佐賀空港への普天間飛行場の一時移転計画(7.22小野寺防衛副大臣記者会見より)
普天間飛行場のオスプレイ部隊の佐賀空港への移転計画。当該計画について、平成26年7月22日小野寺防衛大臣記者会見から追ってみた。
①移転計画の内容
:暫定的に辺野古が完成するまでの間、佐賀空港を利用させていただくことも、米側の理解が得られれば検討してまいりたい
②辺野古完成まで暫定的に、とは
:辺野古の今後の工事を進めていくにあたって、・・沖縄県から従前から「5年以内の普天間の運用停止」というご要望もあり・・。仮に5年以内にこの工事が終わらない場合、その間、この工事が進展していることを前提に、一時期ではありますが、この普天間の運用停止のための暫定的な利用ということで佐賀空港を使わせていただくこと、これも視野に入れていきたい・・。
③「海兵隊ですとか、装備を佐賀空港に移して、そこで普段的に運用するということも視野に入っているのですか。」との問いに
:普天間の5年以内の運用停止ということ、これに少しでも努力できるような様々な工夫を、これから佐賀県、そしてまた米側と調整をしていきたい
④佐賀空港だけで暫定的な運用を対応するのか
:一時的に佐賀空港の活用もお願いしたい
⑤現段階では佐賀空港だけを考えているのか
:これは米側の運用のことになりますので、佐賀空港も視野に、米側と調整をしていきたい
⑥佐賀空港建設時に公害協定の覚書の中で「自衛隊との共用はしないという」旨が記載されていますが
:これは現地で武田防衛副大臣が、様々な今までの経緯について私どもとしても理解をする中で、今後交渉していきたいということであります
⑦米海兵隊のオスプレイを暫定的移転、これは米側の操縦士及び整備員等も併せて移転してくるのか
:米側として・・協力をしていただけるのであれば、米側にどのような施設が必要かということ、これは聞き取りながら整備をしていきたい・・
⑧暫定的とはいえ、普天間の所属機を佐賀空港、九州に運用するこということを検討するとなると、辺野古の移設に根強い反対がある中で、移設先は辺野古、沖縄県内ではなくても良かったのではないかという声が再び高まるということも考えられるのではないかと思うのですが
:あくまでも普天間の代替施設、辺野古の工事が進んでいることを前提にということになります。従前からお話しておりますように、私どもは普天間の固定化はあってはならないということであります。そして、佐賀空港を今回お願いしていることにつきましても、ここがあくまでももしご理解をいただければ、それでも暫定的ということになります。前提は、普天間の移設、辺野古、キャンプ・シュワブへの移設が進むことを前提にということでご理解をいただければと思います。