辺野古新基地建設撤回以外に、問題解決の途はない。〜翁長知事との会見を前に、3日会見した菅官房長官発言は最悪だ〜
4月3日の菅官房長官の会見要旨が今日(4月4日)付沖縄タイムスに掲載されたが、その内容は最悪だ。
昨年1年間の選挙で示された沖縄の民意を無視する姿勢が、また、示された。読んでいただければ分かるのだが、どこから見ても、菅官房長官発言に道理はない。
昨年1年間の名護市長選、知事選、衆院選では、辺野古移設反対を公約に掲げた候補が当選した。しかも、辺野古移設反対の公約を撤回した4人の自民党衆議院候補は、小選挙区で全員落選した。
追い詰められる菅官房長官。そして、安倍政権。辺野古新基地建設の撤回以外に、問題解決の途はない。
3日の菅官房長官会見要旨(4月4日付沖縄タイムスより転載) −2日の「普天間の危険性除去を求める多くの民意」の真意と根拠は 「何回か現場に行き、代表者と会い、そういう中で辺野古移設という民意もあった。同時に普天間飛行場の危険除去を何とかしてほしい、これが当時の沖縄県民の大きな声じゃなかったか」 −移設賛成と反対のどちらの民意が沖縄で多いか。 「それは分かりません。ただ、沖縄県知事と名護市長がこの移設に同意したという事実がある。同意したことを受けて政府は閣議決定した。行政は継続性がある。普天間は世界で一番危険だといわれている飛行場で危険除去するため、辺野古移設が唯一の解決策。こういうことをぜひ(翁長)知事と話してみたい」 −昨年の名護市長選、知事選、衆院選の結果をどう受け止めるか。 「基地賛成、反対の選挙結果じゃないと思う。知事を選ぶには、いろんな民意がある。振興策で選ばれる人もいるし、そうでない人もいる。いろんなことが総合されて選挙結果というのは出るだろうと私は思う。」 |