4月11日、G7外相らの広島訪問、そして広島宣言
4月11日G7外相会談。参加国等は、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国の外務大臣及びEU上級代表だ。広島を訪れた外相らは「核軍縮及び不拡散に関するG7外相広島宣言」を発表した。
しかし、その内容は原爆がもたらした広島・長崎への甚大な被害については言及しているものの、その責任、原爆投下の責任については言及していない。さらに「核兵器のない世界」の実現に向けた努力の必要性は認めながら、核保有国自らが核廃棄を実現する必要性については言及していない。極めて不十分だ。
末尾の「何十年間にわたって,我々のような政治指導者やその他の訪問者が広島及び長崎を訪れ,深く心を揺さぶられてきた。我々は,他の人々が同様に訪問することを希望する。 我々は,核兵器は二度と使われてはならないという広島及び長崎の人々の心からの強い願いを共にしている。」の文言が、世界中に届くことを切望する。
核軍縮及び不拡散に関するG7外相広島宣言(仮訳) |