辺野古に基地は造らせない〜5月20日翁長知事、日本記者クラブ・外国特派員協会(東京)で記者会見〜
5月20日、翁長知事は、日本記者クラブ・外国特派員協会(東京)で記者会見し、内外の記者に対し、あらためて「あらゆる手段を駆使し、辺野古に基地を造らせない」と明言した。
日本記者クラブの記者会見。記者から「自民党のリーダーだったが辺野古反対に変わったきっかけは何か。」と問われた、翁長知事は次のように答えたという。
「稲嶺恵一知事は15年間使用期限の軍民共用空港として許可した。しかしそれを小泉純一郎首相がつぶし、辺野古問題になった。自民も民主もオールジャパンで沖縄に基地を置いている。私たちは70年前の戦争で10万人亡くなった。子や孫に基地を引き継いでいいのか。沖縄に生まれた保守の政治家は子どもたちを守るために頑張るべきだ。」(5.21付琉球新報から転載)
15年間使用期限は、時の大田知事と稲嶺氏の知事選挙における、辺野古新基地建設を巡る稲嶺氏の公約だった。結果は、15年使用期限を公約に掲げた稲嶺氏が当選した。
翁長知事は、「15年間使用期限の軍民共用空港・・を小泉純一郎首相がつぶし、・・(いま)・・自民も民主もオールジャパンで沖縄に基地を置いている」と指摘し、「子や孫に基地を引き継いでいいのか。沖縄に生まれた保守の政治家は子どもたちを守るために頑張るべきだ」それゆえ、辺野古反対へと変わった、と理由を述べた。
沖縄を守るためだ、と述べる翁長知事に大きな拍手を送りたい。そして、さらに翁長知事を支えるオール沖縄の結集を呼びかける。
翁長知事の訪米について、菅官房長官は「国防は国の専権事項」と述べる。この人はまだ分かっていない。国防のために沖縄が被った甚大な戦争被害と、戦後70年連綿と続く基地被害の現状を。日本政府はまったく理解していない。
オール沖縄のうねりは、全国へと拡がり、海外へと拡がっている。
辺野古新基地建設阻止等、沖縄の民意実現のために、沖縄はさらに声を挙げ続ける!!!