今日12月8日のNHK日曜討論での普天間飛行場移設問題に関する発言について
今日12月8日のNHK日曜討論で“普天間飛行場移設問題”について政党責任者からの発言があった。以下にその要旨を記載した。
石破幹事長(自民党):普天間固定化を避けるためにも、今後は仲井真知事の埋立承認が重要。但し、辺野古での基地建設期間中の普天間飛行場の危険性除去は重要だ。沖縄に辺野古受入れを説明するとともに、本土への普天間飛行場の訓練の受入を求めていく。普天間の危険性の軽減・沖縄の基地負担軽減を求めていくことが必要。 松野氏(維新):石破氏と同じ。 浅尾氏(みんな):普天間の危険性の除去が最大の課題。そして、抑止力を維持しながら、海兵隊をどこに配置すべきかについての議論を行うべき。 公明党:公明党沖縄県連が普天間の県外移設を求めているのは理解できる。辺野古移設に向けて沖縄の理解を求めることが必要。 社民、共産、生活:普天間の県外移設を求める沖縄の声に配慮し、県外移設すべき。 |
様々主張があるものの、普天間飛行場の危険性除去の緊急性については、各党の意見は一致する。同飛行場が世界1危険であることについてはどの党も認識が一致している。辺野古移設を唱える自民党・維新でさえ、現在の危険性・基地建設中の危険性の除去は必要であると主張する。 ならば、その基地を名護市辺野古に移設するというのはどういうことか。市街地在の普天間基地の危険性が名護市辺野古であれば軽減されるのか。
稲嶺名護市長の、名護市にも大勢の人が住んでいる、との発言に何と反論するつもりか。
また、訓練の本土移転についても胡散臭い。訓練が本土移転し、空白となった時間には外来機が訓練を実施しているのが現状だ。嘉手納・普天間両基地での常駐機と外来機の飛来回数を比較すれば一目瞭然だ。
沖縄防衛局曰く、基地使用は米軍の管理事項であり、日本は何も言えない。まさに、米軍のやりたい放題なのが現状だ。。
このような状況の中で、いくら普天間の危険性の除去、沖縄の基地負担軽減のためと説明されても、沖縄では誰も信用しない。
必要なのは普天間飛行場の即時閉鎖だけだ。