日米2+2にて「辺野古問題のこれまでの経緯も含め話をしたい」中谷防相が明言(4.24防相記者会見)
4月27日に米国で開催される日米外務・防衛閣僚協議(2+2)。この協議の中で、辺野古問題について取り上げると中谷防相が明言した。
今日4月24日午前の記者会見。中谷防相は「これまでの経緯も含めた状況については、お話をしたい」と発言した。
先の翁長知事・安倍首相会談。翁長知事は「オバマ大統領に沖縄県知事をはじめ沖縄県民が明確に反対していることを伝えてくださいとはっきり申し上げた」と述べている。これに対して安倍首相からの回答はなかった。仮に、安倍首相がオバマ大統領に沖縄の民意を伝えなかったとしても、翁長知事が依頼した事実については、既に伝わっているはずだ。
日米2+2で協議するのは、まずは辺野古工事の停止だ。停止後にその後の策を検討する。そうでなければ、沖縄の民意を納得させることはできない。
辺野古問題は日本の国内問題ではない。米国はそれをまず理解すべきだ。
平成27年4月24日防衛大臣会見概要(クリックで同HMへ)より当該部分のみ抜粋 Q:週末(の)・・。日米「2+2」・・で、・・・どういった会談の成果を期待されるでしょうか。 A:26日に日本を出発して、27日にニューヨークで「2+2」会談を実施を致します。・・・沖縄の基地負担の軽減問題など、・・・幅広く日米同盟のあり方について協議をしてまいりたいと思っております。 ・・・ Q:沖縄関係になりますけども、翁長知事が一昨日、防衛省の審査請求に対して、これは無効だということで意見書を農林省に提出しました。これに対する受け止めをお願いします。 A:これは、手続きの一環でございまして、農林省において審査がなされている中で、沖縄県による弁明書の提出も、その手続きの一環であると承知を致しております。このことにつきましては、防衛省としましては、特にコメントすることはございませんが、防衛省としての主張におきましては、もうすでに行っておりますので、農林省における公平・厳正な審査がなされるというふうに認識をしております。 Q:先程、防衛相会談、日米の首脳会談の中で、沖縄の関係を議題として挙げると・・・、翁長知事が首相に対してもですね、新基地は作らせないということ、反対の意見を伝達しているのですけれども、そういったことも含めて、地元から反対が挙がっていることも、議題として大臣は挙げていくのか。 A:前回の訪米の時も議論は致しましたが、今回も、その以降の、これまでの経緯も含めた状況については、お話をしたいと思いますが、どういうふうな対応をするのかということにつきまして、基本的に日本政府として、沖縄県に依頼を受けたことで、それに対してできることは行っていくという観点で実施をしてきております。また日米間でも意見交換は行っていきたいと思っております。 Q:前回は防衛相会談ですね。 A:前回は防衛相会談です。 |