7.21参院選を前に①沖縄選出自民党国会議員の変質〜注意喚起 自民党には任せられない〜
普天間飛行場の県外・国外移設を公約として掲げたはずの沖縄選出自民党国会議員の変質ぶりが目立っている。既に、西銘恒三郎氏と島尻安伊子氏は普天間飛行場の辺野古移設推進を掲げ、自民党本部への忠誠を誓った。
新聞報道を見ると、宮崎政久氏や比嘉奈津美氏もその言動に変化が生じている。以下は6.30付琉球新報【自民党参院選「辺野古」公約 宮崎、比嘉氏に聞く】からの抜粋である。
まずは宮崎氏の発言だ。
辺野古移設の公約明記は自民党が政権与党として日米の国家間合意を重く捉えたということだろう。・・・。 ・・・政府は現行計画に固執することなく、県外、国外を含めたさまざまな代替案を検討すべきだ。普天間問題は政治思想で判断するべきではなく、住民の安全を第一に考えることが大切だ。そうした意味で、私自身もさまざまな意見に耳を傾け、県外、国外、そして現在の日米合意である辺野古移設案を含め、さまざまな案を模索し、検証していく。・・・ |
次に比嘉氏の発言だ。
・・・日米両政府の合意は確かに重い。 一議員に日米合意を覆せるだけの影響力はないかもしれないが、衆議選時に公約で掲げた「県外移設を求める」ことを淡々と続けていくつもりだ。・・・ |
宮崎氏は「・・現在の日米合意である辺野古移設案を含め、さまざまな案を模索し、検証していく」としている。すなわち、同氏にとっては、「辺野古移設案」が選択肢の一つであると認めている。
比嘉氏も同様だ。比嘉氏は自らの公約は「県外移設を求める」ことだと指摘し、その実現ではないとしている。そのえで、「一議員に日米合意を覆せるだけの影響力はない」と県外移設は不可能だと断定している。
7月21日は参院選投票日だ。沖縄選出自民党国会議員の変質ぶりを目の当たりにすると、あらためて、自民党に沖縄の行く末を任せられない、と知ることができる。