“嘉手納統合案粉砕をめざす住民集会”は、今日(6月12日)、嘉手納町屋良の道の駅嘉手納で開催された。
三度、亡霊のごとく蘇った嘉手納統合案の粉砕を目指す集会には、町内外から540名が終結し、嘉手納統合案を葬り去るまで、連帯して闘うことを誓い合った。
連帯のあいさつに立った當山嘉手納町長は、
嘉手納基地が銃剣によって米国に収奪された歴史に触れたうえ、戦後60年余にわたって嘉手納町民が受けた基地被害の大きさを指摘した。日米両政府は基地負担の軽減を口にしながらも、現実は基地負担の軽減には程遠く、それどころか騒音は激化し、平成8年の日米騒音防止協定以降も飛行機騒音等は減るどころか激化していること。また、嘉手納基地訓練機の移転が実現しても外来機の飛来により爆音は減少するどころか激化していること。そのうえの嘉手納統合案の提起は言語道断であること。先の北沢防相との会談では日本政府としては問題提起するつもりはない旨の回答を得ているが、米国上院の有力議員の発言、新国防長官予定者の発言などを考慮すると予断を許さない状況であると指摘した。更に、先の嘉手納基地のパラシュート降下訓練などは、米軍の横暴振る舞いは許されないとした。このような中での嘉手納統合案は決して認めらず、最後まで闘い抜く決意を示した。(當山嘉手納町長の基地政策について嘉手納広報4月号を参照 クリックすると嘉手納町HMに飛びます)
町民集会において、當山町長が嘉手納基地についてこれだけの時間を割いて述べたことは意義深い。10分以上にわたって、嘉手納基地問題について言及したことは當山町長のこの問題に対する思い入れの深さがうかがわれる。
がんばれ、當山宏嘉手納町長!!!
集会では嘉手納基地爆音差止訴訟原告団嘉手納支部の福地支部長も連帯のあいさつを行った。町民の3人に1人が参加する原告団を代表して、嘉手納統合案粉砕まで闘う決意を示した。
集会の最後には全員で団結ガンバローで、全員の決意を確認した。
原告団嘉手納支部の福地支部長 子供たちも参加しました 集会場所は基地のすぐ傍(集会中も飛行機が離陸して行った)
【報道】