名護市長選、辺野古移設阻止の沖縄の民意を示さなければならない③〜仲井真知事、埋立申請につき条件付許可の可能性について言及〜
仲井真知事は11月1日の記者会見で、埋立申請への対応について「承認する、しない、中間もあるだろうか」と発言。埋立申請に対し条件を付して許可する可能性について、初めて言及した。
条件付き容認と言えば、知事選で大田昌秀氏を破り当選した稲嶺恵一氏の、当時の公約を思い出す。15年期限付きの辺野古移設容認だった。しかし、その期限もいつの間にか反故にされ、沖縄県民が騙されたと気づいた時には後の祭りだった。
仲井真知事は、辺野古移設案は時間がかかりすぎる、これでは普天間固定化と同じだと主張してきた。承認する、しないの間の、どのような条件を付ければ普天間基地の早期撤去が実現するというのだろうか。
県幹部が指摘するように、条件を付けたとしても承認は承認であり、県民への裏切り行為であることに変わりはない。
埋め立て承認は絶対に許されない。仲井真知事が許可しないように、メール、FAX等、様々な手段を尽くして、県民の声を仲井真知事に伝えよう!!!
沖縄は沖縄の声を挙げ続けるのだ!!!
以下は11月2日付琉球新報からの抜粋である。
仲井真知事は1日の会見で、・・辺野古移設に向けた政府の埋め立て申請への対応に関し「承認する、しない、中間もあるだろうか」と述べた。「中間」の具体的な意味には言及しなかった。 ・・・公有水面埋立法は「公益上、利害関係人の保護に関し必要と認める条件」を付することができる・・・。知事の発言について県幹部は「条件を付けたとしても承認は承認。『中間』が何を指しているのか分からない」といぶかった。 一方、知事は同埋め立て事業に関して「県庁が行う工事の10年分に相当する。(移設予定海域は)深く、膨大な土砂の量が必要だ。海の中でがりがりされてはどうにもならない。希少種もいる自然環境を守ることができるか、土砂を問題なく持って来ることができるのか」と述べ、技術的な観点からも難しい判断を要するとの考えを示した。 |