講演会「オスプレイ配備を問う−米国・沖縄からの報告−」タイムスホール キャロル・ミラー氏の講演
昨日、3月19日タイムスホールで行われた「オスプレイ配備を問う−米国・沖縄からの報告−」タイムスホール キャロル・ミラー氏 の講演の模様である。
ミラー氏は講演の中で特に印象に残ったのは次のような内容の発言である。
①米軍基地は米国全土に拡大していること。そして軍事費は米国以外の国々の軍事費を合算した額を上回っていること。 ②ニューメキシコでの経験から、基地建設に反対する勢力に対しては弾圧を続けている。 ③沖縄のオスプレイ配備の際に米軍から出された環境レビューは沖縄にとって屈辱的な内容だ。米国で、軍がこのようなものを出すことは考えられない。 ④米国の環境保護法は米国外においても適用される。沖縄の自然が守られるように同法が適用されるように尽力したい。 ⑤国防総省は戦争屋であると同時に、その訓練で環境汚染を引き起こす。特にオスプレイが長距離飛行の際に行う空中給油の際には大量のジェット燃料が漏れる。ジェット燃料は危険であり子どもには特に有害だ。 ⑥ニューメキシコ州では2017年までオスプレイ飛行を食い止めることができた。しかし、軍は飛行開始の計画をいつ発表するかわからない。闘いは続く。 ⑦ニューメキシコ州はほとんどが貧困地域と呼ばれているが、ロスアラモスは違う。なぜなら、そこには各開発研究所があるからだ。 ⑧かつては、戦争をするために兵器を製造したが、今や、兵器を製造するために戦争しているのが実態だ。 ⑨沖縄のオスプレイ反対運動を見て、私たちと同じ思いを共有している人々がいることを知り、うれしかった。 ⑩軍は反対運動に準備する時間を与えない。 ⑪アジア太平洋の非軍事化を進めるための運動や済州島での基地反対運動、宇宙空間戦争反対組織等が世界にある。連帯すべき仲間がいる。 ⑫沖縄に来て、沖縄がどのように闘っているのかを学んだ。そして希望を感じた。沖縄の闘いは全米の希望でもある。 |
沖縄は、あらためて自らの闘いに確信を持ち、沖縄を二度と戦場にしない、基地削減、の民意実現のために闘いを強化していかなければならない。