2016年01月06日

再掲載2015.5.24記事)(続)ハワイでのオスプレイ墜落事故。すべて米国任せの中谷防相発言。もう一度問う。これで主権国家といえるのか。

 5月17日ハワイのベロウズ空軍基地で発生したMV22オスプレイ墜落事故。乗員2名が死亡し、20人が負傷した。

 事故についての中谷防相の22日の記者会見では、あらためて米国任せの姿勢が示された。事故原因等について日本自らが情報収集し、自衛隊への導入についてあらためて判断する等、日本の主体性を見せることはなかった。

 記者から、沖縄等のオスプレイ飛行地域住民の不安の声がある、との指摘に対し、中谷防相は、「アメリカを訪問した際・・、オスプレイによる飛行を3回実施・・、操縦席も見ながらですね、私なりの(オスプレイの安全性)感覚を持って行ったわけでございます」と述べ、オスプレイの安全性を強調する。

 これに対して、記者からは「乗ったというのと、それが安全かというのはあまり関係ない」と指摘され、「そもそも事故原因は何なのですか。」との質問に対し、

 中谷防相は「原因はまだ。」と回答

 以下は当該部分のやりとりだ。

Q:(米政府は)「構造的に、問題ない」と言っている・・。そうすると、今回の事故原因って、推定できてなかったら、多分そういうことは言えないと思うのですが、・・推定される事故原因は、何だと・・お考えでしょうか。
A:それは私が予断を持って言うことは出来ませんが、米政府が、今、それを調査しているということです。
Q:だとすると、原因も分からないのに、なぜ「構造上問題がない」と、すぐに言えるのかが、にわかに私の頭脳では分からないのですけれども。
A:米政府がそのようなことで、日本に連絡をしてきたということです。
Q:その説明には、ご納得されているということですか。
A:現実に、アメリカも自国の国民を乗せて、実際に運用させてますので、それなりの調査をして判断した上で、運行を継続、という判断に至っておりますので、その点は米国を信頼したいと思います。

 つまり、ハワイでのオスプレイ墜落事故原因は不明だが、米政府が問題ないと言っているから、中谷防相はそれを「信頼したいと思います」と言っているのだ。

 MV22オスプレイは、昼夜を問わず沖縄県民の頭上を飛行し、さらには自衛隊もこれを導入しようとしている。その同型機が墜落炎上し、2名の死者と20名の負傷者をだした。これが日本の機種であれば、中谷防相のような無責任発言にはならないはずだ。

 中谷防相に、もう一度問う。これで主権国家といえるのか。

以下は5月22日の記者会見からの当該部分の転載だ。

平成27年5月22日防衛大臣会見概要(クリックで同HMへ)
・・
Q:先日の、ハワイのオスプレイの着陸失敗事故で、死者が二人に増えたのですけれども、それに伴って政府として、改めてオスプレイの米軍の運用に関して、新しい求めをしたり、情報提供を迅速にするということを、再度申し入れたりという考えはありますか。
A:当日もお答えを致しましたけれども、ハワイでの事案については、米側に対して、この着陸失敗の原因等の情報を、速やかに提供を頂くとともに、安全に最大限配慮するように申し入れを致しております。これに対して、米側からも、原因等につきましては、設計に根本的欠陥があると疑う理由はなく、また、これまでに、MV−22の通常運用を停止させるべき理由は発見されていないとの説明を受けておりまして、米政府はMV−22の運用の安全性を確認をして、引き続き最大限の考慮を払って運用するものと私は考えております。
Q:事故に関連した、追加の新しい情報というのはアメリカ側から提供はあったのでしょうか。
A:現時点では、それ以上の返事はきておりません。
Q:関連しまして、事故後も、沖縄ではオスプレイの飛行が続いている。防衛省、18日に、鹿児島の鹿屋の基地でも、オスプレイの訓練を実施するという説明をして、横田、沖縄、鹿児島と、地域の住民では不安が広がっているのですけれども、大臣がおっしゃった米側からの、機体の構造上の欠陥はないという説明以外に、日本政府が安全だというふうに、日本国民に説明できるような根拠というのはお持ちなのでしょうか。
A:オスプレイの安全性というものにおいて、私なりにしっかりしなければならないということで、先だって、アメリカを訪問した際に、米側に依頼して、オスプレイによる飛行を3回実施しておりまして、操縦席も見ながらですね、私なりの感覚を持って行ったわけでございます。米側においては、このオスプレイを現在も運行しておりますが、要は、米国自身も、自分の国の兵士や操縦士を搭乗させる前に、安全でないというものには搭乗させないと思いますし、また、米国も地域のコミュニティがありますので、基地周辺においては、最大限配慮しながら実施をしておりますけれども、その上で運行を続けるというわけでございますので、米政府としては、この安全性においては、このような認識で、運行を続けているということではないかと思います。
Q:関連しまして、大臣が実際に、3回乗られて安全性を確認されたという日本側のいわゆる根拠とですね、アメリカ側は、構造上欠陥はないという根拠を出されて、日本の国民に対して、アメリカ側の根拠をもって安全性というのは、納得させることができるというふうにお考えでしょうか。
A:自衛隊も、オスプレイを購入をする予定でございますが、これに至る前にですね、MV−22、これの安全性においては、米国からデータとか資料を取り寄せて安全確認というものをやっておりますし、また、米政府の安全証明というものも、確認をした上で実施をしているわけでございます。
Q:乗ったというのと、それが安全かというのはあまり関係なくて、私も乗りましたけれども。そうするとですね、今回は、そもそも事故原因は何なのですか。
A:原因はまだ。
Q:「構造的に、問題ない」と言っているわけですよね。そうすると、今回の事故原因って、推定できてなかったら、多分そういうことは言えないと思うのですが、今回推定される事故原因は、何だというふうにお考えでしょうか。
A:それは私が予断を持って言うことは出来ませんが、米政府が、今、それを調査しているということです。
Q:だとすると、原因も分からないのに、なぜ「構造上問題がない」と、すぐに言えるのかが、にわかに私の頭脳では分からないのですけれども。
A:米政府がそのようなことで、日本に連絡をしてきたということです。
Q:その説明には、ご納得されているということですか。
A:現実に、アメリカも自国の国民を乗せて、実際に運用させてますので、それなりの調査をして判断した上で、運行を継続、という判断に至っておりますので、その点は米国を信頼したいと思います。
posted by 福地行政書士事務所 at 17:50| 許すなオスプレイ配備2