普天間飛行場が「世界一危険な飛行場」でれば、嘉手納飛行場は宇宙一危険な飛行場?ということに
沖縄県平成27年度航空機騒音測定結果(県HM掲載)によれば、米軍機による爆音が原因で、国の定めた環境基準値を超過している地点が、普天間飛行場周辺で1局(上大謝名)、嘉手納飛行場周辺で8局(美原、昆布、北美、知花、屋良AB、嘉手納、砂辺)であることが判る。
嘉手納飛行場 普天間飛行場
普天間飛行場の基地被害、その危険性について、国は、代執行訴訟訴状(要旨)で次のように指摘する。
宜野湾市内には2015年度、幼稚園8施設、小学校9校、中学校5校、高等学校3校、大学1校の学校施設や、約4万1600世帯の住宅、約70施設超の医療施設や公共施設等が密集している。沖縄県が本土復帰を果たしてから15年3月18日までの間に105回(年平均2・4回)の航空機による事故が発生しており世界一危険な飛行場といわれることもある。普天間飛行場における航空機による訓練では飛行経路が市街地上空で、普天間飛行場の周辺住民や上記各施設の利用者等は航空機事故の危険性や騒音等の被害にさらされる事態が常態化している。万一、航空機による事故が発生すれば周辺住民等の生命・身体に甚大な被害を及ぼす危険性が高くその危険は具体的なものとして現に存在しているといえる。 |
環境基準値を超過測定局1局を抱える普天間飛行場周辺環境が上記のとおりであれば、環境基準値超過測定局8局が存在する嘉手納飛行場は、それ以上の爆音被害を撒き散らす、地域住民の身体生命財産にとって最大の脅威であることが判る。
普天間飛行場が「世界一危険な飛行場」でれば、嘉手納飛行場は宇宙一危険な飛行場?ということになる。