基地問題で、沖縄は魂の飢餓感に苛まれている〜8月18日翁長知事と沖縄関連四閣僚(菅官房長官・岸田外相・中谷防相・山口沖縄担当相)会談①
8月18日、翁長知事(安慶田副知事同席)は、首相官邸で、沖縄関連四閣僚、菅官房長官、岸田外相、中谷防相及び山口沖縄担当相との会談に臨んだ。
翁長知事は、これまでの会談以上に踏み込んだ発言をしている。
「基地問題については・・、私は今、魂の飢餓感という言葉を使わせてもらっている・・沖縄と日本の安全保障は合理的、理性的に話そうというのはやっぱり難しい・・」
「・・宜野湾市民が収容所に入っている間に普天間飛行場は出来上がっていた。帰ったら基地になっていた。だから私たちが差し出した土地というのは沖縄県の基地の中にはない」
「・・、サンフランシスコ講和条約で沖縄が切り離され・・。その間、日本が平和で繁栄した・・。」
「沖縄はただの領土としか見ていない・・。・・140万人の人が住んでいることについて、日本の安全保障の中で欠落している部分がある・・」
以下は8月19日付琉球新報辺野古第2回集中協議知事一問一答からの抜粋だ。
(8月19日付琉球新報辺野古第2回集中協議知事一問一答から抜粋) ・・・ 「基地問題については・・、私は今、魂の飢餓感という言葉を使わせてもらっているが、・・心に空白ができていると沖縄と日本の安全保障は合理的、理性的に話そうというのはやっぱり難しいなという話をした」 「その中で何が違いうかと言うと、辺野古が唯一だというのは日米合意が原点だとしているが、私たちからすると終戦直後、宜野湾市民が収容所に入っている間に普天間飛行場は出来上がっていた。帰ったら基地になっていた。だから私たちが差し出した土地というのは沖縄県の基地の中にはない」 「特に普天間は収容所に入っている間に基地が出来上がっているので、その意味から原点が違う。・・70年間、基地が君臨して、それが老朽化した、あるいは世界一危険になったからまたおまえたちが差し出せと。代替案があるのかというような形で話をされるこの自体が日本の政治の堕落だと前にも申し上げた・・、今日4人そろったところで話をさせてもらった」 「・・、サンフランシスコ講和条約で沖縄が切り離されたことの意味合い。その間、日本が平和で繁栄したという話。これも割としっかり話させてもらった。防衛という意味でも抑止力という意味でも、中谷防衛大臣が一昨日来た時、沖縄が要塞となって防衛するあるいは抑止力があるんだということと、私はジョセフ・ナイさんやマイク・モチヅキさんが言うようにもう沖縄は中国から近すぎて、ハワイやグアムやオーストラリアあたりの遠い場所から柔軟に対処すべきだというような話をさせてもらった。今、中国の弾道ミサイルが進んでいるので、普天間、嘉手納に落ちたらこれはもう沖縄全滅ではないかという話をしたら『ミサイルにはミサイルで対抗する』という話だったので、これは沖縄はただの領土としか見ていないんじゃないか。ここに140万人の人が住んでいることについて、日本の安全保障の中で欠落している部分があるんじゃないか、というような話を観光の心配とともに話をした。・・」 |