7月9日午後の嘉手納飛行場でのパラシュート降下訓練強行について、河野防相発言「例外的に当たるとして判断して認めております」と発言した根拠については「伊江島の天候不順で、何度も延期になっておりますので」としている。

 基地周辺住民がこの訓練に反対しているのは、住宅地に隣接した場所での訓練であり、住民の生命身体財産を脅かすものだからだ。

 軍事優先の名のもとに住民の安全が脅かされるのは許さない。人権侵害そのもの、沖縄差別そのものだ。

 沖縄は、沖縄の声を挙げ続けなければならない。

防衛大臣記者会見(令和2年7月10日)より抜粋)

Q:米軍のパラシュート訓練について伺います。昨日、嘉手納基地でパラシュート訓練が実施されました。日米の合意で原則、伊江島で実施することになっているかと思いますが、今回の訓練が例外的な場合に当たるのかどうか、大臣の御認識をお願いします。

A:例外的に当たると思います。

 

Q:例外的に当たるとした根拠はどういうところにあるのでしょうか。

A:米軍の即応性の維持、これは我々としてもきちんと担保しなければなりません。伊江島の天候不順で、何度も延期になっておりますので、例外的に当たるとして判断して認めております。

 

Q:関連で、例外的に当たるかという判断ですが、地元自治体には、この訓練の後にしか知らされない中で、反発の声もあるんですが、例えば、事前に例外的に当たるかどうかの判断を示すとかですね、情報共有のあり方について、大臣はどのようにお考えでしょうか。

A:そこは検討の余地があるかもしれません。

 2020年7月9日午後3時過ぎ、米軍は、嘉手納飛行場において、周辺自治体や県の訓練中止を無視してパラシュート降下訓練を強行した。

 嘉手納飛行場における米軍によるパラシュート降下訓練について、河野防相は2019年10月29日の記者会見で「明らかにSACO合意違反」「一部の部隊の指揮官が地元の理解の必要性を理解できない」「同盟に影響を与えかねない、大変遺憾な出来事」と米軍の横暴を厳しく指摘した。

(参照2019/11/28記事)河野防相「明らかにSACO合意違反」!10月29日嘉手納飛行場でのパラシュート降下訓練強行。「一部の部隊の指揮官が地元の理解の必要性を理解できない」「同盟に影響を与えかねない、大変遺憾な出来事」と、米軍の横暴を厳しく指摘

 嘉手納基地周辺住民の身体生命財産を危険にさらす行為を許してはならない。米軍の横暴を許してはならない。

(7月10日付琉球新報より)午後3時50分から日没後の午後8時すぎまでに計5回、MC130特殊作戦機から計21人の兵士が降下する様子が確認された。

 米軍は、嘉手納基地周辺住民及び自治体の反対を無視し、6月3日16:00〜20:00嘉手納基地でパラシュート降下訓練を強行実施するとしていた。しかし、その後中止した。

 直近のパラシュート降下訓練は昨年10月29日。記者会見で、河野防相は「明らかにSACO合意違反」「一部の部隊の指揮官が地元の理解の必要性を理解できない」「同盟に影響を与えかねない、大変遺憾な出来事」と米軍の横暴を厳しく指摘した。

 中止したとはいえ、米軍は嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を諦めたわけではない。

 米軍の動向を注視し、実施を許さない闘いを続けていかなければならない。 

(詳細は本HM記事参照)10月29日嘉手納飛行場でのパラシュート降下訓練強行。河野防相は「明らかにSACO合意違反」・・・」「同盟に影響を与えかねない、大変遺憾な出来事」と米軍の横暴を厳しく指摘した(クリックで同記事へ)   

その他関連)本HMページ記事「米軍の違反パラシュート降下訓練 」

(6月3日付琉球新報より)
 米軍嘉手納基地の第18航空団は2日、同基地で3日に予定していたパラシュート降下訓練を中止することを決めた。中止の理由について、同団は本紙の取材に「任務の必要条件に変更があったため」と説明した。

 10月29日に地元の反対を無視して強行された嘉手納飛行場でのパラシュート降下訓練。

 これについて、河野防相は、記者会見で「明らかにSACO合意違反」と指摘し、米軍の横暴を厳しく非難した。以下は記者会見からの抜粋。

 「嘉手納でパラシュートの降下訓練が度々行われていることは、明らかにこのSACO合意に反することでありまして、受け入れることはできません。SACO合意違反と言わざるを得ない」

 「今年既に嘉手納での訓練が3回行われているということを私としては重く受け止めておりまして、外務大臣当時から米側に対して、こうしたことは是正が必要であると申し上げておりました。」

 「今回の場合は、例外的と言えるような状況の説明が米側からは全くなく、また、悪い天候が何度も続いて、何度も訓練が遅れるということがあれば、それは御相談をすることになるかと思いますが、天候は例外事由には当たらない状況の中、極めて日米同盟の維持・強化に反するような事案と言わざるを得ないと思います。」

 「このような事態になってしまったことは、沖縄の皆様に大変申し訳なく思っております」

 「一部の部隊の指揮官が、こうした地元の理解の必要性を理解できないのであるならば、その上部機関にきちんと話をするしかないと思っております。」

 「例外事由に当たるかという説明もなく、こうして嘉手納で行われたということは、同盟に影響を与えかねない、大変遺憾な出来事だと思っております。」

Q:在日米軍がツイートで、2国間協定に基づいて行われたと言っていますが、日本側としてはあくまでもSACO合意違反とお考えでしょうか。
A:当然です。 

 パラシュート降下訓練を阻止するためには、嘉手納基地周辺の住民及び自治体が声を挙げ続けなければならない。

関連)本HMページ記事「米軍の違反パラシュート降下訓練

令和元年10月29日(火)11:17〜11:33)防衛大事記者会見(クリックで同HMへ)
1 発表事項
 ・・・昨日、在日米軍から嘉手納飛行場におけるパラシュート降下訓練に関するノータムが発出されました。天候を条件として、嘉手納でパラシュートの降下訓練が度々行われていることは、明らかにこのSACO合意に反することでありまして、受け入れることはできません。SACO合意違反と言わざるを得ないと思います。昨日、在日米軍の司令官に防衛省からメールで申入れをし、あるいは、関係各省と電話連絡をし、在京の米大使館にもこの訓練を嘉手納でやることを中止するよう申入れをいたしました。 その後、ワシントンに連絡を取り、局長級の電話会談を行ったところでございます。何度も天候が悪化して、予定された訓練がかなりの期間、天候が悪くできないというようなことならば、それは御相談をしなければいかんこともあるかもしれませんが、今回のような、ただ単なる例外的ということではいけないと思います。これは地元の御理解をいただくというのは同盟を維持・強化していく上での最も基本的なことでありまして、週末の富士山会合でも、米側の安全保障の専門家あるいは在京のヤング大使代理、シュナイダー司令官がいらっしゃる前で、私としてはこの在日米軍の強化に努めていく、そういうことを申し上げた矢先でございますので、私としては非常に残念でございますし、これはある面、由々しき問題、由々しき事態と言わざるを得ないと思っております。この問題は沖縄の首長さんからも現地で色々御連絡をいただいておりますが、きっちりと対応できるようにしていかなければならないと思っておりますし、年間の訓練のスケジュールがあるわけですから、その中でこの天候の悪化というのも当然、使用の条件としてスケジュールが組まれていかなければならないというふうに思います。・・・
2 質疑応答

Q:嘉手納のパラシュート訓練について、お伺いします。伊江島ではなく、嘉手納で実施する理由について、例外的というお話がありましたが、今回、米側からどのような説明があったのかお聞かせください。
A:少なくとも、しっかりとした説明がなされていないという認識です。

Q:先日、救助ボートの使用のために本部港が使えなかったというケースがありましたけれども、こういったことが影響しているとお考えでしょうか。
A:米軍の訓練のスケジューリングについてはよく分かりませんが、少なくともSACOの合意で伊江島でのパラシュートの降下訓練は行うことになっておりますし、嘉手納は例外ということでございます。今年既に嘉手納での訓練が3回行われているということを私としては重く受け止めておりまして、外務大臣当時から米側に対して、こうしたことは是正が必要であると申し上げておりました。

令和元年10月29日((火)20:34〜20:40)防衛大臣臨時記者会見(クリックで同HMへ)
1 発表事項
 今日の午後6時40分から、嘉手納で米軍のパラシュート降下訓練が行われました。SACOの合意では、パラシュートの降下訓練は伊江島で行われるものとされており、例外的な場合にのみ、嘉手納で行うこととされております。今回の場合は、例外的と言えるような状況の説明が米側からは全くなく、また、悪い天候が何度も続いて、何度も訓練が遅れるということがあれば、それは御相談をすることになるかと思いますが、天候は例外事由には当たらない状況の中、極めて日米同盟の維持・強化に反するような事案と言わざるを得ないと思います。この日米同盟を維持・強化していくためには、地元の御理解が不可欠であり、それが一番のベースであるはずです。私は防衛大臣として、東アジアの安全保障環境を見た中で、日米同盟を強化していくことが何よりも必要だと思い、その旨をアメリカ側にもしっかりと伝えてきました。在日米軍のシュナイダー司令官あるいはクラーディ四軍調整官に、地元の理解が必要だということを申し上げ、御理解をいただいていたはずであるにもかかわらず、このような事態になってしまったことは、沖縄の皆様に大変申し訳なく思っておりますし、これは東京とワシントンの間できちんと話をしなければいけない事態が起きていると言わざるを得ないと思います。インド太平洋軍の司令官も近々来日されますし、バンコクでエスパー国防長官とお目にかかる予定もございますので、きちんと、この問題について話し合いをしていきたいと思っております。

2 質疑応答
Q:大臣、先ほど会見でアメリカ側に色々メッセージを伝える努力をされたとのことですが、何かアメリカ側から返答みたいなものはあったのでしょうか。
A:ワシントンと今、局長レベルの電話会談を再開するように話をしているところであります。

Q:これからですか。
A:これからです。

Q:そこで何か抗議みたいなものを伝えるということですか。日本政府の立場として、具体的に。
A:日本政府の考え方というのは既に伝えてありますので、今後、このようなことが繰り返されないようにどうするかということをきちんと話し合いをしていきたいと思います。

Q:今日、大臣会見の中で日米同盟の維持のためには地元の理解が必要だということで、今回の訓練についてはかなり強いメッセージを出していたように思うのですが、結果として、それが守られないかたちで訓練を行われたことについて、改めて、どのように思われていますでしょうか。
A:一部の部隊の指揮官が、こうした地元の理解の必要性を理解できないのであるならば、その上部機関にきちんと話をするしかないと思っております。

Q:伊江島で行われたパラシュート降下訓練で、訓練の敷地外に出て警察沙汰になったという事案があるのですが、これについて米軍に抗議なりはされたのでしょうか。
A:情報は、今、しっかりと取るようにしております。米側には、きちんと安全管理はしていただきたいと思っております。

Q:改めてお伝えしたということでしょうか。
A:今、情報を取っているところです。

Q:伊江島で本来訓練すべきものを、嘉手納でやったと。天候にかかわらず、今日、伊江島と嘉手納の両方で訓練が行われている訳ですが、それについての受け止めはいかがでしょうか。
A:本来、伊江島でやられるべきものですから、当然、伊江島でやっていただかなければいけないと思います。何が例外事由に当たるかという説明もなく、こうして嘉手納で行われたということは、同盟に影響を与えかねない、大変遺憾な出来事だと思っております。

Q:在日米軍がツイートで、2国間協定に基づいて行われたと言っていますが、日本側としてはあくまでもSACO合意違反とお考えでしょうか。
A:当然です。

Q:在日米軍司令部のツイートなのですが、内容に例外というトーンが全く出ていませんが、日米間で例外の認識について、何か、かい離があるかどうか、その辺りの受け止めはいかがでしょうか。
A:きちんと米側に、そこを理解してもらわなければいけないと思っています。

令和元年10月31日((木)19:04〜19:08)防衛大臣臨時記者会見(クリックで同HMへ)
Q:パラシュート訓練が強行されたことに対する抗議はされたのでしょうか。
A:抗議と言いますか、私の方から米軍の即応性を維持しながら日米同盟を強化していくために、地元の理解が必要だ、ということを申し上げました。司令官も、そうした事情もよく理解をされていると私は思っております。
・・・

Q:先ほど司令官もよく理解していると思うと、パラシュート降下訓練について御発言があったのですが、司令官からは今後のパラシュート降下訓練の運用について、どういう考えが示されたのかその点をお願いします。

A:先方の発言を私が申し上げるのは差し控えたいと思います。

2019年1月23日午後に強行されたパラシュート降下訓練】

【2019年5月21日午後に強行されたパラシュート降下訓練】

 2019年10月29日夜間、米軍は、県・近隣市町村の反対を無視し、嘉手納飛行場でパラシュート降下訓練を強行した。今年1月、2月、5月に続く4度目の凶行だ。

 河野防相は「明らかにSACO合意違反」「一部の部隊の指揮官が地元の理解の必要性を理解できない」「同盟に影響を与えかねない、大変遺憾な出来事」と米軍の横暴を厳しく指摘する。

 米軍は、沖縄県民の身体生命財産への最大の脅威であることが、あらためて示された。

 絶対に赦してはならない。沖縄は沖縄の声を挙げ続ける。

参照 本HM記事)

強行されるパラシュート降下訓練)2019年5月21日午後5時44分嘉手納米軍基地。周辺住民の反対を無視して強行されるパラシュート訓練。住民の安全を無視するを蛮行を許すな!

2019年2月21日午後 強行されるパラシュート降下訓練前の嘉手納米軍基地。凄まじい異常爆音と排気ガスが撒き散らされる。危険極まりない、生活環境破壊、人権侵害だ!米軍は沖縄から出て行け!

2019年1月23日午後5時38分嘉手納米軍基地。基地周辺住民の抗議を無視してパラシュート降下訓練を強行する。危険極まりない、生活環境破壊、人権侵害だ。米軍は沖縄から出て行け!

ページ)米軍の違反パラシュート降下訓練

 9月17日、再三にわたる県や本部町の使用自粛要請を無視し、米軍が本部港使用を強行しようとした。本部港ゲート前町民や市民団体、全港湾のメンバー100人が集結し、夕刻には米軍が撤退し使用を阻止した。

 ところが、この事態に河野防相は「米側が伊江島で多少波が高くても訓練ができるように、大型のボートを設置する‥ことを決めて、実際にやってくれた‥。・・今まで以上に嘉手納でやらずに伊江島でやることができる‥、‥是非理解をしていただきたい‥」と発言したのだ。

 米軍による沖縄の民間施設の利用は沖縄の基地強化につながる。沖縄の基地負担軽減を言いながら、その内実はまったく違うことが明らかになった。さらに、民間の使用も認められている嘉手納マリーナの使用を是認するかのうよな発言も許してはならない。

 さらに、記者の質問もおかしい「米側からそのような説明があった訳ではなくて、恐らくそうしたのではないかと」の部分だ。米軍からの説明無しに、こんな発言が出るわけはない。記者もしっかり質問してよ!

 次のねらいは、本部港、嘉手納マリーナの米軍による軍事優先使用だ。

 住民無視の、米軍優先の日本政府の態度は決して許してはならない!!!

河野防衛大臣記者会見より抜粋(令和元年9月17日)クリックで同HMへ
Q:本日午前中に、沖縄県本部町の本部港ゲート前に、米軍の大型ボート1隻を載せた米軍車両が到着しました。河野大臣が外務大臣のときに答弁されていた、伊江島のパラシュート降下訓練で使用するために、米軍が新たに導入するとなっていたボートになるのでしょうか。
A:そういうことだろうと私は理解をしておりまして、これまで伊江島でパラシュートの降下訓練を行っていましたが、天候が悪化して波が高くなると、伊江島で訓練ができず、嘉手納でやらざるを得ないという状況がございまして、私は、かなり強く米側に申入れをして、米側が伊江島で多少波が高くても訓練ができるように、大型のボートを設置するということを決めて、実際にやってくれた訳でございます。このことがあれば、今まで以上に嘉手納でやらずに伊江島でやることができるわけですから、そうしたことを是非理解をしていただきたいと思いますし、これは、地元からもなるべく嘉手納のパラシュート降下訓練をやらないように、という強い要請を受けてやったことでございますので、是非そこは御理解をいただきたいと思っております。
Q:一方で、本日もそうですが、米軍の船舶が民間港湾を使用することについて、市民から反発がでているのですが、今後もこのボートが本部港を利用する可能性はあるのでしょうか。
A:そこはよくわかりませんが、今までは、嘉手納マリーナの方へ持って行ったが、本部の方が運搬する距離が短いということもあって、地元への負担も軽くなるということなのではないかと思っております。
Q:米側からそのような説明があった訳ではなくて、恐らくそうしたのではないかと。
A:そういうことだろうと思っております。

 5月21日の嘉手納米軍基地で強行されたパラシュート降下訓練について、岩屋防相は5月24日の記者会見で「今回のことは、事情を聞いてみると、やむを得なかったかなと判断しております」と発言した。

 基地周辺住民の身体生命財産を脅かす訓練を認めることなど許されない。

 断固抗議する!!!

防衛大臣記者会見(令和元年5月24日)より抜粋
Q:今月21日に嘉手納基地で米軍が行ったパラシュート降下訓練について、伺いたいのですが、河野外務大臣が、嘉手納基地で行うのは例外的ということで、悪天候などいくつか例外の基準を示されていましたが、今回の訓練は、政府としては、河野大臣が述べていた例外の基準に当たるのでしょうか。
A:21日のご指摘の嘉手納飛行場における、パラシュート降下訓練につきましては、我が方からの申入れに対しまして、米側からは、当初は、伊江島で訓練を計画していたが、悪天候によって、予定どおり実施できなかったこと、それから、訓練決心時の予報によると、21日は海象条件が悪く、救難ボートを運用できない状況であったため、伊江島での訓練は困難であると判断したということです。直近の訓練は、2月21日に行われていて、その後、気象、海象条件及びスケジュール調整等の事情によって、既に5回の降下訓練が中止されています。資格維持の観点から、これ以上、訓練を先延ばしにすることはできないことから、嘉手納飛行場で、例外的に訓練を実施せざるを得なかった、という説明が戻ってきておりますので、米側としても、例外的な訓練を行わざるを得なかったという認識でございました。

Q:例外的の認識について、日米でずれがあって、承服できないこともありましたが、今回のケースは例外かなと思いますが。
A:今回のことは、事情を聞いてみると、やむを得なかったかなと判断しておりますが、なかなか何をもって例外とするかは、予め、きっちり決められるものではなく、その時々の状況に応じて判断していかざるを得ないと思っております。基本的には伊江島で行うということを、引き続き、米側に申し入れていきたいと思います。

Q:米側が大型救助船の購入を進めているとのことですが、購入された場合は、例外的な考え方に変わるでしょうか。
A:大型救助船を、米側がこれから用意していくと承知しておりますが、大型救助船があったとはいえ、気象、海象条件によって、伊江島での実施が難しい場合も起こり得ると思います。減っていくとは思いますが、ゼロになるということではないと思いますが、嘉手納での回数を減らしていくのに役立っていくのではないかと思っております。

 2017年を最後に、嘉手納基地では実施されていなかったパラシュート降下訓練。県・周辺自治体の抗議を無視して、今年3度強行された。住民の生命身体財産を脅かす訓練は断じて認められない。

 平成31年3月12日安全保障委員会で、嘉手納基地でのパラシュート降下訓練について、照屋寛徳衆議院議員の質問に河野外務大臣は次のように答弁した。

 本当に極めて例外的な場合に嘉手納の飛行場でやらせていただくということは、これは100%ないとは申し上げませんが、例外的な部分というの極めて小さくすべく、日米で連携をしながら努力して参りたい…。

 外務大臣の答弁は何だったのか。「100%ない」と言いながら、またこの有様だ。絶対に許してはならい。徹底抗戦しなければならない!!!

2019年

5月21日 強行されるパラシュート降下訓練)2019年5月21日午後5時44分嘉手納米軍基地。周辺住民の反対を無視して強行されるパラシュート訓練。住民の安全を無視するを蛮行を許すな!

3月12日河野外相 例外の拡大解釈は許さない

(2019年3月14日付沖縄タイムスより)
「例外の拡大解釈を許さぬ」 河野外相、嘉手納でのパラシュート訓練を問題視
【東京】河野太郎外相は12日の衆院安全保障委員会で、「例外的な場合に限る」とされている米軍嘉手納基地でのパラシュート降下訓練に関し、「(例外的な場合を)拡大解釈することは許されない」として、嘉手納で訓練が相次いでいることを問題視した。例外的な場合の考え方を初めて明示し、悪天候下でも伊江島補助飛行場で実施できるように、米側へ機材の整備要請も視野に入れていることも明らかにした。
 パラシュート降下訓練の在り方について、すでに日米間で協議している。
 日米特別行動委員会(SACO)最終報告では、パラシュート降下訓練は例外的な場合を除いて伊江島補助飛行場で実施するとしている。だが、今年に入り2カ月連続で実施されるなど、地元の嘉手納町や県から「例外的」の基準が明確でないなどの批判が出ていた。2月には嘉手納町議会のメンバーが上京し、外務省や防衛省などに改善を求めた。
 河野氏は嘉手納で実施される例外的な場合の考え方について「定期的に行われるものではなく小規模であって、なおかつ悪天候などの制約により伊江島補助飛行場で訓練を行えないもの。訓練を行う喫緊の必要がある場合」と例示した。
 「この例外的な場合を拡大解釈することは許されない。基本的に伊江島補助飛行場で行っていただく」と強調した。
 また、悪天候の場合は訓練に制約があるとした上で、「悪天候であっても伊江島で訓練が行えるようにできるならば、機材の整備をお願いしたい」と述べた。伊江島で訓練が行えない場合も「嘉手納飛行場でない場所でできないか、追及する必要がある」とも述べた。
 社民党の照屋寛徳国対委員長への答弁。

2月21日 米軍がパラシュート降下訓練を強行

(2月21日付琉球新報より)

米軍がパラシュート降下訓練を強行 地元の中止要請を無視 今年2回目、嘉手納基地
【中部】米軍は21日午後5時18分頃、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施した。先月23日に続き、今年2回目。降下訓練実施の通知を受けた嘉手納町、北谷町の地元自治体と沖縄防衛局は訓練の中止を求めていたが、米軍は訓練を強行した。
  パラシュート降下訓練は、1996年の日米特別行動委員会(SACO)で伊江島補助飛行場で実施すると合意している。2007年に「嘉手納基地を例外的な場合に限って使用」することが追加で合意された。96年のSACO合意以降、嘉手納基地での訓練は11回目。
  地元自治体は「SACO合意違反」として、訓練の禁止を繰り返し求めている。1月の降下訓練を受けて、沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)は今月1日に第18航空団司令官のケース・カニングハム准将と面談し、訓練を実施しないよう直接要請していた。【琉球新報電子版】

縮小)パラシュート降下訓練20190123173853(16).jpg

2017年

9月21日)周辺住民無視のパラシュート降下訓練を強行。断じて許されない!!!2017年9月21日午前7時 嘉手納米軍基地(第三次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団嘉手納支部監視行動)

6月16日)米軍、6月14日嘉手納飛行場での夜間パラシュート降下訓練を通告(天候不良により中止)。危険極まりない!断じて許されない!断固抗議する!

5月13日)夜間のパラシュート違反訓練。2017年5月10日午後7時30分頃 嘉手納米軍基地で夜間のパラシュート違反降下訓練が強行された。嘉手納町、北谷町の住民地域に隣接した地域での訓練強行。危険極まりない。人権侵害だ!

同日)稲田防相、5月10日夜間の嘉手納基地でのパラシュート訓練はSACO合意違反、大変遺憾(信頼を裏切られた)と非難!

4月27日)2017年4月24日午前嘉手納米軍基地でのパラシュート違反降下訓練。嘉手納町、北谷町の住民地域に隣接した所で兵員30人が降下。危険極まりない。人権侵害だ!(嘉手納基地全景・パラシュート降下訓練写真、動画追加)

1月15日)沖縄以外で報道されない米軍関連事件事故)パラシュート降下ミス(伊江島)、無通知パラシュート訓練(うるま市津堅島)、嘉手納飛行場での投下訓練等

2011年

6月12日)パラシュート降下訓練を許さない、嘉手納統合案粉砕をめざす住民集会(場所:道の駅嘉手納)に参加しました

5月21日)嘉手納基地でパラシュート降下訓練強硬!!!

 強行行されるパラシュート降下訓練。周辺住民の反対を無視し、2019年5月21日午後3時30分から強行された。

 米兵を落下させた米軍機はMC130。落下は計5回、16名だったという。午後3時30分から強行された訓練は、午後5時10分が最終落下という。動画はその最終部分だ。

 周辺住民の生命身体財産の安全を無視して強行されるパラシュート訓練は絶対に許されない。基地周辺住民は反対の声を挙げ続けなければならない。

 2019年1月23日午後5時38分嘉手納米軍基地。基地周辺住民の抗議を無視してパラシュート降下訓練を強行する米軍。

 危険極まりない、生活環境破壊、人権侵害だ。米軍は沖縄から出て行け!

 2018年2月21日、相次ぐ米軍機による機材の落下、不時着、パラシュート訓練強行等について、うるま市与勝地域の18自治会が、米軍機による上空飛行停止、飛行コースの変更、パラシュート訓練の禁止を求める抗議文を沖縄防衛局に手交した。

 沖縄は、各地域が自立救済の途を模索し、が実践し始めた。沖縄は沖縄の声を挙げ続ける。

(2018年2月22日付琉球新報より転載)
「島上空飛行停止を」 与勝18自治会が抗議 オスプレイ機体一部落下
【中部】沖縄県の米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイのエンジンの空気取り入れ口が落下し、うるま市伊計島に漂着した問題を受け、伊計自治会と伊計を含む与勝地域18自治会が21日、沖縄防衛局を訪れ、米軍機が島上空を飛ばないよう求めた。18自治会での抗議は初めて。玉城正則伊計自治会長は「今では島民は米軍機のエンジン音が聞こえると落ちないか屋外で確認する。強い憤りを覚える」と抗議した。防衛局の高木健司次長に米軍機の飛行コース変更を求める抗議文を手渡した。
 南風原自治会の牧門司会長は「島しょ地域はモズク養殖が盛んで、与勝地域は住宅密集地だ。昼夜問わない訓練や、米軍の事故の隠蔽(いんぺい)に抗議する」と強調。同地域での飛行と、津堅島海域のパラシュート降下訓練をやめるよう訴えた。
 高木次長はパラシュート降下訓練について「やめろというのは難しい」と述べるにとどめた。
 平安座自治会の五嶋眞智子自治会長は「平安座には石油備蓄基地があり、落ちたら大変だ。絶対に上空を飛ばないよう米軍に強く言ってほしい」と訴えた。

 2017年9月21日午前7時 嘉手納米軍基地。在沖米軍は、住民無視のパラシュート降下訓練を強行した。断じて許されない。

 第三次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団嘉手納支部は、ノータム等の事前情報をもとに、嘉手納町「安保の見える丘」で監視行動を実施した。

 これまでの住宅密集地における訓練の強行、そして今日の訓練強行。

 断じて許されない。米軍は沖縄から出て行け!!!嘉手納町民の怒りは頂点に達している!!!

※これまでに実施された、住民無視の米軍によるパラシュート降下訓練(本HM記事より)クリックで同記事へ)

HM 2017年9月21日午前7時41分嘉手納米軍基地。(KC130より降下)パラシュート降下訓練を確認(2).jpg
HM 2017年9月21日午前7時30分嘉手納米軍基地。パラシュート降下訓練を確認7名の兵員が降下。(1).jpg
HM DSC03238.jpg

 今年実施されたパラシュート降下訓練。4月24日には午前07:30〜09:30の時間帯に、5月10日には18:30〜20:30の時間帯に夜間パラシュート降下訓練が実施された。

 さらに米軍は、6月14日夜間19:30〜21:30に訓練を実施すると通告してきた。

 周辺自治体、周辺住民の抗議の声は尋常ではない。嘉手納町、北谷町、沖縄の市の住民地域に隣接する嘉手納飛行場でのパラシュート降下訓練など人権侵害も甚だしい。

4.27HM用 縮小30%修正4.13嘉手納基地DSC01709 (1).jpg

 5月10日の訓練では、風に流された兵員1名が国道58号線近くの嘉手納ゴルフ場に落下した。

 6月14日の夜間パラシュート降下訓練は天候不良により中止となった。ところが、米軍は訓練自体の中止ではなく、今後実施することを示唆しているという。言語道断だ。

 パラシュート降下訓練以外にも、旧海軍駐機場問題、米州空軍の一時配備、激化する爆音等、嘉手納基地周辺住民の基地被害は増大するのみだ。これらの問題を受けて、嘉手納町・北谷町・沖縄市の各首長及び嘉手納・北谷の町議会議長が嘉手納基地司令官交代式への欠席を決めた。

 嘉手納基地から発生する爆音被害等の基地被害除去を求める周辺住民の闘いは、行政・議会をも巻き込み大きなわうねりとなっている。

 沖縄は、沖縄の声を挙げ続ける。 

2017年4月24日午前嘉手納米軍基地でのパラシュート違反降下訓練。嘉手納町、北谷町の住民地域に隣接した所で兵員30人が降下。危険極まりない。人権侵害だ!(嘉手納基地全景・パラシュート降下訓練写真、動画追加)

夜間のパラシュート違反訓練。2017年5月10日午後7時30分頃 嘉手納米軍基地で夜間のパラシュート違反降下訓練が強行された。嘉手納町、北谷町の住民地域に隣接した地域での訓練強行。危険極まりない。人権侵害だ! 

パラシュート降下訓練に関する防相発言

防衛大臣記者会見概要(平成29年6月13日)より抜粋クリックで同HMへ

Q:明日(6月)14日に嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施すると米軍から通知があったようなのですが、日米合同委員会で合意している「例外的な場合」に当たるのか、防衛省としての認識と対応をお願いします。

A:今御指摘のように、昨日米側からは、6月14日に伊江島補助飛行場において予定されていたパラシュート降下訓練について、気象・海象の状況により実施できない可能性があるので、嘉手納飛行場で実施しなければならなくなったという連絡がありました。あわせて、米側からは、訓練を実施する部隊は、常に高い練度を維持する必要があることから、降下技術と即応態勢を維持するために、訓練日程を変更することができず、嘉手納飛行場で訓練を実施する必要がある旨の説明があったところでございます。米側の訓練の重要性は、今のわが国を取り巻く状況を考えますと、理解ができるところでございます。しかしながら、嘉手納飛行場はあくまでも「例外的な場合」に限ってのみ使用されるものとされているところです。今般、訓練を実施したとするならば、3ヶ月連続での実施となります。このような点も踏まえますと、防衛省としては、この説明のみをもって、「例外的な場合」に当たるとの判断には至っておらず、米側に14日の嘉手納飛行場での訓練を止めるように申入れをしているところでございます。このような状況において、嘉手納飛行場でパラシュート降下訓練が実施されるとすれば、大変遺憾なことだと考えております。
・・・・・

Q:嘉手納飛行場の訓練の件に戻るのですけども、先ほどの大臣の答弁で、3か月連続で実施することになるので、今回嘉手納飛行場で訓練する必要性・緊急性はないのではないかという認識でよろしいですか。

A:「例外的な場合」に当たるかどうかという判断において、もちろん天候のことも説明は受けておりますけれども、3ヶ月連続で実施していく、すなわち毎月毎月積み重なっていくことを踏まえると、「例外的な場合」に果たして当たるのだろうかという点については、該当しているという判断には至っていないということでございます。

Q:例外的なケースについて、基準について現在米側と協議をしているということでいいですか。

A:どういった場合が「例外的な場合」に当たるのか、もちろん個々の訓練によっても違うとは思いますけども、その点については、しっかりと米側からも説明を求めると同時に、嘉手納町をはじめ地元の皆様にもしっかりと理解できるものでなければならないというふうに考えております。

Q:関連なのですけれども、訓練の中止を求めたのですか。その訓練を止めるよう申入れたということですよね。回答はあったのでしょうか。

A:再三申入れをしておりますが、実施をしなければならなくなったという連絡が昨日ありました。

Q:止めるよう申入れたのに対して、実施しなければいけなくなったという連絡が来たということですか。

A:連絡が来ていますし、その後もこちらから「例外的な場合」に当たるという判断には至っていないというわが方の考え方と、明日の訓練は差し控えていただきたいということは、申入れはしているということでございます。

Q:米側からパラシュートの降下訓練に関して、一番最初に嘉手納飛行場で実施しなければならなくなったとの連絡があったのはいつなのでしょうか。

A:いつかということに関してですけども、その細部についてお答えすることは差し控えたいと思います。

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 嘉手納町・北谷町・沖縄市の住民地域の真ん中に居すわる嘉手納基地。住民地域が間近な地域でのパラシュート降下訓練。危険極まりない。人権侵害の極致だ!!!

 沖縄防衛局からの通知は日曜日の夜間に行われたという。単なるアリバイづくり。沖縄防衛局のやるべき事は、米軍に対して日米両政府合意を守れと米軍に迫ることだ。

 30名もの米兵が住宅地域でパラシュート降下訓練を実施したのだ。許されない。

 合意さえも守らない米軍に断固抗議する!!!

 米軍は沖縄から出て行け!!!

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沖縄防衛局が発表した降下人員と時間

時刻  降下した米兵数

07:53   8名

08:08   8名

08:25   3名

09:16   8名

09:27   3名

沖縄以外で報道されない米軍関連事件事故)パラシュート降下ミス(伊江島)、無通知パラシュート訓練(うるま市津堅島)、嘉手納飛行場での投下訓練等

2017-01-15

沖縄以外で報道されない米軍関連事件事故)

1.1月10日午前10:43伊江島補助飛行場でパラシュート降下訓練中の米兵が伊江村西江前の民間地に落下

(2017年1月11日付琉球新報より転載)  伊江村によると10日午前10時43分、米軍伊江島補助飛行場でパラシュート降下訓練中だった米陸軍所属の米兵1人が、フェンスを越えて村西江前の民間地に着地した。 米兵にけがはない。落下地点はフェンスから約50メートルの葉タバコ畑だった。農作物や一般の人に被害はない。
 沖縄気象台によると、伊江島に最も近い観測地点・名護の風速は同日午前11時で北の風3・5メートルだった。同様の事故は昨年12月7日以来で、2016年度では2回目。
 現場を目撃していた名嘉實村議によると、午前10時半に離陸したオスプレイ2機が縦列で飛行し、前方の機体から計6人が降下した。フェンス外に着地した米兵は自力でパラシュートを畳み、迎えに来た他の米兵らと共に基地内に戻ったという。
 名嘉村議は「目標地点の真上を飛んでいた。風向きを考えるともっと西側から降下するべきだった」と話した。
 

2.無通知パラシュート訓練(うるま市津堅島沖) 

(2017年1月13日付琉球新報より抜粋) 

【うるま】米空軍は12日午前11時すぎ、うるま市の津堅島訓練場水域で、沖縄県や市へ通知なくパラシュート降下訓練を実施した。落下物には兵士以外に黒い物資のような物も見られた。訓練水域周辺では民間の漁船などが航行する姿も確認された。県やうるま市は従来、日米特別行動委員会(SACO)の最終報告に基づいて海域での訓練を伊江島に集約するよう求めてきたが、地元の要請は再び無視された。

 津堅島沖での降下訓練は2015年8月以来でSACO合意後8回目。

 午前11時7分、米空軍MC130特殊作戦機から七つのパラシュートの塊が降下した。そのうち兵士は6人、残る一つは黒い物資でパラシュートが二つ付いていた。その後、兵士らはボートに乗って、周辺海域を約3時間半航行した後、米軍ホワイトビーチに上陸した。黒い物資は兵士が乗るボートだったとみられる。
 米軍がこの訓練水域で訓練する場合は、沖縄防衛局に事前通知しなければならない。本紙は米海兵隊や米空軍に、通知しなかった理由や津堅島周辺海域で訓練した理由を尋ねたが、12日中に回答はなかった。

3.嘉手納飛行場での投下訓練

(2017年1月12日付沖縄タイムスより転載)  嘉手納17日に投下訓練 米軍 パラシュート使用か 米軍嘉手納基地内で17日、複数の「投下訓練」が実施されることが分かった。米連邦航空局が出した航空情報によると訓練は同日午前6時〜9時、正午〜午後2時の2回行うとしている。 11日現在、米軍から県や周辺自治体への正式な通知はない。北谷町が沖縄防衛局に問い合わせたところ、「訓練は聞いているが、詳細や期日は分からない」と回答した。 航空情報では、訓練の具体的な内容は明記されていないが、複数の「自由投下訓練」が同基地上空で行われる。高度は地上約3300㍍付近。滑走路の使用が制限され、車両の移動や航空機の移動、離着陸も許可されないという。 同基地では2011年にパラシュート降下訓練が強行されており、県や周辺自治体から反発が上がった。今回パラシュート降下訓練が行われれば6年ぶりとなる。

(2017年1月13日付琉球新報より抜粋)    

 一方、米航空局は11日、米空軍嘉手納基地内で17日に複数の投下訓練の予定を公表したが、12日になって削除している。

 一方、米航空局は11日、サイト上で「米軍が17日に嘉手納基地で高度3千メートル以上の上空から複数の投下訓練を実施する。午前6時から9時、正午から午後2時までの間、嘉手納基地の2本の滑走路が降下訓練により制限される」と記載していた。だが12日午後7時現在、サイト上の記述はなくなっている。 関係自治体は12日、沖縄防衛局を通じて訓練の確認を急いだが「詳細は分からない」との回答だった。

 5月20日午後2時半すぎ、嘉手納基地で地元自治体に通告がないまま、米軍のパラシュート降下訓練が行われた。パラシュート訓練は訓練は日米合意で伊江島補助飛行場で実施されることになっているもので、住民地域に隣接する嘉手納飛行場での訓練は極めて危険であり、訓嘉手納基地でもパラシュート降下訓練は実施しないよう、再三申し入れているものである。今回の訓練は事前連絡もなく実施されており、周辺自治体からの反発は当然である。

【報道】

通告なく降下訓練 嘉手納で米軍27人 地元、一斉に反発(琉球新報 動画あり)

米軍、無通告でパラシュート訓練(沖縄タイムス 動画あり)

嘉手納基地 また通告なしにパラシュート訓練(QAB)

米軍 パラシュート降下訓練 嘉手納で実施(OTV)

 當山嘉手納町長は、3月の嘉手納町議会定例会において、「本町の基地問題は・・依然として町政の最も大きな行政課題となって(いる)」と指摘したうえで、「本町においては、在日米軍再編に係る「沖縄を含む地元の負担軽減」は程遠く、・・爆音や悪臭など、町民は日常的に基地被害に悩まされて(いる)。」述べています。また、「F-15イーグル戦闘機の訓練移転が実施されても、その機数をはるかに上回る外来機が飛来し、・・さらに町民への爆音の苦痛をしいて(いる)。」とも述べています。

 取りざたされている普天間基地の嘉手納統合案、これに明確に反対している嘉手納基地周辺住民の感情を逆なでする今回の訓練実施は容認できるものではない。

 正に、やりたい放題の米軍に対しては怒りの声をあげなければならない。

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