10月4日、デニー県政が始動した。
史上最多の39万6632表を獲得した玉城デニー氏が10月4日に県庁に登庁した。
デニー知事は、あらためて辺野古新基地建設阻止を実現するとして「いばらをかき分けていったその先に、県民が求めている未来が必ず見えてくる。信じて突き進んでいきたい(10.5付琉球新報)」と語った。
デニー知事の初登頂は、台風25号襲来の悪天候の中の登庁となった。デニー知事が語ったいばらの道を象徴する門出となった。
今回の知事選挙の構図は、玉城デニー氏対佐喜眞氏という単純なものではなかった。
沖縄 Vs 政府自民党・公明党
市町村住民 Vs 県内自民党系市町村首長・議会議員
知事選挙に投票権を持つ県民 Vs 投票権を持たない政府自民党・公明党
の闘いだった。それだけに8万票もの大差。県内市町村レベルでも41のうち27市町村、65パーセントを制したのは驚きだった。
辺野古新基地阻止の沖縄の民意があらためて示された闘いだった。
デニー県政の前途はいばらの道が予想されるが、だからこそ県民の支持が必要だ。今後の豊見城市、那覇市の首長選挙、そして県民投票。デニー政権への沖縄県民の支援が必要だ。