5月20日午後2時半すぎ、嘉手納基地で地元自治体に通告がないまま、米軍のパラシュート降下訓練が行われた。パラシュート訓練は訓練は日米合意で伊江島補助飛行場で実施されることになっているもので、住民地域に隣接する嘉手納飛行場での訓練は極めて危険であり、訓嘉手納基地でもパラシュート降下訓練は実施しないよう、再三申し入れているものである。今回の訓練は事前連絡もなく実施されており、周辺自治体からの反発は当然である。
【報道】
通告なく降下訓練 嘉手納で米軍27人 地元、一斉に反発(琉球新報 動画あり)
當山嘉手納町長は、3月の嘉手納町議会定例会において、「本町の基地問題は・・依然として町政の最も大きな行政課題となって(いる)」と指摘したうえで、「本町においては、在日米軍再編に係る「沖縄を含む地元の負担軽減」は程遠く、・・爆音や悪臭など、町民は日常的に基地被害に悩まされて(いる)。」述べています。また、「F-15イーグル戦闘機の訓練移転が実施されても、その機数をはるかに上回る外来機が飛来し、・・さらに町民への爆音の苦痛をしいて(いる)。」とも述べています。
取りざたされている普天間基地の嘉手納統合案、これに明確に反対している嘉手納基地周辺住民の感情を逆なでする今回の訓練実施は容認できるものではない。
正に、やりたい放題の米軍に対しては怒りの声をあげなければならない。