沖縄以外で報道されない事故。最新鋭ステルス戦闘機F35が、離陸直前にエンジン部分から出火する事故
6月23日、フロリダ州のエグリン空軍基地で、最新鋭ステルス戦闘機F35が、離陸直前に機体後部から出火する事故が起きていた。
ところが、米空軍は機体のエンジン部分からの出火の原因が特定されないまま、制限付き飛行開始を決めたという。人命軽視も甚だしい。
以下は新聞報道からの転載だ。
2014年6月27日付沖縄タイムス 米国防総省は23日、最新鋭ステルス戦闘機F35の機体後部から出火する事故が起きていたことを明らかにした。10日前にはエンジンの問題で全機飛行停止措置が講じられていただけに、安全管理体制が再び問われそうだ。事故は同日午前7時15分ごろ、フロリダ州のエグリン空軍基地内で離陸直前に発生。パイロットはエンジン停止後に脱出して無事だった。 機体後部の火災は消火されたが、機体の被害の程度や事故原因などは明らかにされていない。 今月10日には、同型機1機が飛行中にエンジンオイル漏れを起こしたため、国防総省は13日に一時的に全機の飛行を停止。翌14日午後には大半の飛行が再開されていた。 エンジンの問題で、F35全機の飛行停止が命じられたのは過去16カ月で2度目。昨年2月には、メリーランド州の空軍基地内で操縦席から煙が出る事故が発生している。 昨年10月、カーター国防副長官(当時)はワシントンでの講演で、同機を嘉手納空軍基地に配備する方針を表明している。 |
2014.7.16付琉球新報 米国防総省は15日、6月23日にエンジン部分から出火事故を起こし、3日から飛行停止としていた最新鋭ステルス戦闘機F35について、一部制限を残し飛行再開を決めたと発表した。事故原因はまだ特定できていない。国防総省は「点検と限られた範囲の飛行という限定的な制限解除だ。」と説明。「事故の根本原因を特定し、修正するまで続ける」とした。 |