5月21日の嘉手納米軍基地で強行されたパラシュート降下訓練について、岩屋防相は5月24日の記者会見で「今回のことは、事情を聞いてみると、やむを得なかったかなと判断しております」と発言した。
基地周辺住民の身体生命財産を脅かす訓練を認めることなど許されない。
断固抗議する!!!
防衛大臣記者会見(令和元年5月24日)より抜粋 Q:今月21日に嘉手納基地で米軍が行ったパラシュート降下訓練について、伺いたいのですが、河野外務大臣が、嘉手納基地で行うのは例外的ということで、悪天候などいくつか例外の基準を示されていましたが、今回の訓練は、政府としては、河野大臣が述べていた例外の基準に当たるのでしょうか。 A:21日のご指摘の嘉手納飛行場における、パラシュート降下訓練につきましては、我が方からの申入れに対しまして、米側からは、当初は、伊江島で訓練を計画していたが、悪天候によって、予定どおり実施できなかったこと、それから、訓練決心時の予報によると、21日は海象条件が悪く、救難ボートを運用できない状況であったため、伊江島での訓練は困難であると判断したということです。直近の訓練は、2月21日に行われていて、その後、気象、海象条件及びスケジュール調整等の事情によって、既に5回の降下訓練が中止されています。資格維持の観点から、これ以上、訓練を先延ばしにすることはできないことから、嘉手納飛行場で、例外的に訓練を実施せざるを得なかった、という説明が戻ってきておりますので、米側としても、例外的な訓練を行わざるを得なかったという認識でございました。 Q:例外的の認識について、日米でずれがあって、承服できないこともありましたが、今回のケースは例外かなと思いますが。 A:今回のことは、事情を聞いてみると、やむを得なかったかなと判断しておりますが、なかなか何をもって例外とするかは、予め、きっちり決められるものではなく、その時々の状況に応じて判断していかざるを得ないと思っております。基本的には伊江島で行うということを、引き続き、米側に申し入れていきたいと思います。 Q:米側が大型救助船の購入を進めているとのことですが、購入された場合は、例外的な考え方に変わるでしょうか。 A:大型救助船を、米側がこれから用意していくと承知しておりますが、大型救助船があったとはいえ、気象、海象条件によって、伊江島での実施が難しい場合も起こり得ると思います。減っていくとは思いますが、ゼロになるということではないと思いますが、嘉手納での回数を減らしていくのに役立っていくのではないかと思っております。 |