再掲載2015.5.20記事)ハワイでのオスプレイ墜落事故(動画あり)。すべて米国任せの中谷防相発言。これで主権国家といえるのか。!!!
5月17日ハワイのベロウズ空軍基地で事故を起こしたMV22オスプレイ。乗員1名が死亡し、21人が病院搬送された。映像を見ると、着陸失敗ではない。墜落だ。
さらに、事故を受けての中谷防相の記者会見。すべて米国任せの中谷防相発言には目を覆いたくなる。以下にそのやりとりを抜粋した。
記者からの「自衛隊機の場合なら、原因判明まで飛行はしない、何故、米側にそれを求めないのか。」の問いに、
「・・米軍の運航・運用・・は、米側の判断の下に行っておりまして、米側も同じ米国人の兵士が乗って運用しておりますので、安全性については十分考慮した上で判断すると思っております。」
「現在、こういった原因について、米側から情報提供を頂いていくようにお願いしております。」
「米側は、それぞれの運用等については、米側が責任を持って実施をしている・・」
記者から「大臣として、納得するのですか。」との問いに
「この安全対策については、今日は直接、米側の司令官に申し入れを致しました。」
記者から「なぜ自衛隊機が重大事故を起こした時は、原因が分かるまで飛行しないのに、米側にそれを求めないのですか。」との問いには
「基本的に、米政府の責任の下に運用しているということです。」
記者から、事故の責任等については問われると
「基本的に米軍が、まず当事者であると。当然のことながら、米国の運用とか、また部下の安全については、米側が責任を持って判断をしていくことであります。日本における運用等についても、私の方から安全に留意をするということと、今回の件についての情報提供を今求めているところであります。」
危険機材オスプレイは、沖縄で連日住民の頭上を飛び交っている。沖縄の普天間飛行場で運用されている同型機がハワイで墜落し、多数の死傷者を出したのだ。当然、運用停止を求めるべきである。にもかかわらず、それをしない政府の姿勢は正気の沙汰とは思えない。事故原因追及についてもすべて米国任せだ。
これで主権国家といえるのか。
さらに、記者から、自衛隊へのオスプレイ導入計画について問われると
「これは米側の報告を待って、対応を判断していきたいと思っております」と応えた。
この国は主権を失っている。
以下は防衛相HMから当該部分のみ転載した。
平成27年5月18日防衛大臣臨時会見概要(クリックで同HMへ) Q:オスプレイなのですけれども、ハワイで死亡者が出る事故がありました。この事故の重大性について、どう捉えられているのかということと、今日、アンジェレラ司令官ともお会いされたかと思うのですけれども、その中で、直接安全対策の徹底等々、求められたのかどうか。それについてお願いします。 A:私からも、まず、アンジェレラ司令官に対して、本日早朝ハワイで起きたMV−22の事故について言及を致しました。これは地元の自治体の関心が非常に高いということから、速やかな情報提供をお願いをしたいという旨発言を致しました。アンジェレラ司令官から、「これまでの事故と同様、本件についても、分かり次第、情報提供をしていきたい」旨、また、「安全な運用に心掛けていきたい」という発言がございました。政府としても、着陸失敗の原因等の関連情報を速やかに提供するとともに、普天間所属のMV−22のオスプレイについても、引き続き、安全面の最大限の配慮を米側に対して申し入れを致しております。これに対して、米側から、「本件について、迅速かつ透明性を持って対応したい」という返答があったということです。 Q:既に沖縄県では、翁長知事が、原因究明されるまで、普天間に配備されているオスプレイについて、運用停止するよう米側に求める意向を示されていますけれども、それについてはいかがでしょうか。 A:在日米軍の運用になる訳でありますが、この在日米軍の日々の訓練というのは非常に重要な事でありまして、第一に、米側が当事者でありますので、こういった乗務員等の安全については米側が判断すべきであって、私の方からも、地元に対しても心配があるという点で申し入れを致しましたので、これについての、原因の関連情報を提供していただきたいとか、また、安全面の最大限の配慮を申し入れをしたということでございます。 ・・ Q:オスプレイの関係なのですけれども、かねて、オスプレイの安全性については高いという見解を示されてますけれども、今回の事故を踏まえて、改めて安全性についてのご見解をお聞きしたいのと、佐賀空港へのオスプレイ配備の計画についての影響はどのようにお考えでしょうか。 A:これは、米側で、今朝発生した事故でありますので、こういった原因等をよく米側に情報を頂いた上で判断をしていきたいと思っております。 Q:佐賀空港の配備計画については、特に影響はないということでよろしいですか。 A:現在も、佐賀空港につきまして、地元の方にお願いを致しておりますので、より丁寧に、説明をしていきたいと思っております。 Q:大臣、こういった重大な事故が起きたとき、自衛隊機の場合でしたら、原因がわかるまで飛行はしませんが、何故、米側にそれを求めないのですか。 A:先ほどもお話を致しましたが、米軍の運航・運用については、米側の判断の下に行っておりまして、米側も同じ米国人の兵士が乗って運用しておりますので、安全性については十分考慮した上で判断すると思っております。 Q:自衛隊が、こういった事故の時は運用を止めているわけだから、米側もそれに従ってくれという要求はされませんか。 A:現在、こういった原因について、米側から情報提供を頂いていくようにお願いしております。 Q:自衛隊の場合、こういった事故があった時は運航しないのに、なぜ米側にそれを求めないのですか。 A:米側は、それぞれの運用等については、米側が責任を持って実施をしているということです。 Q:大臣として、納得するのですか。 A:この安全対策については、今日は直接、米側の司令官に申し入れを致しました。 Q:なぜ自衛隊機が重大事故を起こした時は、原因が分かるまで飛行しないのに、米側にそれを求めないのですか。 A:基本的に、米政府の責任の下に運用しているということです。 Q:関連なのですけども、仮に機体の構造上、問題があった場合に、その運用が続いて事故が起こった場合に、その責任の所在というのは日本政府にあるとお考えになるか、それとも米政府なのか、その点をお聞かせ下さい。 A:基本的に米軍が、まず当事者であると。当然のことながら、米国の運用とか、また部下の安全については、米側が責任を持って判断をしていくことであります。日本における運用等についても、私の方から安全に留意をするということと、今回の件についての情報提供を今求めているところであります。 |
平成27年5月19日防衛大臣臨時会見概要(クリックで同HMへ) Q:オスプレイの事故に関してですけれども、昨日、アメリカ側に大臣からも迅速な情報提供など求められた訳ですけれども、現状、事故原因等について、これまでにアメリカ側からどのような情報がもたらされていますでしょうか。 A:求めた際に、米側から「本件について迅速、かつ透明性を持って対応したい」と反応がありました。この情報提供を各レベルで求めておりますが、現時点において、まだ返事はありません。引き続き、その努力を続けて参りたいというように思っております。 Q:その見通しですけれど、すぐに判明するものではないのでしょうけれども、どれくらいの見通しでその事故原因等の分析・調査が進むというふうに聞いてらっしゃいますでしょうか。 A:これはやはり、詳細に、どのような原因でということをお伺いしなければいけませんので、米側からしっかりとした報告を受けなければお答えができませんが、早く、米側から情報をいただきたいと思っております。 Q:「飛行停止は求めない」という方向でしたけれども、とすると少なくとも機体の構造上の問題ではないと。おそらく、人為的なものであろうというようなそういったニュアンスとかですね、少しでもそのやりとりというのはあるものなのでしょうか。 A:米側から、しっかりとした情報をいただいて判断するしかないと思いますので、しっかりとこの原因等について聞いて、対応したいと思っております。 Q:オスプレイの関連なのですけれども、映像等々を見るとですね、かなり激しく叩きつけられている形で、オート・ローテーション機能の欠如というのも言われていますけれども、そのあたり大臣として、機体の安全性をどう考えなのかお聞かせください。 A:これはやはり、米側の報告と、また、専門家の分析が必要でございますので、現時点において、予断をもって判断はできないということです。 Q:オスプレイの話に戻るのですけれども、大臣、昨日ですね、「オスプレイの安全性については、一義的には米国の責任だ」というふうにおっしゃいましたが、一方で、横田ですとか沖縄ですとか配備されているところの地域住民はですね、いつ落ちるのではないかという不安があるという中で、今後、米側の報告を待って、日本政府として機体の安全性についてですね、自衛隊に導入する前に、今一度、再点検する、そういったお考えというのはあるのでしょうか。 A:これは米側の報告を待って、対応を判断していきたいと思っております。 Q:再調査を求めたりですね、日本政府として機体の安全性を確認するということも視野には入ってくるのでしょうか。 A:これも米側の報告に基づくわけでありますが、現時点におきましては、機体の安全性等につきましては、この安全性において、政府として、それを保証するという状況でございますので、今回の状況を受けて、また対応していきたいと思っております。 |