沖縄県の地方交付税は16位、国庫支出金は1位だが両方合わせたら6位。県民経済も47都道府県の15位だ!〜8月18日翁長知事と沖縄関連四閣僚(菅官房長官・岸田外相・中谷防相・山口沖縄担当相)会談②
8月18日、翁長知事(安慶田副知事同席)は、首相官邸で、沖縄関連四閣僚、菅官房長官、岸田外相、中谷防相及び山口沖縄担当相との会談に臨んだ。
翁長知事は、沖縄の置かれた経済的状況について丁寧に説明し、4閣僚は理解を示したようだ。
「よく沖縄県の振興予算が3千億だとか3100億だという話がある。・・・多くの本土の人々が、・・地方交付税とか国庫支出金をもらった上で沖縄は3千億をもらっているという誤解がある。・・」
「・・沖縄県が復帰して、・・予算を取ろうとすると取り方が分からない。だから沖縄開発庁が間に入って、沖縄の予算を・・調整してもらった。今は内閣府の沖縄担当が・・各省庁と連絡してもらってくる。・・」
「沖縄の場合は自分たちでそれをやるのが27年なかったため、沖縄開発庁、今の内閣府の沖縄担当が各省庁と交渉し、もらうお金が3千億だ。・・・沖縄県は地方交付税も16位、国庫支出金は1位だけれども両方合わせたら6位。それから県民経済・・も47都道府県の15位だ。」
「・・経済振興も沖縄は確かに27年間の空白を埋めるという意味で上位にランクしているが、断トツ沖縄がもらっている・・わけでなく、大体5位から15位くらいの間で、27年間の空白を埋めようとしたということを話させてもらった。4人の大臣も特に反論はなかったので理解いただいたと思う。」
以下は8月19日付琉球新報辺野古第2回集中協議知事一問一答からの抜粋だ。
「よく沖縄県の振興予算が3千億だとか3100億だという話がある。・・・多くの本土の人々が、・・地方交付税とか国庫支出金をもらった上で沖縄は3千億をもらっているという誤解がある。それは何かと言うと戦後27年間、沖縄の人たちは日本人でもない、米国人でもない。パスポートを持って出入りした。国会議員も一度も出してない」 「そういった沖縄県が復帰して、さあ予算を取ろうとすると取り方が分からない。だから沖縄開発庁が間に入って、沖縄の予算を・・調整してもらった。今は内閣府の沖縄担当が・・各省庁と連絡してもらってくる。その総額は3千億円だ。他の都道府県はどうしているかというと、学校を造るから100億円。道路を造るから100億円。こうして自分たちで集めて3千億円をつくっている」 「沖縄の場合は自分たちでそれをやるのが27年なかったため、沖縄開発庁、今の内閣府の沖縄担当が各省庁と交渉し、もらうお金が3千億だ。・・・他の都道府県は自ら取ってきて、県によって違う・・が2500億とか、3千億とか、4千億とかある・・。その意味からすると沖縄県は地方交付税も16位、国庫支出金は1位だけれども両方合わせたら6位。それから県民経済・・も47都道府県の15位だ。」 「基地問題の思いと個別に対してのつながり、・・経済振興も沖縄は確かに27年間の空白を埋めるという意味で上位にランクしているが、断トツ沖縄がもらっている・・わけでなく、大体5位から15位くらいの間で、27年間の空白を埋めようとしたということを話させてもらった。4人の大臣も特に反論はなかったので理解いただいたと思う。」 |