9.21抗議集会 怒りを込めて参加しよう〜沖縄の基地負担を当然視する悪判決。9.16不作為の違法確認訴訟判決〜

県を相手に国が提訴した不作為の違法確認訴訟。その判決が9月16日に言い渡されたが、その内容は最悪だ。
提訴から56日目のスピード判決。国の言い分をすべて鵜呑みにした多見谷裁判長。早期終結・判決は、国の意を汲む訴訟指揮だった。以下は判決要旨に示された辺野古新基地建設についての裁判所の認識だ。
国の主張をすべて完璧なまでに受け入れ、さらに⑦では辺野古新基地建設が実現されなければ普天間の危険性が存続することになるとまで言っている。まさに、脅し文句だ。
基地のたらい回しは、危険と基地被害の、県内たらい回し。戦後70年に渡る沖縄の基地負担の除去を求める沖縄の民意を「③在沖縄全海兵隊を県外移転することができないという国の判断は戦後70年の経過や現在の世界、地域情勢から合理性があり尊重すべき... 」と突き放す。戦後70年に渡る沖縄の基地負担、それ自体を理由にして沖縄への基地押付けを正当化している。許されない。
裁判所の論を推し進めれば、沖縄は国策に反対してはならない、基地はすべて沖縄が受け入れて当然ということになる。
怒りに燃える沖縄全体が立ち上がらなければならない。21日の抗議集会には多くの県民が参加しよう!!!
(判決要旨より抜粋) ①普天間飛行場の騒音被害や危険性、地域振興阻害は深刻な状況。これは普天間飛行場の閉鎖という方法で改善される必要がある。 ②しかし、海兵隊の航空部隊を地上部隊から切り離して県外に移転することはできない ③在沖縄全海兵隊を県外移転することができないという国の判断は戦後70年の経過や現在の世界、地域情勢から合理性があり尊重すべき... ④県内の普天間飛行場の代替施設が必要である。 ⑤その候補が辺野古新基地建設であり、他に県内の移転先は見当たらない ⑥普天間飛行場の被害を除去するには辺野古新基地建設以外にはない ⑦換言すれば、辺野古新基地建設をやめるには普天間飛行場による被害を継続するしかない。 |