米軍の隠蔽(いんぺい)体質が改めて浮き彫りになった。「普天間飛行場に駐機していたオスプレイに落雷した」と発表された2014年6月の事故は、実は宮崎県の市街地上空を飛行中に起きていた。重大事故の隠蔽に、沖縄県内の訴訟団や市民団体は怒りをあらわにした。
事故を小さく見せたかった?
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2017年1月12日付沖縄タイムスによれば、2014年6月26日宮崎県小林市上空で、オスプレイが飛行中に落雷、プロペラを破損し、制御機器トラブルが発生。しかし、危険を避けて付近空港に着陸することなく、そのまま普天間基地に帰還したという。沖縄県民の生命軽視。人権無視の姿勢は許されない。
本来なら近くの飛行場に不時着すべきであるのに飛行を続け、普天間飛行場に着陸した。付近住民への配慮など一切ない、極めて危険な行為であり、断じて許せない。
さらに、事故発生の事実を隠蔽しようとしていた事実まで明らかになった。
2014年8月7日付琉球新報によれば、県基地対策課が、沖縄防衛局を通じて海兵隊に問い合わせたところ、「6月27日ごろ、普天間に駐機中に落雷の被害を受けたとのことだった」とし、普天間飛行場での駐機中の落雷事故と説明していたことが分かった。
米軍の隠蔽体質はもちろん非難されなければならないが、その説明の真偽を確かめようともせず、鵜呑みにするだけの沖縄防衛局はさらに避難されなければならない。
基地周辺住民の生命身体財産の守る姿勢を微塵も示さない沖縄防衛局、防衛省、日本政府の姿勢を見ていると、有事の際に本当に国民の身体生命財産を守るのか、疑念を持たざるを得ない。
(2017年1月12日付沖縄タイムスより転載) 【ジョン・ミッチェル特約通信員】米軍オスプレイが2014年6月、落雷に遭った事故が当初の「駐機中」との説明とは異なり、宮崎県の市街地上空を飛行中に起きていたことが分かった。右側のプロペラ3枚のうち2枚が破損したほか、複数の制御機器にトラブルが発生していた。本紙が情報公開請求で米海軍安全センターの調査報告書を入手した。 報告書によると事故機は14年6月26日午前10時51分、岩国基地(山口県)を離陸。普天間飛行場に向けて飛行していた午前11時43分、雷に打たれた。乗員は明るい閃光(せんこう)と乱気流を感じたという。乗員3人にけがはなく、そのまま普天間に着陸した。 事故は当初、海軍安全センターの公表リストに掲載されたが、その後説明がないまま消去されていた。米軍は本紙や県などの問い合わせに「飛行中に落雷の兆候はなかった」「普天間に駐機中だった」などと説明していた。 報告書に記された緯度経度によると、実際の発生場所は宮崎県小林市の上空。高度は不明だが、付近には県立高校や市役所がある。 また、当日は飛行前から悪天候が予想されていたことも判明した。出発地の岩国と航路に近い鹿児島空港の気象観測では雷雨やあられ、乱気流の警報が出ていた。ところが、事前の飛行計画にはこれらの警報の記載がなかった。何らかの理由で乗員に伝えられなかった可能性がある。 悪天候の中で飛行が許可された理由は、海軍安全センターが報告書の公開にあたって削除した。「公表すれば、事故原因調査に支障が出る」と説明している。 ただ、事故機の飛行計画がずれ込んでいたことは分かった。事故機は別のオスプレイと計2機で6月24日、兵器と兵員の輸送のため普天間から韓国の米軍烏山(オサン)基地に飛行。当初はその日のうちに引き返す予定だったが、荷物の積み降ろしに時間がかかった。翌25日、給油のため岩国に飛行した時も、悪天候のために一時待機を強いられていた。 落雷事故による被害総額は28万6627ドル(約3300万円)。当初、センターの公表リストでは最も重大なクラスA(200万ドル以上)に分類されていたが、最も低いクラスC(5万ドル〜50万ドル)に分類し直された。 普天間所属のオスプレイは昨年12月にも乱気流、強風の中で夜間の空中給油訓練を実施し、名護市安部の海岸に墜落した。13日で事故から1カ月を迎えるが、正確な事故原因が公表されないまま飛行は再開されている。
オスプレイ飛行中落雷、なぜ米軍は隠していたのか 米軍の隠蔽(いんぺい)体質が改めて浮き彫りになった。「普天間飛行場に駐機していたオスプレイに落雷した」と発表された2014年6月の事故は、実は宮崎県の市街地上空を飛行中に起きていた。重大事故の隠蔽に、沖縄県内の訴訟団や市民団体は怒りをあらわにした。 事故を小さく見せたかった? ■頼和太郎さん(リムピース編集長) 落雷に遭ったのが駐機中ではなく、宮崎県の市街地上空で飛行中だったことをなぜ隠していたのか。これは国内でオスプレイ配備に反対の声が根強い中で、事故の重大性を小さく見せたかったのだろうと考える。 当初、米軍側が被害クラスAとしていたものをクラスCに分類し直したことからも、日本国内の世論を気にしてオスプレイの事故率を上げたくないという米軍側の思惑が見える。 航空機が落雷に遭うのはよくあることだがプロペラの破損や制御機器のトラブルなど、重大な問題が発生しているのであれば安全な場所に不時着するべきだった。市街地上空で大きな事故を招く危険性もある中、そのまま普天間飛行場まで飛行を続けたことは考えられない。 オスプレイ以外の米軍機でも同じような事案が繰り返され、隠されている事実がもっとあるはずだ。(談)
プロペラ破損したまま普天間へ戻る 「あまりにもひどい」。普天間爆音訴訟団の島田善次団長は、落雷でプロペラが破損したままのオスプレイが、そのまま普天間飛行場まで飛行していたことに怒りの言葉を何度も口にした。「政府や米軍が繰り返す安全性は、全くのうそだ。ひどいという言葉しか頭に浮かばない」と吐き捨てるように言った。 同訴訟団の石川元平副団長は「県民だまし、国民だまし。みんなだまされ続けている。オスプレイの問題だけでなく、米軍絡みのあらゆる事件事故に通じる」と強調。「オスプレイは“空飛ぶ棺おけ”。本土に住む人たちも早く気付くべきだ」と声を荒らげた。 「米軍の説明はごまかしばかりで全く信用できない」。第3次嘉手納爆音訴訟原告団の新川秀清団長は、米軍が昨年12月の同機墜落を「不時着水」と矮小(わいしょう)化していることを挙げ、「事故を小さく見せかける米軍のやりたい放題に対し、政府は何も言えない。植民地と変わらない。怒りの沸点を超え、ワジワジーという言葉では全く足りないくらいだ」と憤った。 県統一連の瀬長和男事務局長は「事故率を低く見せ、安全だと示したい思いがあるかもしれない」と不信感を示した。宮崎県の市街地上空での落雷については「そもそもオスプレイに反対だが、市街地上空を飛ぶこと自体が問題」と指摘。悪天候が予想された中での飛行実施について「人命より、米軍の都合が優先されていることが改めて分かった」と語気を強めた。 |
(2014年8月7日付琉球新報より) オスプレイに落雷 普天間駐機中「重大事故」に分類 【ワシントン=島袋良太本紙特派員】米海軍安全センターの米軍航空機事故リストによると、米海兵隊所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが6月27日に沖縄で落雷事故に遭い、事故の規模が最も重大な「クラスA」に分類されていたことが分かった。 県基地対策課は、報道を見て5日、沖縄防衛局を通じて海兵隊に問い合わせをしたところ、「6月27日ごろ、普天間に駐機中に落雷の被害を受けたとのことだった」とした。その上で、同課は、「飛行中の事故ではないので、海兵隊への要請などは現段階で特に考えていない」と話した。 米海軍安全センターのクラスA事故一覧表は「事故は岩国基地(山口県)から普天間飛行場への移動中に起きた疑いがある」と記録している。オスプレイは外来機としては沖縄に飛来しないため、事故機は普天間飛行場所属とみられる。 米海軍安全センターは航空機事故をAからCの度合いで分類。最も重大の「クラスA」は損害額200万ドル(約2億円)以上の事故が該当する。今回の事故も機体損傷の度合いが大きかったことがうかがえる。 |
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