今度こそ、司法の英断を!!!〜第三次嘉手納基地爆音差止訴訟、今日、2016年8月25日午前結審〜
2011年4月28日に提訴した第三次嘉手納基地爆音差止訴訟が、今日2016年8月25日午前結審した。
午前9時15分から始まった事前集会には、約200名の原告が結集した。午前10時に始まった裁判で意見陳述に立った新川秀清団長は、子どもたちの生活環境が凄まじい爆音に曝されていることについて「限りない発達過程にある子供らへの、あってはならない苦難を強いている(現状について)政治の責任が問われていると言わねばなりません。」と強く指摘し「第三次訴訟も結審となりますが、本訴訟において、私達、22,058名は、ひたすら人間としてあたり前に生きていける平和世と、基地あるが故に犠牲になられた方々の無念に向き合いつつ、司法の正義をもって「静かな夜を」、人間が人間として尊厳される世であらしめて下さることを切に願う次第であります。」と結んだ。
結審にあたって、小松爆音訴訟団、第2次新横田訴訟団、第9次横田基地公害訴訟原告団、第四次厚木爆音訴訟原告団、岩国爆音訴訟原告団、第2次普天間爆音訴訟団の各弁護団から応援弁論が行われた。応援弁論に立った各弁護士ともに、長年にわたり爆音被害に苦しむ周辺住民を救うためには司法の力が必要だと訴えた。
藤倉徹也裁判長は判決言渡し期日については、裁判所で調整のうえ、追って指定するとした。
今度こそ、司法の英断に期待したい。



