もの言わぬ民は滅びる、嘉手納町民は自覚する必要がある〜米軍機飛行状況目視調査から〜
平成27年3月31日付嘉手納町基地対策協議会“基地対協ニュース”に、嘉手納町基地対策協議会調査部会目視調査(2014年8月20日(水)6:00〜22:00実施)結果が掲載された。
調査は20名が参加し、午前6時から午後10時まで、16時間実施された。結果は以下のとおりだ。
①目視で確認された飛行数194回、4.9分に1回
②騒音防止協定違反飛行は、急旋回8回・居住地上空飛行1回等
③外来機(AV8ハリアー攻撃機、FA18戦闘攻撃機、RC135Sコブラボール等)の飛行回数54回
④最高値爆音103.4dbを午前8:49 F15離陸時に測定
⑤普天間基地所属MV22オスプレイによる夜間上空通過を確認
1.飛行目視確認回数
飛行回数 | 1時間当たり飛行数 | ||
総数 | 194 | 12.1 | 4.9分に1機 |
常駐機 | 140 | 8.7 | 6.8分に1機 |
外来機 | 54 | 3.3 | 18.1分に1機 |
2.飛行形態
飛行形態 | 回数 | 騒音防止協定違反の内容 |
ローパス | 2 | |
タッチ&ゴー | 29 | |
急旋回 | 8 | m 嘉手納飛行場近傍(飛行場管制区域として定義される区域、即ち、飛行場の中心部より半径5陸マイル内の区域)においては空戦訓練に関連した曲技飛行は行わない。 |
上空飛行 | 15 | |
居住地上空飛行 | 1 | a 進入及び出発経路を含む飛行場の場周経路は、できる限り学校、病院を含む人 口稠密地域上空を避けるように設定する。 |
その他 | 1 |
2.騒音最高値 103.4db(午前8:49 F15離陸時)
嘉手納町は、正に擬似戦場、米軍演習場そのものだ。さらに、基地負担軽減のため、F15等の訓練が移転しても、無数の外来機が飛来訓練している。當山宏嘉手納町長も指摘する「訓練移転中に外来機が飛んできて訓練する」実態が明らかとなった。
嘉手納町民が声を挙げなければ何も変わらない。
もの言わぬ民は滅びる、ということを、嘉手納町民は自覚する必要がある。