2012年01月21日

遺言書の作成

posted by 福地行政書士事務所 at 10:29| 遺言書
2011年06月06日

既に作成した公正証書遺言を一部訂正したいのですが、可能でしょうか。

 可能です。
 訂正の手続は公正証書遺言作成とほとんど同じです(当HM記事自筆証書遺言、秘密証書遺言、公正証書遺言について教えてください参照)。訂正とは言っても、その内容は既に作成した遺言書(以下「旧遺言書」という)の一部を撤回して、撤回部分についてのみ作成する新たな遺言書(以下「新遺言書」という)を作成することになります。ですから、証人2名も必要ですし、戸籍謄本や不動産登記簿等の書類の提出も必要です。

 ただ、戸籍謄本などは、旧遺言書を作成した際の内容に変更がなければ、その時に使った古いものでも使用できることもありますので、公証人役場に確認した方がよいでしょう。
 新遺言書の内容は、先の遺言書の内容の一部を撤回して新たな遺言内容が記載されます。また、旧遺言書には一部撤回された旨が付記されます。

 遺言者が亡くなって遺言を執行するためには、新旧両遺言書が必要になりますので、注意が必要です。

posted by 福地行政書士事務所 at 16:04| 遺言書
2011年11月05日

公正証書遺言の内容に条件を付けることは可能でしょうか。

【質問】公正証書遺言の内容に条件を付けることは可能でしょうか。例えば、別居している子どもに対して、実家に戻ったら財産を相続させるというのは可能でしょうか。

【回答】公証人役場にも確認したところ、結論としては可能です。

 遺言書は、遺言者の意思に基づいて作成されるのですから、遺言者の意思を最大限尊重するのは当然のことです。ただ、遺言の内容によっては法律的に不適切と判断される可能性もあることから事前に公証人と打ち合わせをすることが必要になります。

 ただ、ひとつ懸念される点があります。それは、相続が発生した場合に、遺言書に付された条件が満たされているのか否かの判断を誰がするかという点です。明らかな場合はいいのですが、条件が満たされているのか否か微妙な判断を要する場合は、争いが発生する可能性があります。

 遺言書を作成するのは遺言者亡き後の遺産相続について争いを発生させないようにするためだと言われます。その点からすると条件を付したばっかりに争いが発生するような遺言書の内容は、遺言書としてふさわしいといえるか疑問の残るところです。

 私の個人的見解としては、仮に条件を付す場合は、遺言書の執行段階において紛争を発生させることがないように十分に注意する必要があると考えます。

posted by 福地行政書士事務所 at 15:13| 遺言書
2010年09月14日

遺言書の異議申し立てはどうすればいいのですか。

 遺言書の内容は亡くなった方(以下は「被相続人」といいます)の意思であり、基本的にはこれを尊重しなければならないと考えるのが普通でしょう。したがって、間違いなく被相続人の遺言であると確認できれば、内容のとおりに執行されるのが普通でしょう。この場合に遺言の内容に不満がある一定の相続人は遺留分請求を行うことができます。(詳細はこちらをクリック2010:01:31 相続の際の遺留分って何ですか。)

 ご質問の趣旨は、遺言書の内容に疑義がある場合と思われますが、この場合は、家庭裁判所に遺言無効調停や遺産分割調停を申立てるなどして相続人間の話し合いで解決を図る方法があります。ただ、それで解決できない場合は、地方裁判所に遺言無効の訴訟を提起することになります。訴訟になると、遺言が法定の形式に則って作成されているかがひとつの判断基準になります(詳細はこちらをクリック2010:02:26 自筆証書遺言、秘密証書遺言、公正証書遺言について教えてください。)。相続人間での話し合いでの解決が困難で訴訟提起が必要と思われるような場合は、早めの専門家への相談をお薦めします。

posted by 福地行政書士事務所 at 14:00| 遺言書
2010年02月22日

遺言書のひな型

 ひな型は一般的に参考となる書式を表示したものです。現実に作るとなるとひな型どおりにはいかないことが多いものです。掲載したひな型をご使用の際は、ご検討のうえ、ご自身の責任のもとでお使いいただくようお願いします。                                  なお、ご質問、ご相談等ございましたら当事務所あてご連絡ください。

書込形式  一般的遺言 相続人以外への遺贈 事業承継遺言   
    信託遺言  認知遺言   

posted by 福地行政書士事務所 at 10:22| 遺言書
2010年02月25日

遺言書 書込形式注(自筆証書遺言では全文を自書することが要件です。この書込式は遺言書をまとめる際の下書き等にご使用ください。)

注意)自筆証書遺言では全文を自書することが要件ですので、この書込式は遺言書をまとめる際の下書き等にご使用ください。
                      遺 言 書
  遺言者                は、この遺言書により別紙のとおり遺言する。


平成   年   月   日

       住 所                           

       遺言者              印

 

 
 

 (別紙1 不動産)


     遺言者は、次の財産を               に相続させる。
        (1) 土  地

           所 在(                           )                    
           地 番(                           )            
           地 目(                            )            
           地 積(                 )            
       

       (2) 建 物

           所 在(                           )         
         家屋番号(                            )           
           種 類(                           )     
           構 造(                           )   
          床面積(                           ) 

 

(別紙2 預金等)


 遺言者は、次の財産を                に相続させる。
    (1)定期預金            
       銀行名   (                   )
     証書番号    (                    )
      金 額      (                   )        

   (2)普通預金
       銀行名   (                   )
     預金の種類 (                    )
      口座番号  (                   )

     (3)現 金     (金               円)           
 
   (4)株 式
        株式会社○○の株式      株  
                             
                           

 注)自筆証書遺言では全文を自書することが要件ですので、この書込式は遺言書をまとめる際の下書き等にご使用ください。

posted by 福地行政書士事務所 at 10:31| 遺言書
2010年02月22日

一般的遺言書

          遺 言 書
遺言者沖縄幸太郎は、次のとおり遺言する。
1  以下の不動産を、長男沖縄太郎に相続させる。    
     @  所 在  那覇市○○
        地 番  123番
        地 目  宅地
        地 積  456平方メートル
      A  所 在  那覇市○○123番
       家屋番号 123番3
        種 類  事務所兼居宅
        構 造  鉄筋コンクリートブロック2階建  
        床面積   1階70平方メートル
                2階30平方メートル
2  以下の不動産を、長女沖縄花子に相続させる。
     所 在  浦添市○○
     地 番  123番
     地 目  雑種地
     地 積  456平方メートル
3  以下の財産を、妻沖縄幸子に相続させる。
     定期預金
        銀行名  ○○銀行○○支店
        証書番号 1234567
        金 額  金2000万円

     平成22年2月22日
            遺言者 沖縄幸太郎   印
 

posted by 福地行政書士事務所 at 11:12| 遺言書
2010年02月23日

相続人以外への遺贈のひな型

(相続人以への遺贈の例)  

           遺 言 書
遺言者沖縄太郎は、次のとおり遺言する。
1 遺言者の孫那覇真太郎(平成○○年○○月○○日生 亡長女那覇真理子の長男)に対して、次の遺産を遺贈する。
    定期預金
      銀行名  ○○銀行△△支店
     証書番号  1234567
       金 額 金2000万円
2 遺言者の財産中、次の財産を、内縁の妻である宮古琉子(昭和○○年○○月○○日生)に遺贈する。
    土 地
     所 在  那覇市○○
     地 番  123番
     地 目  宅地
     地 積  456平方メートル
    建 物
     所 在  那覇市○○123番
     家屋番号 123番3
     種 類  事務所兼居宅
     構 造  鉄筋コンクリートブロック2階建
     床面積  1階70平方メートル
            2階30平方メートル   
3 以上に記載した以外の財産は、二女広子及び三女好子に各2分の1ずつ相続させる。
4 遺言執行者として次の者を指定する。
   沖縄県中頭郡嘉手納町○○番地
      沖 縄 琉 太

 
              平成  年  月  日

                 遺言者 沖 縄 太 郎
注)
 相続人に対しては「相続させる」と記載するのが一般ですが、相続人以外の者に譲渡する場合は「遺贈する」となります。 

posted by 福地行政書士事務所 at 09:38| 遺言書
2010年02月24日

認知遺言のひな型

 

 (認知して財産を取得させる場合)
         遺 言 書
遺言者沖縄太郎は、次のとおり遺言する。
1 次の者は、遺言者と宮古琉子との間の子であるので、これを認知する。
    本 籍 沖縄県那覇市○○番地(筆頭者 宮古琉子)
    住 所 沖縄県沖縄市○○番地
         宮古一郎(平成〇〇年〇〇月〇〇日生)
2 遺言者が認知した宮古一郎に対して、次の財産を相続させる。
  定期預金
    銀行名 ○○銀行△△支店
   証書番号 1234567
    金 額 金2000万円
3 遺言執行者として次の者を指定する。
    沖縄県中頭郡嘉手納町○○番地
       沖 縄 琉 太

              平成  年  月  日
                 遺言者 沖 縄 太 郎

 (胎児認知して財産を取得させる場合)
     遺 言 書
遺言者沖縄太郎は、次のとおり遺言する。
1 次の者が懐胎している胎児は遺言者の子であることを認知する。
    本 籍 沖縄県那覇市曙○○番地
    住 所 沖縄県沖縄市越来○○番地
         宮古琉子(昭和○○年○○月○○日生)
2 前条の者が懐胎している胎児に対し、次の財産を相続させる。
  普通預金
    銀行名 ○○銀行△△支店
   口座番号 1234567
3 遺言執行者として次の者を指定する。
   沖縄県中頭郡嘉手納町○○番地
     沖 縄 琉 太
              平成  年  月  日
                 遺言者 沖 縄 太 郎

 注)遺言者が亡くなった後の認知届出の手続
(1)遺言による認知の届出は遺言執行者が行います。届出は遺言執行者となってから10日以内しなければなりません。(戸籍法64条)したがって、遺言認知する場合は遺言執行者を選任しておいた方がよいでしょう。
(2)遺言書で遺言執行者が定められていないときは家庭裁判所に遺言執行者選任の申立てを行い、選任してもらう必要があります。(手続の説明、申立書式等:最高裁HMこちらをクリック)
(3)認知に関する民法上の規定
@成年の子の認知には本人の承諾が必要です。(民法782条)
A胎児の認知には母親の承諾が必要です。(民法783条1項)

posted by 福地行政書士事務所 at 11:22| 遺言書
2010年03月01日

会社(事業)承継の遺言書のひな型

 

          遺 言 書
遺言者沖縄太郎は、次のとおり遺言する。
1 遺言者が創立し、発展させてきた株式会社琉球の繁栄を願い、遺言者の会社経営を支えてきた長男敬を同社の後継者と定める。
2 遺言者の所有する次の遺産を長男敬に相続させる。  
 @株式会社琉球の株式300株
 A株式会社琉球が使用している次の土地・建物
   土 地
    所 在 沖縄県那覇市○○
    番 地 12番
    地 目 宅地
    地 積 300平方メートル
   建 物
    所  在  沖縄県那覇市○○番地
    家屋番号 12番の2
    種  類  住宅兼店舗
    構  造  鉄筋コンクリート造平家建
    床面積   50平方メートル
3 以上記載以外の財産は、すべて、妻陽子及び二男智に各2分の1ずつ相続させる。
   
       平成  年  月  日
         
           遺言者  沖 縄 太 郎  印

注)
 遺言書はどの財産をどのように処分する(誰に相続させる)のかが重要であり、余計なことは書かない方がよいと言われていますが、この例のように取得分が明らかに不平等のような場合には、遺言者の意思が相続人らに届くように、遺言者の考えや思いを記載することは、後日の紛争を回避するためにも必要かと思われます。
 

posted by 福地行政書士事務所 at 14:15| 遺言書