辺野古新基地建設阻止への期待が10万票の大差につながった〜翁長県政 安慶田副知事の就任インタビューより〜
2014年12月29日付沖縄タイムスに掲載された新副知事就任インタビューは、新生翁長県政の前途が苦難に満ちた、前途多難に満ちた船出であることを示している。しかし、そこには、沖縄が自らの手で展望を切り開くのだ、という覚悟と熱意がみなぎっている。以下は同紙からの抜粋だ。
【安慶田副知事】 −就任にあたり抱負を。 「責任の重さを感じている。翁長知事は辺野古に新基地を造らせないという公約を掲げて当選した。それに対する県民の期待が10万票という大差につながったと理解している。選任してもらった議会や知事への責任の一端を果たす意味でも、公約の実現に向けて知事を支えて頑張りたい」 −副知事起用の際、知事からの言葉は。 「県政で力を合わせてもらいたいと要望があった。一瞬戸惑ったが、一晩考え、新しい知事を誕生させ、協力できないとは言えない。知事がいばらの道を歩くなら、一緒に支えようと思い、拝命することを決意した。知事の目玉政策でもある基地関係の問題解決に向け、頑張ってほしいと言われている」 −政治家出身として、県議会にどう対応するか。 「那覇市議会議員を長く務めてきた経験がある。・・・県議は地域で選ばれた県民の代表。丁寧に説明し、理解をいただき、県政に協力してもらえるように対応したい」 −今後は教育分野も担当する。学力向上に向けた対策は。 「・・・小学校は最下位から抜け出し、かなりの成果が見られたわけで、中学にも影響を広げたい。・・・人材こそが沖縄の最大の財産だと思っているので、教育に力を入れたい。・・・」 −2015年をどういう1年にしたいか。 「知事の公約、21世紀ビジョンを踏まえた沖縄県の発展を実現していく。担当する基地問題では、年明け早々に検証チームを公表できるよう努力したい。21世紀ビジョンは浦崎副知事と手を携え、翁長知事を支えていく」 |