沖縄振興予算3460億円、不承認なら凍結・減額の可能性あり〜辺野古埋立申請への知事判断に向けた日本政府の動き②〜
昨日20日、山本沖縄担当相は、来年度の沖縄関連予算について、沖縄の概算要求額3408億円を超える3460億円になると発表した。正に、大盤振る舞いだ。
当該予算額について、辺野古埋立申請との関連について問われた山本沖縄担当相は以下のように回答したという。以下は12月21日付琉球新報からの抜粋である。
「承認・不承認は想定していない」との回答は、すなわち、不承認の場合は予算の凍結・減額の可能性があるということだ。
今後の沖縄振興のためには基地は不要だ。この金額が基地受け入れの見返りであることは明らかだ。
・・・仲井真・・知事の可否判断が迫る中、沖縄予算が増額されることに、知事承認に向けた「環境整備の一つ」との見方もある。 山本氏は「振興は振興だ」と繰り返し、基地問題とリンクしないことを強調。政府が目指す辺野古移設が進展しないでも、沖縄振興の予算を確保するのかという問いには「仮定の質問にはなかなか答えられないが、これからも同じ姿勢で沖縄振興に取り組んでいきたい」と述べた。 知事が・・「不承認」とした場合の予算凍結や減額の可能性には「承認、不承認の想定は考えていない。沖縄の将来に何が必要かの判断で予算を組んだ。今の趣旨のことは考えていないのでお答えできない。」と言及を避けた。 |