9月30日の沖縄県知事選挙には、故翁長知事の公約でもある「辺野古新基地建設阻止」を掲げる玉城デニー氏と、政府自民党の推す佐喜眞氏が立候補を表明している。
手始めに佐喜眞氏の報道で明らかになっている公約をまとめてみた。(以下8.25付琉球新報より)
①辺野古新基地建設の是非については明示せず
「普天間飛行場をどうやって返還するのか。どういう手法があるかというよりも、誰が、どういう形で返還を実現できるのかを県民に問いたい」
②辺野古埋立承認の撤回については
「しっかり精査し、瑕疵、法令的に問題があれば撤回もあり得る」
佐喜眞氏が、①のような発言をしても同氏は政府自民党推薦候補であり、佐喜眞氏が辺野古新基地建設推進であることは明白だ。
さらに、②のような発言をしても仲井真前知事の埋立承認を撤回することはない。「(撤回も)あり得る」という文言は「(撤回は)あり得ない」と同義語だ。
今回の知事選においても、政府自民党候補の佐喜眞氏は、辺野古の「へ」の字も言わない選挙戦略でくることは間違いない。名護市長選挙と同じだ。
有権者は騙されてはならないのだ。