沖縄県企業局によるPFOS等水源河川汚染調査(平成25〜30年調査)よれば、嘉手納基地周辺すべての河川で基準値(50n/l)を超過、最高20倍を超える汚染状況であることが明らかになった。
調査対象となっているのは、比謝川、長田、川崎、嘉手納井戸、大工廻川である。その中でも比謝川、大工廻川の汚染状況は突出し、基準値20倍を超えている。さらに深刻なのは汚染状況が年々悪化していること。基地返還後の原状回復義務を負わない、汚染発生源の米軍はPFOS等を垂れ流し続け、日本政府はこれを放置し続けている。
PFOS等による環境汚染について、2014年から17年にかけて米軍が嘉手納基地内で調査したことが明らかになっている。この事実について、6月18日の衆議院安全保障委員会において、赤嶺議員の質問に、河野外相はこの事実は日米両政府で共有されていると答弁したが、報告書の開示には米軍の「了承」が必要として明らかにしていない。本来であれば、汚染状況を公開し、対処すべきだ。嘉手納基地周辺住民の健康被害など黙殺する態度、米軍に責任を負わせる主体性のない態度にはあきれ返るばかりだ。(参照本HM記事20190701PFOS等汚染問題。日本政府は知っていたのに放置し続けてきた!断じて許されない!)
日米両政府は嘉手納基地の運用を直ちに停止し、PFOS等汚染を除去すべきである。そのためには、県、周辺市町村自治体、住民が声を挙げなければならない。
日米両政府は嘉手納基地の運用を直ちに停止し、PFOS等汚染を除去せよ!!!
沖縄企業局データはこちら有機フッ素化合物に係る対応状況等について(令和元年5月23日記者懇談会資料)クリックで同HMへ)
