二度と仲井真氏のような人を知事に選んではならない②〜埋立承認行政判断であり政治判断はない、発言の嘘〜
2月21日の沖縄県議会百条委員会、辺野古埋立承認について、照屋議員の政策協議会での4項目の回答によって可否を決定するつもりだったのか、との質問に対して、「埋め立ては法律にのっとっているので何の影響もあたえていない」と証言し、あくまで法律上の判断であり、政治判断はないとした。
しかし、12月25日の仲井真知事と安倍首相の会談で仲井真知事は次のようにのべている。以下は12月26日沖縄タイムスからの抜粋である。
首相と仲井真知事の会談要旨 ・・・ 仲井真知事 驚くべき立派な内容を提示され140万沖縄県民を代表して心から感謝しお礼を申し上げる。 さすがに安倍晋三首相、菅儀偉官房長官。 基地問題は約7年知事をしているが、非常に難しい。普天間の5年以内(の運用停止)に大変期待している。地位協定もしっかり取り組み、キャンプ・キンザーも前へ進めていただき心から感謝します。 要請への回答を基礎に、普天間飛行場代替施設建設にかかる埋め立ての承認、不承認を27日ごろに決めたい。 安倍首相が日本再生に取り組む中でアジア太平洋地域の安定と繁栄に大変関心を持っている。何か貢献できることは大変誇りに思う。 基地問題は日本全体の安全保障に役に立ち、寄与しているという気持ちを持っている。われわれは今(政権の)応援団。ありがとうございます。 |
安倍首相が普天間飛行場移設に関して一切触れていないにもかかわらず、上喜した仲井真知事は要請への回答を基礎に判断すると述べている。これでも政治判断はなかったと言えるのか。
さらに他紙も次のように報じている。
安倍首相、沖縄知事と会談 基地負担軽減策を説明(朝日新聞2013年12月25日付ネット)
極めつけは、翌26日の記者会見での菅官房長官の発言だ。菅氏は仲井真知事の要請した4項目の実施は辺野古埋立とパッケージで実施すると明言している。
百条委員会での仲井真知事の偽証は明らかだ。
以下は12月27日付沖縄タイムスからの転載だ。
【東京】菅義偉官房長官は26日の記者会見で、米軍普天間飛行場の辺野古移設に伴う埋め立て申請の可否判断に仲井真弘多知事が27日にも「承認」を表明する可能性が高いことについて「政府としては、その承認をぜひお願いをさせていただきたい。普天間飛行場の危険除去、負担軽減、沖縄振興をパッケージとして行いたい」と述べた。 菅氏はこれまでの会見で、負担軽減や振興について「(知事判断向けた)環境整備の一つ」と繰り返していたが、25日の知事と安倍晋三首相の会談を受け、「パッケージ」での実施を強調することで知事の「承認」判断を確実にする狙いがあるとみられる。 菅氏は、知事が会談で「感謝」したことにも触れ「政府としては、でき得る限りのことは全て行う。そういう総理の決意の下に、知事の提言に対しての政府の考え方を申し上げた。知事からも一定の評価をいただいたと思っている」と述べ、普天間飛行場については「膠着(こうちゃく)状況にあったこの問題を解決することが、まさに抑止力をしっかり維持していくことになる」と強調した。 |