三が日も、中北部でMV22オスプレイ訓練 騒音防止協定は形骸化〜1月4日付琉球新報から〜
年末から正月まで、嘉手納基地の爆音が撒き散らされる状況についは、すでに本HM記事嘉手納米軍基地の爆音の最新情報で配信したが、普天間飛行場のMV22オスプレイについても、1月3日から激しい訓練が実施された。以下は1月4日付琉球新報からの転載だ。
三が日も中北部で米軍訓練 騒音防止協定は形骸化 中北部 【中北部】在沖米海兵隊は3日、米軍普天間飛行場に配備されている米軍機の飛行訓練を実施した。日米間の騒音規制措置(騒音防止協定)には三が日の飛行に関する具体的言及はないが「地域社会にとって特別に意義のある日については、訓練飛行を最小限にするよう配慮する」と明記されている。訓練は朝から終日続き、協定の内容とは懸け離れた運用が見られた。3日は午前9時50分ごろに垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ2機が離陸し、その後もKC130空中給油機やCH53ヘリ、AH1ヘリなどが飛行。飛行場周辺の住宅地や初詣客らでにぎわう上空を頻繁に旋回し、騒音がとどろいた。金武町のブルービーチ付近では、昼ごろにUH1ヘリが繰り返し飛行する様子が確認された。 米軍普天間飛行場では昨年も1月3日にオスプレイなどの米軍機が激しい訓練を実施した。8月の旧盆中にも同様に訓練が行われ、騒音防止協定の形骸化が再三指摘されている。 一方、岩国基地のある岩国市では、米軍側と行政による岩国日米協議会で正月三が日の飛行を停止する確認がなされており、運用をめぐって沖縄と本土の差が浮き彫りとなっている。 |
正月三が日の嘉手納基地の爆音状況については当HM記事嘉手納米軍基地の爆音の最新情報で配信したが、普天間飛行場も同様であることがはっきりした。
年末27日、仲井真知事は辺野古埋立を承認したが、知事は、これまで、日本政府に対し、普天間・嘉手納両飛行場の爆音は一向に改善されず、むしろ激化していることを指摘し、基地被害の、基地負担の軽減を訴えてきた。知事の指摘どおり、爆音被害は更に悪化の一途をたどっている。仮に、辺野古に新基地が建設されれば、やんばる全地域が訓練場となり、その影響は間違いなく中部にも及ぶ。基地受入の動きに乗じて、嘉手納米軍基地へのCV22オスプレイ等の新機種の配備も強行されるに違いない。
この流れを食い止めるためには、まずは、名護市長選だ。沖縄は一丸となって稲嶺ススム名護市長の再選を勝ち取らなければならない。そして、仲井真知事を辞任に追い込み、県知事選に勝利し、辺野古埋立を不承認しなければならない。