発足した安倍内閣の沖縄関係閣僚発言①中谷防衛大臣
12月24日に発足した第3次安倍内閣。新たに就任した中谷元防衛大臣は、沖縄の基地問題について「普天間の抱えている危険性除去」「沖縄に過度に基地が集中している」「沖縄の基地負担軽減」等々沖縄の現状を理解する素振りを見せながら「辺野古推進」を主張する。
今年1年間で示されてきた、建白書実現という沖縄の民意に真正面から対峙しようとしないのは、民主主義の否定だ。
だからと言って沖縄は引き下がらない。沖縄の民意実現のために闘い続ける!!!
平成26年12月24日就任記者会見 防衛省HMより抜粋(クリックで同HMへ) A:・・・第5に、普天間飛行場移設を含む在日米軍再編を進める中で、抑止力の維持を図るとともに、沖縄を始めとする地元の負担軽減を実現する。・・・ Q:今、沖縄の翁長知事が上京していると思うのですが、明日にも一部の閣僚と会談をというようなお話も出ていますが、沖縄の普天間飛行場の辺野古移設について、どのような形で説得というか、お話をして理解を求めていくお考えでしょうか。 A:これは私が12年前に沖縄県、また名護市と協議会を作りまして、政府と話し合いを進めまして、埋立をする、また、辺野古にすると決定をいたしました。それからもう12年もかかって、今まで紆余曲折もありました。今回の知事選挙もそうなのですが、しかし沖縄県と政府の共通の思いというのは、普天間の抱えている危険性、これを一刻も早く除去したいと。基地の周囲には小学校もありますし、住宅もあります。この普天間の基地をいかに早く移転をするかということでございまして、いろいろと試行錯誤はありましたけれども、やはり一番早い唯一の道というのは、私は辺野古への移転を進めて行くということでございますので、今後その必要性をしっかりと話をさせていただくと同時に、普天間基地の付近の状況や、沖縄県全体の基地負担の軽減、これについて、それが実現できるように、また、政府として努力をしていきたいと思います。 Q:普天間問題に関連してですけれども、今おっしゃったように唯一の解決策ということで政府が進めていますが、沖縄県知事、新しい知事が反対している状況があります。そういう中で、どういったことを具体的に持ちかけて理解を求めていきたいという考えなのかということをお聞かせください。 A:まず一つは、この沖縄の基地問題等については、日本全体の安全保障問題でございます。したがって、沖縄に過度に基地が集中しているということで、全国でこういった沖縄の基地の負担軽減、これを図りましょうということで、この2年間、安倍内閣の中でもいろいろと取り組んでまいりました。岩国とか、他の地域へのお願い等もしてきましたので、引き続き沖縄の基地負担軽減、これが目に見えるように、そして、沖縄の皆様方にもそれが分かってもらえるように、今後とも努力してまいりたいと思います。 Q:先ほど沖縄県の翁長知事が上京しているというお話がありましたけれども、今のところ官房長官は面会の予定がないということですが、大臣として知事とお会いになる考えはありますでしょうか。 A:私も、今日就任したばかりでありますので、現在の状況をしっかりと、まず省内で把握していく必要があろうかと思います。そういう中で、政府としてどう対応するかということも調整をしていかなければなりませんので、今回、こういった沖縄県知事選挙の結果が出ましたけど、政府としてどう対応するか等については、それぞれ政府の中で、関係閣僚、大臣ともよく話し合った上で、お会いしたいと思っております。 |