2021年08月09日

米軍の求めるPFOS等汚染水の排出など絶対に認められない

米軍の求めるPFOS等汚染水の排出など絶対に認められない 

 米海兵隊は、普天間飛行場の地下貯水槽に保管しているPFOSを含む汚染水を、濃度を軽減して下水道に排出したいと申し出たという。汚染水処理費用が嵩むというのが理由とのことだが、断じて認められない。宜野湾市長も認められないと発言しているが当然だ。

 在沖米軍基地のPFOS汚染問題は普天間飛行場だけではない。多くの基地で問題が発覚しているが、嘉手納・普天間両飛行場周辺の河川、井戸、湧水(カー)等からも高濃度のPFOS等汚染数値が検出されている。

 昨年令和2年度有機フッ素化合物環境中残留実態調査(沖縄県)によれば、夏季は嘉手納町内井戸9地点から230〜3000 ng/Lが検出され、冬同地点から290〜2800 ng/Lが検出されている。国基準は50 ng/L。最高値は夏季60倍、冬季56倍である。さらに普天間飛行場周辺のマジキナガーでも夏季2000ng/L(基準値の40倍)、冬季1600 ng/L(基準値の32倍)が検出されている。

 前記調査報告書では「嘉手納飛行場、普天間飛行場周辺の超過については、基地からの影響である蓋然性が高いと考えており、国に調査及び対策を求めていく」としている。しかし、米軍は県等の申入れを拒み、調査等はまったく進んでおらず汚染除去どころか、汚染源特定の目途も立っていない。

令和2年度PFOS等調査結果(夏・冬)整理編集.jpg

 沖縄県企業局による嘉手納基地周辺地下水調査の結果について(令和元年10月23日)によれば、基地外の地下水上流部(東南部)の観測孔では 50ng/L以下が検出されているが、嘉手納基地を通過した基地外の地下水下流部(嘉手納町方向)観測孔及び湧水においては、PFOS 及び PFOA は 200ng/L 以上(基準値の4倍)の値が検出されている、と報告されている。

 嘉手納基地の地下を通ってきた水が汚染されて嘉手納町方向に流れ出している。嘉手納基地周辺のPFOS等汚染は嘉手納基地が汚染源である可能性が極めて高い。

嘉手納基地周辺水位図.jpg

 さらに、2014年から17年にかけて米軍が嘉手納基地内でPFOS等汚染状況を調査したことが明らかになっている。これについて、2019年6月18日の衆議院安全保障委員会において、沖縄選出の赤嶺議員の質問に、当時の河野外相はこの事実は日米両政府で共有されていると答弁したが、報告書の開示を求めると米軍の「了承」が必要ときた。共有されているPFOS等汚染状況調査結果さえも明らかにされていない。周辺自治体や県は、国に対して結果の公開を求めているが、拒否されたままだ。

 米軍基地内の汚染実態を隠蔽したままのPFOS等汚染水の排出など絶対に認められない。必要なのは基地内すべての汚染実態を明らかにし、県民の生命、身体を守るため汚染源を特定し汚染を除去することである。

 今回の米軍の申し出は本末転倒だ。

参照本HP記事

(2021/05/29)PFOS等汚染、県国はもちろん、周辺自治体も。この汚染状況を放置することは許されない(令和2年度有機フッ素化合物環境中残留実態調査の冬季調査結果より)

(2021/05/30)PFOS等の汚染源について「嘉手納飛行場、普天間飛行場周辺の超過については、基地からの影響である蓋然性が高い(県調査より)」。県国はもちろん、周辺自治体も、この汚染状況を放置することは許されない

(2019/07/01)PFOS等汚染問題。日本政府は知っていたのに放置し続けてきた!断じて許されない!

(特集ページ)PFOS等汚染問題

posted by 福地行政書士事務所 at 13:48| PFOS等汚染問題
2021年06月28日

県国はもちろん、周辺自治体も、この汚染状況を放置することは許されない。直ちに調査を実施し、汚染源を除去せよ!〜環境省 令和2年度有機フッ素化合物全国存在状況把握調査結果より〜

 環境省が行った令和2年度有機フッ素化合物全国存在状況把握調査結(沖縄県内抜粋)は以下のとおり。沖縄市ダクジャク川が基準値50ng/lの9倍、うるま市アカザンガーが3.6倍、嘉手納町シリーガーは22倍だ。

 汚染源については、沖縄県調査においても「嘉手納飛行場、普天間飛行場周辺の超過については、基地からの影響である蓋然性が高いと考えており、国に調査及び対策を求めていく」としている。県国はもちろん、周辺自治体も、この汚染状況を放置することは許されない。直ちに調査を実施し、汚染源を除去せよ!

参考本HP記事)

@PFOS等の汚染源について「嘉手納飛行場、普天間飛行場周辺の超過については、基地からの影響である蓋然性が高い(県調査より)」。県国はもちろん、周辺自治体も、この汚染状況を放置することは許されない

A環境省_令和2年度有機フッ素化合物全国存在状況把握調査の結果 .(クリックで同省HPへ)


場所 測定値(ng/l) 基準値との比較
沖縄市ダクジャク川 450 9倍
うるま市アカザンガー(湧水) 180 3.6倍
嘉手納町シリーガー(湧水) 1100 22倍
北谷町インガー(湧水) 52 1倍

 

縮小画像細工 令和2年度有機フッ素化合物全国存在状況把握調査結果一覧(PFOS及びPFOA)沖縄抜粋.jpg

posted by 福地行政書士事務所 at 15:56| PFOS等汚染問題
2021年05月30日

PFOS等の汚染源について「嘉手納飛行場、普天間飛行場周辺の超過については、基地からの影響である蓋然性が高い(県調査より)」。県国はもちろん、周辺自治体も、この汚染状況を放置することは許されない

 PFOS等による深刻な環境汚染の汚染源については以下のとおり指摘されている。

 沖縄県企業局の地下水調査によれば、嘉手納基地周辺の水位は沖縄市役所付近を頂点にして基地に向かって水が流れている。基地外の地下水上流部でのPFOS等観測地は基準値である 50ng/L以下である。基地外の地下水下流部では 200ng/L 以上の値が検出されているとからすれば、嘉手納基地内地下を通過することで汚染されていることになる。PFOS等汚染源は嘉手納基地である可能性が極めて高い。

 沖縄県調査においても「嘉手納飛行場、普天間飛行場周辺の超過については、基地からの影響である蓋然性が高いと考えており、国に調査及び対策を求めていく」としている。

 県国はもちろん、周辺自治体も、この汚染状況を放置することは許されない。直ちに調査を実施し、汚染源を除去せよ!!!

嘉手納基地周辺水位図.jpg


・基地東南部から基地内への地下水流向と、基地内から基地北西部への地下水流向が確認されました。
・基地外の地下水上流部(東南部)に設置した観測孔において、PFOS 及び PFOA は 50ng/L以下、基地外の地下水下流部(北西部)に設置した観測孔及び湧水においては、PFOS 及び PFOA は 200ng/L 以上の値が検出されました。
・比謝川河川において、大工廻川合流部以降で PFOS 等の上昇がみられました。
嘉手納基地周辺地下水調査業務委託の結果について(最終)令和元年10月23日 沖縄県企業局)より(クリックで同HPへ)

 

・嘉手納飛行場、普天間飛行場周辺の超過については、基地からの影響である蓋然性が高いと考えており、国に調査及び対策を求めていく。
令和2年度有機フッ素化合物環境中残留実態調査の冬季調査の結果について(クリックで県HPへ)より
posted by 福地行政書士事務所 at 16:11| PFOS等汚染問題
2021年05月29日

PFOS等汚染、県国はもちろん、周辺自治体も。この汚染状況を放置することは許されない(令和2年度有機フッ素化合物環境中残留実態調査の冬季調査結果より)

 5月7日、沖縄県HMで「令和2年度有機フッ素化合物環境中残留実態調査の冬季調査の結果について(クリックで県HPへ)」が公表された。普天間飛行場、キャンプ瑞慶覧、嘉手納飛行場、キャンプマクトリアス、キャンプハンセンの周辺で基準値を超える数値が測定された。下表のとおり

表一覧.jpg

 下表は結果一覧から抜粋した。40倍を超える数値が検出されており、嘉手納飛行場周辺の民家古井等(No32)では下記調査で基準値の60倍、3000n/Lが検出されている。

 早期の汚染源の特定、除染が必要だ。

 県の報告書は「嘉手納飛行場、普天間飛行場周辺の超過については、基地からの影響である蓋然性が高いと考えており、国に調査及び対策を求めていく。」としている。

 県国はもちろん、周辺自治体も。この汚染状況を放置することは許されない。

令和2年度PFOS等調査結果(夏・冬)整理編集.jpg

posted by 福地行政書士事務所 at 17:40| PFOS等汚染問題
2020年09月05日

4月10日普天間飛行場大量のPFOS含有泡消火剤流出事故の調査結果

 今年4月10日に発生した普天間飛行場からの大量のPFOS含有泡消火剤流出事故。県市国の採取した汚染土壌及び汚染水の調査結果が公表された。以下の2つの表は沖縄県HPからの引用である。

 事故発生から11日後に採取された汚染水からは基準値の2.5倍のPFOS等が検出されたが、4月24日の汚染土壌撤去後の採取土壌から検出された値はいずれも基準値以下となっている。これはPFOS等汚染が土壌等撤去により改善することができることを示す。

 この事実からすると、毎年、高濃度のPFOS等汚染物質が検出される嘉手納普天間両基地周辺の河川地下水湧水等の汚染状況が極めて深刻であることが分かる。

 普天間基地周辺の河川、湧水、地下水のPFOS等汚染調査では、平成28年度から令和元年調査まで汚染状況は改善されるどころか悪化している。日本の環境基準は50ng/Lと定められたが、最高はその40倍2000ng/Lが検出されている。普天間基地周辺の河川地下水湧水汚染状況は凄まじい。

詳細はこちらPFOS汚染が深刻、普天間基地周辺河川、湧水、地下水。平成28年〜令和元年調査では最高2000ng/Lを検出。政府による環境汚染放置を許すな!!!

 嘉手納町基地周辺の嘉手納町内河川湧水地下水のPFOS汚染調査値も異常だ。平成30年から令和元年までの3回の調査でも常時2000ng/Lを超える値が検出され、令和元年の追加調査でも25地点調査のうち21地点で基準を70ng/Lを超え、最高は2100ng/L(本HM記事参照)を検出している。

詳細はこちらPFOS汚染が深刻、嘉手納基地周辺の嘉手納町内河川、湧水、地下水。平成30年〜令和元年調査では2000ng/Lを超える値を検出。政府による環境汚染放置を許すな!!!

 周辺自治体は、米軍・国に対して、汚染原因の特定・除去、そして住民の健康調査の実施求めなければならない。

 黙することは現状を認めることになりかねない。座して死を待つわけにはいかないのだ。

沖縄県発表の詳細はこちら「普天間飛行場泡消火剤流出事故に係る基地内調査について」クリックで同HPへ

月日 県の調査
4.10 普天間飛行場泡消火剤流出事故発生
4.21 基地内立入 基地内排水路の採水実施
4.24 格納庫横地下タンク周辺の流出個所の土壌撤去立会
5.1 土壌撤去箇所より下層の土壌採取
5.11 土壌撤去個所及び排水路周辺の土壌採取

【調査結果】

泡消火剤流出事故にかかる基地内調査結果一覧表20200421、0501、11.png

posted by 福地行政書士事務所 at 17:12| PFOS等汚染問題
2020年08月24日

今年4月10日の大量PFOS含有泡消火剤流出事故(普天間飛行場)。県は汚染土壌調査結果を公表せよ!

 今年4月10日に発生した普天間飛行場からの大量のPFOS含有泡消火剤流出事故。宜野湾市、沖縄県、沖縄防衛局は、5月11日、汚染土壌(4月24日に米軍が土壌入れ替えのために撤去し、米軍が保管していた土壌から)の引き渡しを受け調査していた。

 調査結果の公表について「県は分析結果を約2カ月後に公表する(5月12日付琉球新報より)」としていたが、8月も終わろうとしている今日現在、実現していない。

 この現状について8月21日付沖縄タイムスが報告している。

 分析値の評価や公表の仕方を「三者で調整している」ために公表をが遅れているという。防衛省関係者は調整は数値を三者で確認し、評価についての考え方を統一するために必要。データを擦り合わせるという意味ではない」と強調」しているというが、何を調整しているのか分からない。

 国民の税金を使っての調査だ。すべてを明らかにすべきだ。

 今回の事故については、米軍が加害者であり、沖縄県は被害者。調査結果公表の前に、何故、双方の調査結果を擦り合わせなければならないのか。まったく理解不能だ。

 沖縄県は、県独自の調査結果を、直ちに公表すべきだ。

以下は8月21日付沖縄タイムス記事からの抜粋

・・・土壌汚染調査は20日までに結果はでそろっているが、公表されていない。分析値の評価や公表の仕方を「三者で調整している」(防衛省関係者)のが主な理由だ。県独自で公表できない現状に、県環境部は「日米両政府の協定に基づく環境調査で、主体は米軍側にある。県が勝手に進められない」と明かす。
 ・・・防衛省関係者は「調整は数値を三者で確認し、評価についての考え方を統一するために必要。データを擦り合わせるという意味ではない」と強調する。・・・

参考)PFOS等汚染問題(特集ページ)

参考)(05/31記事)普天間飛行場からの大量のPFOS含有泡消火剤流出事故(4月10日)。5月10日、県・宜野湾市・沖縄防衛局は事故による汚染土壌を採取。県は分析結果を公表へ

posted by 福地行政書士事務所 at 13:10| PFOS等汚染問題
2020年07月07日

嘉手納米軍基地周辺のPFOS等汚染は凄まじい。日米両政府は直ちに基地運用を停止し、PFOS等汚染物質を除去せよ!

 嘉手納米軍基地周辺のPFOS等汚染状況は凄まじい。沖縄県及び県企業局の調査によれば、日本の環境基準の40倍を超える状況が明らかになっている。PFOS等汚染状況を記載する。

 

1.米軍によるPFOS等汚染調査(2014年〜17年)が未だに明らかになっていない。報道によれば基準の760倍のPFOS等が検出されているという。

2014年から17年にかけて米軍が嘉手納基地内でPFOS等汚染調査を実施。6月18日の衆議院安全保障委員会において、赤嶺議員の質問に、河野外相はこの事実は日米両政府で共有されているが、開示については米軍の「了承」が必要として開示を拒否。

・2018年8月に採取した水のサンプルから、PFOAとPFOSの合計で1g当たり3万8千ナノグラムを検出した。・・・「川」と記載された別のサンプルには・・・570ナノグラムが含まれていた(2020年6月6日付沖縄タイムスより)。

本HM記事参照)2019/07/01)PFOS等汚染問題。日本政府は知っていたのに放置し続けてきた!断じて許されない!

 

2.沖縄県環境部による河川湧水地下水調査

 @平成30年から令和元年までの3回の調査が実施され、常時2000ng/Lを超える値を検出

5.30修正)嘉手納 pfos調査 平成30年〜令和元年 データ編集分.png

 A令和元年の追加調査でも25地点調査のうち21地点で基準を70ng/L超え、最高は2100ng/L

SNS用 令和元年PFOS等調査結果比謝川周辺.png

本HM記事参照)

(2020/05/30)PFOS汚染が深刻、嘉手納基地周辺の嘉手納町内河川、湧水、地下水。平成30年〜令和元年調査では2000ng/Lを超える値を検出。政府による環境汚染放置を許すな!!!

(2020/05/16)PFOS汚染が拡大する嘉手納町比謝川周辺湧水・井戸。最高2100ng/L。25地点調査の21地点からPFOS等を検出。令和元年度沖縄県有機フッ素化合物調査結果(追加調査)   


3.県企業局による河川調査

 沖縄県企業局によるPFOS等水源河川汚染調査(平成25〜30年調査)によれば、嘉手納基地周辺すべての河川で基準値(50n/l)を超過、最高20倍を超える汚染状況であることが明らかに。特に比謝川、大工廻川(ダクジャク川)の汚染状況は凄まじい。

県企業局PFOS等水源河川検出データH25〜30.png

本HM記事参照)2020/06/06)日米両政府は嘉手納基地の運用を直ちに停止し、PFOS等汚染を除去せよ!!! 嘉手納基地周辺河川のPFOS等汚染、基準値(50ng/l)を超過、最高20倍を超える汚染状況が明らかに!


4.環境省調査

 2020年6月11日公表された環境省令和元年度PFOS及びPFOA全国存在状況把握調査結果。嘉手納・普天間両基地周辺河川・地下水・湧水からは次のとおり。

調査場所 測定値 基準値(50ng/l)比較
沖縄市のダクジャク川 1508.1ng/l 30倍
宜野湾市のチュンナガー 1303.0ng/l 26倍
宜野湾市のメンダカリヒーガー 815.3ng/l 16倍
嘉手納町のシリーガー 1188.0ng/l 23倍

本HM記事参照)(06/12)嘉手納普天間両基地周辺のPFOS等汚染は深刻だ。日米両政府は直ちに基地機能を停止し、汚染物質の除去、除染にあたらなければならない。(1508.1ng/lダクジャク川のPFOS等汚染 環境省令和元年度PFOS及びPFOA全国存在状況把握調査)

 

 嘉手納町内河川・湧水等のPFOS等汚染状況は凄まじい。日本の環境基準値は50ng/L。嘉手納町内の河川地下水汚染状況は凄まじい。日本政府は何らの策を取ろうともせず、放置したままだ。

 日米両政府は、直ちに嘉手納基地の運用を停止し、PFOS等汚染源である嘉手納米軍基地を調査し、PFOS等汚染物質を除去せよ!

posted by 福地行政書士事務所 at 10:53| PFOS等汚染問題
2020年07月07日

普天間基地周辺のPFOS等汚染は凄まじい。日米両政府は直ちに普天間基地の運用を停止し、PFOS等汚染物質を除去せよ!

 今年4月10日午後、普天間基地からPFOS含有の泡消火剤が基地外に大量に流出した。県は流出現場土壌の採取を米軍に求めていたがなかなか応じなかった。

 流出から1ヵ月以上もたった5月11日、米軍はすでに土壌入替後に保管していた土壌の引き渡しに応じた。引き渡しを受けたのは宜野湾市、沖縄県、沖縄防衛局。県は7月には分析結果を公表するとしている。

 ところで普天間基地周辺のPFOS等汚染は上記大量流出事故以前から明らかになっている。日本政府は何らの策を取ろうともせず、実態隠しに懸命だ。このような沖縄差別を絶対に許してはならない。

@沖縄県による平成28年度から令和元年までの汚染状況調査。平成30年夏季調査ではチュンナガー(湧水)では2000ng/LのPFOS等汚染物質が検出されている。日本の環境基準は50ng/Lと定められたが、その40倍である。それ以外の湧水・地下水でも凄まじい汚染状況が常態化している。危機的状況だ。

平成28〜令和元年PFOS等調査結果普天間基地周辺.png

参照本HM記事)(05/30)PFOS汚染が深刻、普天間基地周辺河川、湧水、地下水。平成28年〜令和元年調査では最高2000ng/Lを検出。政府による環境汚染放置を許すな!!!


A2020年6月11日、環境省による令和元年度PFOS及びPFOA全国存在状況把握調査結果が公表された。普天間基地周辺河川・地下水・湧水からは次のとおり、高濃度のPFOS等汚染物質が検出された。米軍基地周辺の環境汚染は深刻だ。

 宜野湾市のチュンナガーは1303.0ng/lで基準値の26倍

 宜野湾市のメンダカリヒーガーは815.3ng/lで基準値の16倍

縮小2 調査結果(沖縄市、中頭郡抜粋).jpg

参照本HM記事)(06/12)嘉手納普天間両基地周辺のPFOS等汚染は深刻だ。日米両政府は直ちに基地機能を停止し、汚染物質の除去、除染にあたらなければならない。

posted by 福地行政書士事務所 at 09:45| PFOS等汚染問題
2020年07月07日

(小泉環境大臣)PFOS等排出源と疑われる米軍基地立入調査実現に向け、関係省庁と連携して、適切に対応していく〜嘉手納・普天間両基地からのPFOS等汚染物質流出に関する行政の対応〜

 6月12日記者会見。小泉環境大臣は、(PFOS排出源と疑われる)米軍基地立入調査実現に向け、関係省庁と連携して、適切に対応していくと発言した。2014年から17年にかけて米軍実施の嘉手納基地内PFOS等汚染調査結果さえ公にならない中、米軍基地への立入調査実現に前向きな発言が出された。尽力していただきたい。

 報道各社には、立ち入り調査実現に向けた小泉環境大臣の動向を注視し、報道してもらいたい。

小泉大臣記者会見(令和2年6月12日)より抜粋

(記者)毎日新聞の鈴木です。私からは、有機フッ素化合物の中でも、発癌性など人体への健康影響が指摘されているPFOS、PFOAについてお聞きします。環境省が昨日、国内の地下水等の汚染把握調査の結果を公表しました。13都府県の39ヶ所で国の暫定目標値を超え、在日米軍基地や工業地帯の周辺などで、水質が広く汚染されている実態が浮かび上がりました。これらの物質について、国は製造などの規制を進めていますが、消防機関や自衛隊などで、PFOS、PFOA含有の泡消火薬剤が現在でも大量に保管、使用されています。規制強化に向けた環境省としての今後の対応をお聞かせください。
(大臣)今、鈴木さんから御紹介ありましたのは、昨日公表した全国存在状況調査であります。今回170地点で調査を実施してその調査結果を取りまとめたものでありますが、環境省はそれに先立って、中央環境審議会での議論を経て、PFOS及びPFOAの水環境に係る暫定的な目標値、これを5月28日に設定するとともに、その値を超えて、PFOS及びPFOAが検出された場合には、例えば地下水などを水源としている井戸などの所有者に対して、飲むことを控えるように助言するなど、地方公共団体が対策を講じる場合の参考となる、対応の手引き、これを厚生労働省とともに策定をして、6月の2日に通知をしたところであります。これから各地方公共団体には、地域の実情等に合わせて、この手引きを参考として活用していただいて、対応を検討いただきたいというふうに考えています。なお、水道水につきましては、厚労省から水道事業者に対して、各浄水場において、水質管理を徹底するよう要請がなされており、今回の全国存在状況調査の調査地点の河川水等を原水とする浄水場すべてにおいて、上水、水道水中でのPFOS及びPFOAの濃度は、暫定的な目標値を下回っていたと承知をしています。環境省では、本年度の追加的な調査の実施、そして、今後も引き続き、関係省庁及び関係地方公共団体と連携しつつ、必要な対応を検討していきたいと思います。

(記者)沖縄タイムスの又吉です。今の関連で、沖縄県内ではですね、4月にも米軍普天間飛行場でのPFOSを含めた泡消化剤の漏出事故が発生してまして、県民の目に見える形でPFOSの漏出が起きています。PFOSの排出源と疑われる米軍基地への立ち入り調査の必要性と、今後の汚染源対策も含めて大臣の御所見をお願いします。
(大臣)まず、政府としてはこれまでもアメリカ側に対して、沖縄県が要請している米軍基地内の立ち入り調査について働きかけを行っているところです。環境省としても、昨年度実施した全国調査の結果を踏まえながら、立ち入り調査の実現に向けて、関係省庁と連携して、適切に対応して参りたいと思います。
posted by 福地行政書士事務所 at 08:30| PFOS等汚染問題
2020年06月13日

嘉手納・普天間両基地からのPFOS等汚染物質流出に関する行政の対応について

 嘉手納・普天間両基地からのPFOS等汚染物質流出に関する行政の対応については以下のとおりだ。(直近のものから掲載)

 昨年の沖縄県からの要請、県企業局からの要請については4年もの間放置されつづけている。

 米軍基地返還にあたって汚染物質除去などの原状回復義務を負わない米軍に立入調査を拒む理由はない。これを拒んでいるのは日本政府ではないのか。米軍の陰に隠れて、基地周辺住民及び県民の身体生命財産を守ろうとしないのは日本政府ではないのか。

 2014年から17年にかけて米軍が嘉手納基地内でPFOS等汚染調査を実施し、その調査結果について、当時の河野外相は日米両政府で共有されているとしながら、開示については米軍の「了承」が必要として開示を拒否した。開示を拒んでいるのは日本政府ではないのか、疑問は大きくなるばかりである。

1.2020.5.18沖縄県企業局:嘉手納基地へのPFOS等調査のための立入許可を申請(同HMより)

嘉手納基地へのPFOS等調査のための立入許可申請について(令和2年5月18日付)
 企業局北谷浄水場の水源である比謝川及び嘉手納井戸群の水質調査で高濃度のPFOS等が検出され、また嘉手納基地内から比謝川に流入する大工廻(だくじゃく)川においてさらに高濃度のPFOS等が検出されていることから、平成28年6月に原因究明のための立入許可申請を行いました。
 しかし、現在においても立入は認められておらず、その後約4年にわたって水源水質に改善はみられていない状況であります。
 その後、令和2年4月1日に「PFOS及びPFOA」が水質管理目標設定項目に位置づけられ、暫定目標値が50ng/L以下(PFOS・PFOAの合計値)と設定されました。
 これらのことを受けて、沖縄県企業局では嘉手納基地への立入調査の申請書(5月18日付)を、沖縄防衛局に提出しました。

2.2019.6.12沖縄県:基地内立入調査、汚染源特定、水質土壌調査を要請。

要請文はこちら令和元年6月12日 防衛大臣あて要請文(PDF:680KB)

posted by 福地行政書士事務所 at 12:05| PFOS等汚染問題