普天間問題の唯一の解決策は普天間飛行場の「即時閉鎖・国外移設」だ。その理由②
今年、日本最大の政治課題となる、普天間飛行場問題。その唯一の解決策は「普天間飛行場の即時閉鎖、国外移設」だ。以下その理由について述べる。
理由2) 最優先されるべき「普天間の危険性の除去」のためには「普天間飛行場の即時閉鎖」こそが唯一の解決策だ
普天間飛行場の危険性除去の必要性については、日米両政府はもちろん、保革を問わず政治家の中にもいない。先の衆議院議員総選挙においても選挙区で敗れた自民党議員も普天間の危険性除去のためには辺野古移設が解決策だとしてきた。
さらに、今日(1月3日)付琉球新報に掲載された米外交問題評議会のシーラ・スミス上級研究員のインタビューの内容も興味深い。以下はその抜粋だ。
・・・この問題は非常に複雑だが『では普天間を固定化しよう』とは誰も望んでいない。特に米政府はあと一度でも事故が起きれば、深刻な事態に陥ると理解している。・・・ |
これまで、日本政府首脳や自民党議員は、辺野古移設が実現しなければ普天間が固定化すると脅しをかけてきた。ところが、今回のインタビューで、シーラ・スミス上級研究員は普天間の固定化は誰も望んでいない、と明言している。当然である。普天間飛行場は日本の航空法に違反し、しかも、そこに配置されているオスプレイはオートローテーション機能を有しない、日本の航空法で飛行が禁止されている欠陥機なのだから。
さらに「あと一度でも事故が起きれば、深刻な事態に陥ると理解している」と明言している。「あと一度」とは沖縄国際大学ヘリ墜落事故後のことを指し、「深刻な事態」とは沖縄の米軍基地の維持が危うくなる、ことを意味しているに違いない。事故により死傷者が出たとしても、米国政府は責任を負わない(仮に、被害者が米国政府を相手に裁判を起こして日本の裁判所が訴え自体を認めない可能性が高い)自体が公になれば、日本国内の米軍基地の維持が危うくなる、可能性が出てくる。
世界一危険な普天間飛行場の危険性の除去は緊急性が高いことは誰もが認める。そのためには「普天間飛行場の即時閉鎖」が唯一の解決策だ。