極めて疑わしい。2月3日来日マティス米国防長官が「辺野古移設が唯一の解決策」との認識を示したとの情報。
2月3日来日したマティス米国防長官が「辺野古移設が唯一の解決策」との認識を示したとの情報は真実だろうか。
翁長知事の訪米中のマティ長官の来日。同長官の発言に注目したのだが、政府の発表は同長官の発言としての公表ではなく、会談概要としての発表のみ。新聞報道される「辺野古が唯一の解決策」が米国政府の方針なのかどうか。極めて疑わしい。
公表された内容はすべて大本営発表であり、マティス長官の発言情報はない。しかも発表内容も「確認しました」「立場を共有し、引き続き緊密に協力することで一致した」とあるのみで、米政府の意向は不明確だ。しかも、安倍首相は「安倍政権として辺野古移設の早期実現に完全にコミットしており,着実に取組を進める旨強調しました。」という。翁長知事の指摘する安倍政権の慌てぶりが見て取れる。
辺野古新基地阻止に向けて、沖縄の取りうる手立てはまだまだある。
沖縄は沖縄の声を挙げ続ける!!!
日本政府の発表(HM)は以下のとおりだ。当該部分のみ抜粋
(平成29年2月3日外務省HM、防衛相HMより) マティス米国国防長官による安倍総理大臣表敬 本3日午後5時35分から約50分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のジェームズ・マティス米国国防長官(The Honorable James Mattis, Secretary of Defense of the United States of America)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。・・・(4)安倍総理大臣から,沖縄の負担軽減のため取組を進める旨述べ,双方は,在日米軍の安定的駐留の確保のために協力していくことで一致しました。また,普天間飛行場の辺野古移設が唯一の解決策であることを確認しました。安倍総理からは,安倍政権として辺野古移設の早期実現に完全にコミットしており,着実に取組を進める旨強調しました。 |
(平成29年2月4日防衛相HMより) 日米防衛相会談の概要 平成29年2月4日、9時15分から約85分間、稲田防衛大臣とマティス米国防長官は、防衛省において会談を行ったところ、概要次のとおり。 ・・・ 3 沖縄・米軍再編 稲田大臣から、在日米軍再編は、米軍の抑止力を維持しつつ、地元の基地負担を軽減する極めて重要な事業である旨述べ、着実な進展に向けた協力を要請し、マティス国防長官からは、在日米軍再編について日米で連携して進めていきたい旨の発言があった。 稲田大臣から、普天間飛行場の一日も早い移設及び返還を実現する必要がある旨述べ、両閣僚は、辺野古への移設が唯一の解決策であるとの立場を共有し、引き続き緊密に協力することで一致した。また、稲田大臣から、沖縄の負担軽減について協力を要請し、両閣僚は、在日米軍の安定的な駐留を確保するため協力することで一致した。 |
岸田外相との会談においては辺野古移設に関する話題への言及はない。 |