沖縄の基地問題と7.21参院選①〜あなたがウチナーンチュ(沖縄人)ならどうする?〜
7月21日投開票の参議院選挙が公示された。
普天間飛行場閉鎖(移設)問題、オスプレイの強行配備及び強行追加配備、東村高江のヘリパッド(オスプレイ訓練用)建設問題、嘉手納・普天間両飛行場の爆音による付近住民の生活環境破壊、与那国への自衛隊基地建設、米軍人軍属による犯罪・事故等々。沖縄の抱える基地問題の解決は一刻を争う緊急の課題である。
日米両施府の度重なる強行施策により、沖縄の怒りは頂点に達したまま、その怒りは日米両政府への恨み、怨み、憎悪の念へと変化している。
ところが、今参院選においては沖縄の基地問題を争点として、真正面から取り上げているのは社民党、共産党、生活の党のみ。以下各党HMから拾った公約を視てみる。なお、公明党は沖縄基地問題について言及していない。※党名をクリックすると当該HMへ飛びます。
党 名 | 沖縄の基地問題に関する公約 |
| オスプレイ配備反対!軍事同盟依存から多国間の安全保障体制構築へ転換します 普天間飛行場については、あくまで県外・国外への移設による即時閉鎖・返還を求めます。米軍基地にともなう爆音被害は許しません。 |
日本共産党 | 日本共産党は、普天間基地へのオスプレイ配備の撤回、全国での無法な低空飛行訓練の中止を求めます。 普天間基地の即時閉鎖・無条件撤去を強く求め、新基地建設に反対します。 日本共産党は、「米軍再編」の名による基地強化・永久化に反対します。 日米地位協定を抜本改定し、世界に例のない米軍優遇の特権をなくすために全力をあげます。裁判権放棄の日米密約を廃棄させます。 安保条約上も義務のない米軍「思いやり予算」をやめさせるよう強く要求します。 在日米軍基地を全面撤去させ、基地のない平和な日本をめざします。 |
生活の党 | 1. 真の日米同盟の確立● 日米両国の相互信頼関係を築き、対等な真の日米関係を確立する。そのため日米同盟は日本の安全保障の根幹ではあるが、日米地位協定を改定、航空法特例法を改正し、日本領空においても米軍機も自衛隊機同様の運用にする。普天間基地の辺野古移転計画は中止し、国外・県外への移設を検討する。 |
自民党 | 抑止力の維持を図るとともに、沖縄をはじめとする地元の負担軽減を実現するため「日米合意」に基づく普天間飛行場の名護市辺野古への移設を推進し、 在日米軍再編を着実に進めます。 |
民主党 | 日本の外交安全保障の基軸である日米同盟をさらに深化させます。在日米軍再編に関する日米合意を着実に実施し、抑止力の維持をはかりつつ、日米地位協定のあり方を含め、沖縄をはじめとする関係住民の負担軽減に全力をあげます。 |
日本維新の会 | 日米同盟を深化(地位協定の見直し、普天間基地の固定化を避けるため辺野古移設推進) |
1.相互信頼に基づく日米同盟体制を我が国の安全保障の基軸とする。 | |
みどりの風 | 沖縄本位に日本全体で考える沖縄基地問題 |
新党大地 | 日米同盟を基軸とする。沖縄の米軍基地を日本全体で受け入れます。米海兵隊の訓練を最初に北海道が受け入れました。 |