「普天間飛行場は世界一危険な基地」の正体②〜普天間飛行場閉鎖、辺野古新基地建設阻止、キャンプシュワーブ返還等、一つずつ沖縄の基地返還に向けた運動を〜
辺野古新基地建設の米国の意図、それは、世界一使い勝手が悪い普天間飛行場移設をきっかに、最大級の資産価値を持つ飛行場を手に入れようと企みだ。それも、建設費は日本の国費で、私たちの税金で賄うというのだから、米国として断る理由はない。普天間飛行場の危険性の除去など、米国は微塵も考えていない。
普天間飛行場は、日本の航空法で飛行場とは認められない違法飛行場であり、かつ那覇空港・嘉手納飛行場に挟まれたその空域は歪(いびつ)で、米軍にとって極めて使い勝手が悪い。「世界一危険な飛行場」の真相は、米軍にとって「世界一使い勝手の悪い飛行場」のことだ。騙されてはならないのだ。
普天間が移設されれば宜野湾の空は静かになるのか。
普天間飛行場と嘉手納飛行場の距離は10km。車でも20分。ヘリ等米軍機なら数分だ。普天間飛行場が撤去されると、嘉手納飛行場空域が宜野湾地域にかかる。現状の米軍機の訓練は提供空域など無視して行われている。日米合同委員会合意による騒音防止協定も無視が日常茶飯事。この状況で宜野湾市上空が静かになることなど有り得ない。
これまでの沖縄防衛局との基地被害等除去を求める抗議要請行動において、防衛局担当者はこう言う。沖縄防衛局の仕事は米軍への基地提供であって、周辺住民の生活環境保全などは仕事ではないと。
辺野古新基地建設阻止。沖縄の未来を見据えるとき、米軍基地を一つずつ除去していかなければならない。県内たらい回しなどもってのほかだ。
普天間飛行場閉鎖、辺野古新基地建設阻止、そして、キャンプシュワーブの返還等、一つずつ、沖縄の基地返還に向けた運動を展開していかなければならない。