名護市長選、辺野古移設阻止の沖縄の民意を示さなければならない②〜末松氏辺野古移設容認の可能性に言及〜
来年1月に行われる名護市長選挙。辺野古移設反対を公約に掲げる現職稲嶺ススム氏、移設推進を掲げる島袋前市長、県議末松氏が立候補を表明している。
10月31日の記者会見で、辺野古移設容認の可能性について「解決策は必ずしも一つではない」「いくつかあると思うが、今の現状を見ると辺野古も選択肢の一つだと認識している」と述べ、辺野古移設容認の可能性について言及した。
同氏は、仲井真知事と協同歩調を取る姿勢を示しながらも、辺野古移設についての姿勢を示してこなかったが、ここへきて辺野古推進の姿勢を示した。
普天間飛行場の辺野古移設の阻止は沖縄の民意である。
稲嶺氏が市長選に勝利し、普天間飛行場の辺野古移設の阻止の沖縄の民意を示さなければならない。
名護市長選:末松氏一問一答(11.1付沖縄タイムス クリックで同HMへ) 来年1月の名護市長選に向けて31日、市内で出馬会見した県議の末松文信氏(65)には、米軍普天間飛行場の市辺野古移設問題への質問が集中した。記者団とのやりとりは次の通り。−県外で具体的な移設先を見つけるのが難しければ辺野古を容認するのか。 末松氏「基地の過重負担の中、可能なら県外に移した方が望ましいというのは県民の等しい考え方と思う。一方、いつ実現するか分からなければ固定化につながる。新しく解決策を見いだす必要があるだろうということ」「基本的には県政を支える立場。知事と常々、密接な意見交換をする中で県政を支えていく」 −新しい解決策は辺野古移設の可能性もあるのか。 末松氏「今のところ、私には分からない。今後の推移を見守りたい」 −末松さん自身は、反対の立場なのか。 末松氏「固定化されてはならないと思っているが、事業者の防衛省は知事に埋め立て申請の手続き中で、知事はそれを受けて名護市長に意見を求めていく。知事が今後、精査されてご判断される。私が言及する立場にはない」 −辺野古移設を完全否定するわけではない、ということか。 末松氏「解決策は必ずしも一つではない、その中から何が選択されるのか。今は私から言えない」 −辺野古は選択肢の一つとの理解でいいか。 末松氏「いくつかあると思うが、今の現状を見ると辺野古も選択肢の一つだと認識している」 −知事の判断に従うのか、判断を見て考えるのか。 末松氏「知事の判断の際は、いろいろご相談、意見を交換する機会がある。その時点で意見交換したい」 −先日出馬した前市長の島袋氏との一本化は。 末松氏「市の選挙情勢、政治情勢は保革五分五分で拮抗(きっこう)しており、同じ保守系から2人が出ることは好ましいことではない。一本化した方がいい、しなければならないのではと思うが、今後の推移を見ないと分からない」 −出馬に際しての態勢、党籍について。 末松氏「選挙の際は自民党にも公認または推薦、公明党にも推薦を依頼したい。党籍は外さないが、選挙には無所属で出馬したい」 |