

 その際の福岡高裁那覇支部の和解勧告には次のような記述がある。

今後も裁判で争うとすると、仮に本件訴訟で国が勝ったとしても、さらに今後、埋立承認の撤回がされたり、設計変更に伴う変更承認が必要になったりすることが予想され、延々と法廷闘争が続く可能性があり、それらでも勝ち続ける保証はない。むしろ、後者については、知事の広範な裁量が認められ敗訴するリスクは高い。仮に国が勝ち続けるにしても、工事が相当程度遅延するであろう。

 和解勧告が指摘する「埋立承認の撤回」が、県が発した承認撤回でり、これについて福岡高裁那覇支部は国が勝ち続ける保障はないと指摘した。

 県知事選挙、豊見城市長選挙、そして那覇市長選挙で選挙で示された「辺野古新基地反対」の民意を見れば辺野古に基地は造れない、というべきだ。さらに、年内にも実施される辺野古の是非を問う県民投票によって、あらためて民意が示されれば、辺野古新基地反対の民意は動かし難いものとなる。

 デニー知事は、このような民意の後押しを受けて知事に就任した。

 デニー知事は、自らの背後には県民の支持があることに自信を持ち、国に対して毅然とした態度で臨んでもらいたい。安易な和解など禁物だ。もちろん、米国政府に対しても同様である。

 デニー知事の奮闘に期待する。

 豊見城市長選挙の結果を、オール沖縄と政府自民党の得票を比較すると逆現象が発生しているが、投票数を比較すると、知事選挙が30,481票、豊見城市長選挙は25,378票で、5,103の差がでている。二週連続の選挙で選挙疲れか?そもそも興味がなかったのか?

 10月27日の那覇市長選挙。知事選ではオール沖縄が大勝しているが、豊見城市長選挙の状況を見る限り、投票行動は予断を許さない。城間みきこ候補への投票を呼び掛け、多くの有権者が投票するように呼びかける必要がある。

 ぬちかぎり、闘いを強化しなければならない。

  オール沖縄 政府自民党 その差 投票数
知事選挙(豊見城市の票) 17,442票 13,039票 4,403票 30,481票
豊見城市長選挙 11,274票 14,104票

2,830票

25,378票

        5,103票減
知事選挙(那覇市の票) 92,624票 65,524票 27,100票  
那覇市長選挙     10月21日投開票

 豊見城市長選挙の結果を、オール沖縄と政府自民党の得票を比較すると逆現象が発生している。オール沖縄は2030票差で負けている。

 10月27日の那覇市長選挙。知事選ではオール沖縄が大勝しているが、豊見城市長選挙を見る限り、投票行動は予断を許さない。 

  オール沖縄 政府自民党 その差
知事選挙(豊見城市の票) 17,442票 13,039票 4403票
豊見城市長選挙 11,274票 14,104票 2830票
知事選挙(那覇市の票) 92,624票 65,524票 27100票
那覇市長選挙     10月21日投開票

 9月30日投開票の沖縄県知事選挙、8万票もの大差で玉城デニー氏が勝利した。

 デニー知事、デニー県政が始動した。

 10月12日、デニー沖縄県知事は安倍首相と会談し、あらためて辺野古新基地建設阻止の民意を伝えた。しかし、安倍首相は辺野古推進を明言。あらためて県と国の溝が明らかになった。

 翁長知事の知事就任から首相との面談まで4カ月を要したが、今回は知事選後12日目での面談。この扱いの差はなにか。報道から拾った見解を見ると、政権維持のための政府自民党の卑劣な思惑が見えてくる。以下は報道から拾った内容だ。

 安倍首相は、「戦後70年たった今なお米軍基地の多くが沖縄に集中し大きな負担を担ってもらっている。この現状は到底容認できるものではない。」と発言したと報道されている。

 ならば、今知事選挙で示された沖縄の民意に耳を傾けることから始めるべきだ。

 それでも「政府の立場はかわらない」と言い放つのは、沖縄蔑視の極致だ。

 沖縄が諦めることはない。

 やまとぅせいふんかい、うしぇーらってーないびらんどー。まきてーないびらんどー。

(本土政府に、馬鹿にされてはいけない。負けてはいけない。)

 翁長知事の声が蘇る。沖縄は沖縄の声を挙げつづける!!!

(2018年10月13日付沖縄タイムスより抜粋)  「首相が面会を急いだのは、国内世論を意識した結果だ」。自民党幹部は、玉城氏就任の翌週という「スピード会談」実現の背景をこう解説。    政府関係者は「一度会えば、野党に痛くもないことをつつかれることはなくなる」と説明。  また基地問題は「沖縄の問題」と矮小(わいしょう)化し、本土への飛び火を押さえ込めば「大勢に影響することはない」(党関係者)   幹部の一人は「まずは対話する姿勢を見せておけば本土に『同情論』は広がらない。きょうの面会は4年前の反省を踏まえ、大成功だ」   別の関係者も「知事選で沖縄への関心は薄れた。基地問題も振興策も政府が沖縄のためと思うことをやるまで」と説く。 政府高官は今後の対談について「しばらくない」。   防衛省幹部は「こうなるしかない。必要なのは普天間をどうするかという解だ。民意も重要なファクターだが、それだけでは決められない」

 9月30日の沖縄県知事選挙の構図は、玉城氏対佐喜眞氏ではなく、翁長前知事の辺野古新基地阻止の遺志を受け継ぐ玉城デニー氏を追い落とすために、政府自民党・公明党が勢力をあげて沖縄に乗り込んだ選挙だった。以下にその実態をを列挙する。 

9月

 10日(月)  公明党山口代表、佐喜眞氏の総決起集会に参加

 10日、11日 創価学会原田会長、沖縄入り

13日(木)  選挙告示

 同       自民党塩屋衆議院議員、公明党斎藤衆議院議員、佐喜眞氏の出陣式に出席

 16日(日)  自民党小泉進次郎氏パレット久茂地(那覇市)前、浦添市安波茶交差点、豊見城市役所前演説

 16日、17日 菅官房長官沖縄入り

 20日(水)  菅官房長官沖縄入り(日帰り)日本維新の会県総支部集会参加

 22日、23日 小池百合子都知事、県内遊説

 23日(日)  自民党小泉進次郎氏、県庁前演説

 24日(月)  自民党片山さつき氏、沖縄入り

 27日(木)  自民党小泉進次郎氏、イオン那覇前(那覇市小禄)演説

30日(日) 県知事選挙投開票 沖縄県知事選挙、8万票もの大差で玉城デニー氏が勝利。41市町村中27を制した

 以上の他、自民党は二階幹事長ら党幹部を次々に沖縄入りさせた。また、創価学会の都道府県議員・学会員らが全国から5000人が沖縄入りしたという。

 これだけ政府自民党・公明党が勢力を注いだ選挙にもかかわらず、8万票差、県内41市町村のうち27を制した。

 辺野古新基地阻止の沖縄の民意があらためて示された闘いだった。

 沖縄県知事選挙を前に実施された立候補予定者討論会(2018年9月11日)。

 佐喜眞氏の気になる発言があった。以下は討論会終盤(本HM記事玉城デニー氏:辺野古新基地阻止!佐喜眞氏:辺野古新基地への態度不明〜沖縄県知事選挙 立候補予定者討論会 2018年9月11日〜9.30沖縄県知事選挙③YOUTUBE動画50分ころ)での佐喜眞氏の発言だ。

 普天間飛行場の返還は、普天間だけでなく、中部圏域、いわゆる那覇を中心とする約100万人以上の人口が密集する中において、今残されている嘉手納以南の軍港、キャンプキンザー、普天間、1000ヘクタールのこの跡地が沖縄の未来にとって非常に重要であると。 それこそ、我々は未来を作るという意味で必要だと思いますから、そういうような返還、跡地というものを県民とともどもに未来を作っていきたいと思います。

 この発言は同氏の思い付きによる発言ではない。同氏を支持した政府自民党の思惑であるとみるべきだ。

 嘉手納を含む県北部に、基地を移設集中させることにどんな意味があるのか。

 佐喜眞氏は言う「那覇を中心とする約100万人以上の人口が密集する」地域から基地を無くすことによって、県民の目から基地を隠す。そして、今後沖縄の選挙で「基地」が争点化しないようにすることにその目的がある。沖縄の選挙で基地賛成では勝てないことを理解した政府自民党の思惑である。

 その象徴が辺野古新基地であり、だからこそ、翁長知事は辺野古新基地阻止の公約を掲げて当選を果たし、その遺志を承継したデニー知事が誕生したのである。

 沖縄は沖縄の民意を掲げて、声を挙げ続ける!!!

 9月30日に実施された沖縄県知事選挙。8万票余の大差で玉城デニー氏が勝利し、玉城デニー沖縄県知事が誕生した。

 知事選結果について、菅官房長官は10月4日の記者会見で以下のように述べた。

10月5日付琉球新報より抜粋

 (デニー新知事が)辺野古埋立の賛否を問う県民投票に意欲を見せたことに対し「辺野古移設が唯一の解決策だ」とした上で「(移設の)方向に向かって手続きを進めたい。これは変わることはない」と述べた。

 (デニー新知事との)面会については、「日程が合えば会う」とし「・・・政府の取り組みを丁寧に説明し、理解、協力が得られるよう粘り強く取り組む」と話した。

 県民投票の結果が政府方針に与える影響について菅官房長官は「仮定の質問には答えられない」とした上で「地元の市長、県知事から合意をいただいて、政府で閣議決定をして辺野古移設を決定した」と語った。「民主国家の中で手続きを県に申請し、承認をいただいている」と、移設を進める正当性を強調した。

 菅官房長官の発言には次のように反論しよう。

 選挙という民主的手続きで、何度も、辺野古移設新基地反対の民意が示され、今回、あらためて沖縄の民意が示された。菅官房長官は「民主国家の中で手続きを県に申請し、承認をいただいている」と移設の正当性を主張するが、辺野古埋立工事の違法性を県が認定し、埋立承認が撤回された今、菅官房長官の主張する承認の正当性は失われた。しかも、工事ごり押しのために政府与党をあげて沖縄県知事選挙に介入した結果が8万余の票差である。

 菅官房長官のいう、民主国家、手続きの正当性そのすべてにおいて、辺野古新基地の法的、政治的正当性は失われた。

 「基地は無い方がいいに決まっている」これは、今知事選で玉城デニー氏、佐喜眞氏を支援する双方から上がる声だ。

 基地は沖縄県民生活を豊かにしているのか?

 基地は沖縄県民を幸福にしているのか?

 沖縄県民にとって基地は最大の脅威であり、沖縄県経済発展の最大の阻害要因である。これが沖縄県民の声だ。政府は、この声に真摯に応え、まずは、辺野古新基地を断念すべきである。

 9.30沖縄県知事選挙での政府自民党等の沖縄つぶし。これに対する沖縄の抵抗も凄まじいものだった。

 その象徴が翁長前知事夫人翁長樹子さんの県民大会のでの発言だ。

 簡単には勝てない簡単には負けない必ず勝利を勝ち取りましょうね。

  ぬちかじりですよ 頑張りましょうね。

 「ぬちかじり」とはうちなーぐちで、すべての力を使い尽くすまで、いのちの続く限り、という意味だ。この発言がうちなーんちゅの心に燃え盛る炎をさらに激しくした。

 市町村レベルでもできる限りの運動を展開した。各市町村での勝利を積み重ねれば勝つことができる。その思いで運動を展開した。

 報道によれば、県内創価学会の一部で玉城デニー氏支持に回った人たちがいたとも指摘されている。その数全体の2,3割ともいう。

 その結果が8万票差であり、県内市町村41のうち27市町村を制したのだ。

 やまとぅんかい まきてーないびぃらん(大和に負けてはならない)。うちなーんちゅ(沖縄県民)のちむぐくる(肝心)が示されたのだ。

 沖縄県民は、辺野古新基地阻止の民意をあらためて示した。

 9月30日の沖縄県知事選挙の構図は、単に候補者同士の玉城氏対佐喜眞氏ではなかった。

 翁長前知事の辺野古新基地阻止の遺志を受け継ぐデニー氏を追い落とすために、政府自民党・公明党が勢力をあげて沖縄に乗り込んだ選挙だった。以下にその事例(佐喜眞氏あて投票依頼)を列挙する。

①自民党国会議員・秘書

 告示前から嘉手納町内の小さな自営業者を訪ねて佐喜眞氏への投票を依頼していた。告示後は町内自営業者に対して、関係上部団体からの投票依頼が行われた。

②大手ゼネコン

 大手ゼネコンから県内下請け、孫請業者への投票依頼、カード作成依頼が行われた。告示後は期日前投票の依頼、期日前投票者名簿の提出、さらに期日前投票の裏付けを取るために期日前投票証明書の提出、期日前投票用紙の写メを求めた事例も発覚。

③公明党支持母体の創価学会員の大量投入

 創価学会幹部はもちろん、全国から5千人の学会員が投入されたという(各種報道より)。

④県内事業者からの動員

 連日県内事業者から動員された従業員が電話作戦を実施。

⑤小泉進次郎氏の3度の沖縄入り

⑥菅官房長官3の度の沖縄入り

 これだけ政府自民党・公明党が勢力を注いだ選挙で、8万票差、県内市町村41のうち27市町村を制した。辺野古新基地阻止の沖縄の民意があらためて示された闘いだった。

 10月4日、デニー県政が始動した。

 史上最多の39万6632表を獲得した玉城デニー氏が10月4日に県庁に登庁した。

 デニー知事は、あらためて辺野古新基地建設阻止を実現するとして「いばらをかき分けていったその先に、県民が求めている未来が必ず見えてくる。信じて突き進んでいきたい(10.5付琉球新報)」と語った。

 デニー知事の初登頂は、台風25号襲来の悪天候の中の登庁となった。デニー知事が語ったいばらの道を象徴する門出となった。

 今回の知事選挙の構図は、玉城デニー氏対佐喜眞氏という単純なものではなかった。

沖縄 Vs 政府自民党・公明党

市町村住民 Vs 県内自民党系市町村首長・議会議員

知事選挙に投票権を持つ県民 Vs 投票権を持たない政府自民党・公明党

の闘いだった。それだけに8万票もの大差。県内市町村レベルでも41のうち27市町村、65パーセントを制したのは驚きだった。

 辺野古新基地阻止の沖縄の民意があらためて示された闘いだった。

 デニー県政の前途はいばらの道が予想されるが、だからこそ県民の支持が必要だ。今後の豊見城市、那覇市の首長選挙、そして県民投票。デニー政権への沖縄県民の支援が必要だ。

 9月30日に投開票が行われた沖縄県知事選挙、8万票もの大差で玉城デニー氏が勝利した。

 県内41市町村のうち、27市町村を玉城デニー氏が勝利した。辺野古新基地阻止、辺野古反対の民意が示されたことになる。

各市町村別得票

  市町村名 さきま淳 玉城デニー 票 差 さきま淳 玉城デニー
1 那 覇 市 65,524 92,624 27,100  
2 宜野湾市 26,644 22,379 (4,265)  
3 石 垣 市 11,648 11,015 (633)  
4 浦 添 市 25,319 30,622 5,303  
5 名 護 市 15,013 16,796 1,783  
6 糸 満 市 12,550 15,708 3,158  
7 沖 縄 市 27,321 35,947 8,626  
8 豊見城市 13,039 17,442 4,403  
9 うるま市 26,407 35,011 8,604  
10 宮古島市 13,314 10,961 (2,353)  
11 南 城 市 9,773 12,642 2,869  
   小  計 246,552 301,147 54,595 3 8
        0    
12 国 頭 村 1,555 1,101 (454)  
13 大宜味村 600 1,141 541  
14 東    村 589 516 (73)  
15 今帰仁村 1,817 3,261 1,444  
16 本 部 町 3,095 3,621 526  
17 恩 納 村 2,275 2,771 496  
18 宜野座村 1,389 1,716 327  
19 金 武 町 2,635 2,755 120  
20 伊 江 村 1,114 1,472 358  
   小  計 15,069 18,354 3,285 2 7
        0    
21 読 谷 村 7,658 11,715 4,057  
22 嘉手納町 3,231 3,534 303  
23 北 谷 町 5,280 7,694 2,414  
24 北中城村 3,169 5,344 2,175  
25 中 城 村 4,393 6,045 1,652  
26 西 原 町 6,901 11,265 4,364  
   小  計 30,632 45,597 14,965 0 6
        0    
27 与那原町 4,177 5,524 1,347  
28 南風原町 7,435 11,669 4,234  
29 渡嘉敷村 207 193 (14)  
30 座間味村 261 319 58  
31 粟 国 村 189 169 (20)  
32 渡名喜村 125 106 (19)  
33 南大東村 513 231 (282)  
34 北大東村 299 77 (222)  
35 伊平屋村 380 275 (105)  
36 伊是名村 437 291 (146)  
37 久米島町 1,544 2,233 689  
38 八重瀬町 6,470 8,676 2,206  
   小  計 22,037 29,763 7,726 7 5
        0    
39 多良間村 421 191 (230)  
   小  計 421 191 (230)

 1

        0    
40 竹 富 町 1,148 1,178 30  
41 与那国町 599 402 (197)  
   小  計 1,747 1,580 (167)
        0    
  市 部 計 246,552 301,147 54,595 14 27
  郡 部 計 69,906 95,485 25,579    
  県 合 計 316,458 396,632 80,174    
縮小20180922) IMG_5498.jpg

 9.21玉城デニー氏、謝花副知事の街頭演説(嘉手納町新町通り入口)。嘉手納町民約150名が参加した。

 玉城デニー氏は自らがウチナーンチュの母と米国人の父をもつハーフであることに言及し、知事に当選し、米国にルーツを持つ沖縄県知事として米国に沖縄の実情を訴えると明言した。

 「米国にルーツを持つ私の訴えに、米国政府は耳を傾けなければならない」「拒否することは米国の民主主義に反することになる」

 この話を聞いたとき、オバマ大統領が黒人初の大統領として誕生したときを思い出した。玉城デニー氏のルーツは、正に、沖縄の戦後そのものであり、申し子である。

 沖縄政治のあらたな胎動を感じたのは私だけではないだろう。

 玉城デニー氏の勝利を目指して、闘いぬこう!!!

縮小20180922) IMG_5540.jpg
縮小20180922) IMG_5528.jpg

沖縄県知事選挙 立候補予定者討論会 2018年9月11日

沖縄県知事選挙 立候補予定者討論会 2018年9月11日午後3時

1)争点の辺野古新基地について 

玉城氏「辺野古新基地建設阻止に向けてあらゆる権限を行使する。」 

佐喜眞氏「普天間飛行場の返還が何にも増して重要。」

2)時事通信質問:普天間の固定化を避けるためには移設はやむを得ないのか? 

佐喜眞氏「普天間基地を抱えた宜野湾市長として、基地周辺住民の安全・危険性除去を第一に考えている。今や夜10時、11時まで飛ぶような状況であり、危険性の除去を最優先に申し上げている。真夜中の爆音で赤ちゃんが寝られない状況を改善したい」

疑問)知事は沖縄県全体の代表者。佐喜眞氏の指摘する普天間飛行場の危険、基地被害を辺野古に移すというのは知事の立場に矛盾する。宜野湾市の赤ちゃんが眠れないのは困るが、名護市の赤ちゃんが眠れないのは認容するということか。佐喜眞氏の主張はあくまでの辺野古新基地建設が重要であると言わんばかりだ。今回は知事選挙だ。宜野湾市長選ではない。

3)琉球新報質問

佐喜眞氏へ 普天間の辺野古移設への是非について 

佐喜眞氏「県の辺野古埋立撤回がなされ、国は法的措置を取るとの報道もなされている。それを注視しなければならない。一番重要なのは嘉手納以南の都市部基地を返還させることに重点を置きながら、町のど真ん中にある普天間基地を返還させることが重要である。県民が望んでいる。私ならそれができる。それでご理解を賜りたい。

 普天間飛行場というのは中部広域、那覇市を中心とする約100万人以上の人口密集地において、残された、軍港・キャンプキンザ―・普天間の千ヘクタールの跡地が沖縄の未来にとって非常に重要である。 

疑問)ほんとうに県民は嘉手納より南の基地返還のみを望み、嘉手納より南の基地が嘉手納以北に集中することを望んでいるのか。県の基幹産業である北部地域観光に影響を及ぼさないのか。佐喜眞氏の主張は沖縄県全体の経済発展に責任がある知事を目指す候補者の発言とは思えない。

玉城氏へ 辺野古阻止に向けた知事権限の具体例をあげてもらいたい

玉城氏「今回の(埋立承認)撤回は、(沖縄防衛局、国の)現計画にダメ出しをした。公有水面埋立法に基づいて出した県の判断に対して、国が強行するために、法的措置に訴えるなどというのは地方自治の尊厳を否定するもの。私はこのことを明確に申し入れる。それでも国が強行するというのであれば、岩礁破壊許可とか工法変更のために知事許可を得なければならないが、国が司法に訴えるのであれば、その一つ一つを精査していく。

 さらに、沖縄の不条理を訴えるために万国津梁会議を立ち上げ、この不条理を世界に訴えたい。世論喚起が必要だ。

 翁長知事の志を、行動を引き継ぎ、辺野古新基地建設を阻止します。

4)全体として

玉城氏:故翁長知事の遺志を受け継ぎ、辺野古新基地建設阻止を明言。 

佐喜眞氏:辺野古新基地についての明言を避けたまま。普天間返還等の諸課題について「私なら(解決、実現)できる」を連発するが、その根拠は示されず。

 9月30日の沖縄県知事選挙には、故翁長知事の公約でもある「辺野古新基地建設阻止」を掲げる玉城デニー氏と、政府自民党の推す佐喜眞氏が立候補を表明している。

 手始めに佐喜眞氏の報道で明らかになっている公約をまとめてみた。(以下8.25付琉球新報より)

①辺野古新基地建設の是非については明示せず

 「普天間飛行場をどうやって返還するのか。どういう手法があるかというよりも、誰が、どういう形で返還を実現できるのかを県民に問いたい」

②辺野古埋立承認の撤回については

 「しっかり精査し、瑕疵、法令的に問題があれば撤回もあり得る」

 佐喜眞氏が、①のような発言をしても同氏は政府自民党推薦候補であり、佐喜眞氏が辺野古新基地建設推進であることは明白だ。

 さらに、②のような発言をしても仲井真前知事の埋立承認を撤回することはない。「(撤回も)あり得る」という文言は「(撤回は)あり得ない」と同義語だ。

 今回の知事選においても、政府自民党候補の佐喜眞氏は、辺野古の「へ」の字も言わない選挙戦略でくることは間違いない。名護市長選挙と同じだ。

 有権者は騙されてはならないのだ。

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
090-8666-1195

沖縄県の中部嘉手納町で行政書士事務所を開設しています。日常生活の中で悩みはなかなか尽きないもの。しかし、どんな問題にも解決の糸口があるはずです。離婚、相続、遺産分割、遺言書の作成、建設業許可に関わる問題等々・・・。あなたのお悩みに最適な解決方法を提案します。
当サイトでは、まず、悩み解決に向けての情報提供ができればと考えています。問題の所在が分かれば、解決に向けての情報収集が必要です。その一助になればと考えています。参考にしていただければ幸いです。

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ

090-8666-1195

プロフィール

HM用縮小 DSC_1188.jpg

こんにちは、行政書士の福地義広です。あなたのお悩みに最適な解決方法を提案します。
登録番号  第08471847号
1960年(昭和35年)11月21日生まれ
家族:両親、妻、息子3人
プロフィールの詳細は代表者あいさつに掲載しました。よろしくお願いします。  

福地行政書士事務所

住所

〒904-0203
沖縄県中頭郡嘉手納町字嘉手納122-1

新着記事一覧

ページ一覧

フクチ義広後援会(29)
新型コロナウイルス感染関係(21)
PFOS等汚染問題(25)
沖縄差別の実態(25)
米軍の違反パラシュート降下訓練(16)
2.24県民投票(36)
沖縄の民意圧殺を許すな!!!~行動、選挙支援等~(19)
辺野古埋立承認撤回(2018.8.31)(20)
新ページ追加(12)
朝鮮半島平和構築(7)
名護市長選挙(2018年2月4日)(9)
2018.9.30沖縄県知事選挙、10.14豊見城市長選挙、10.21那覇市長選挙(20)
緑ヶ丘保育園・普天間第2小学校(宜野湾市在)への米軍ヘリ落下物事故(31)
うるま市伊計島、読谷村儀間、渡名喜島での米軍ヘリ不時着事故。さらに伊計島でのオスプレイのエンジンカバー落下事故。(8)
米軍ヘリ落下物事故、墜落、不時着等を受けての政府の対応(18)
お勧め記事(111)
新着案内(158)
トップページ(25)
書籍・新聞等からの資料(23)
代表者あいさつとプロフィール(2)
業務案内(20)
顧問契約(相談業務)(1)
離婚関係(1)
相続関係(1)
事業関係(8)
遺言書(18)
問題解決プログラム(1)
契約書等のひな型(7)
離婚(5)
遺産相続(4)
借金(2)
情報提供(7)
裁判員制度(6)
判例・裁判関連報道等(35)
成年後見制度(2)
お客様の声、質問(50)
代執行訴訟、違法確認訴訟等これまでの経緯(翁長知事 辺野古新基地建設阻止)(257)
集団的自衛権行使は憲法違反。安保関連法案を廃案にせよ。(17)
辺野古新基地建設阻止、高江ヘリパッド建設阻止行動(キャンプシュワーブ・高江等)(57)
名護市辺野古海域の埋立は人類に対する犯罪だ。美しい辺野古の海を守りましょう!!!(11)
普天間飛行場の辺野古移設阻止(127)
許すなオスプレイ配備(183)
許すなオスプレイ配備2(50)
沖縄の米軍基地(23)
夜間爆音被害の実態 嘉手納・普天間両米軍基地(26)
第4次、第3次嘉手納基地爆音差止訴訟等訴訟、爆音関連(281)
嘉手納米軍基地の爆音(115)
嘉手納町役場から入手した爆音データより(17)
米軍機(オスプレイ等)事故(56)
普天間基地の爆音の最新情報(16)

電子書籍

しあわせ講話集
☆▼☆
早川一光講話集 CD全12巻

△☆▼☆寂聴さんのおもしろ法話。聴いて、笑って、元気になる! 「瀬戸内寂聴・京都法話集 CD全12巻
☆▼☆△渡辺先生の愛と幸せに満ちたお話 「渡辺和子講話集 CD全12巻
☆▼☆いのちの輝きが教えてくれる豊かな明日への道しるべ 「いのちを見つめて CD全12巻
☆▼☆京都の名物医師・早川先生の元気いっぱい講話集 「早川一光講話集 CD全12巻
☆▼☆実り豊かな毎日へとあなたを導く名講話集 「現代に生きる CD全12巻
☆▼☆日本文化を大切に…高田好胤師の説得力ある法話集 「高田好胤法話集 CD全12巻☆▼☆▲松原先生百歳記念講話集!心豊かな人生を送る秘訣 「松原泰道講話集 CD全14巻▼☆▼☆カマタ流!しあわせに生きる秘訣 「鎌田實講話集 CD全12巻
▲☆▼☆各宗派15人の名僧との対談をたっぷり収録。仏教の面白さがよくわかる 「ひろさちやの仏教探訪 CD全16巻☆▼☆▼”おもしろ法話”がDVD 「瀬戸内寂聴・天台寺法話集 DVD全10巻
▲☆▼☆在宅ホスピス医・内藤いづみ先生が語る、「しあわせに生きる方法」とは 「内藤いづみ講話集 CD全12巻☆▼☆▼“医療の本質はやさしさ”を実践したナースが語る 「石垣靖子講話集 CD全12巻☆▼☆▲釈尊の教えであなたの今日がイキイキと輝きます 「釈尊に学ぶ生き方 CD全12巻▼☆▼☆相田みつをの、書とはまた一味違う貴重な講演集 「相田みつを講演集 CD全10巻☆▼☆▲元気が出る!人生がラクになる!珠玉のことば134 「相田みつを作品集 全2巻☆▼☆▼こころ豊かに人生を生きるには? やすらぎの12話。 「酒井大岳講話集 CD全12巻
▲☆▼☆日本を代表する尼僧が語る、仏教の真髄 「青山俊董講話集 CD全12巻
▼☆▼☆季節の行事には人生のヒントがいっぱい! 「ひろさちやの日本人の神さま仏さま CD全12巻☆▼☆▲