「4.25県民大会in読谷」に引き続き、5月16日(日)には普天間基地包囲行動が行われる。前職場(裁判所)に勤務し、宜野湾市志真志の公務員宿舎に住んでいた時に実施された普天間基地包囲行動には息子二人を連れて参加した。その時にいっしょに参加した長男も今年二十歳になる。あれから14,5年経過するにもかかわらず、何も解決されていない問題であることが分かる。
政権交代により、やっと動き出したと思ったが、現実は足踏み状態、完全に硬直状態に陥っている。沖縄から鳩山政権を後押ししなければ、何も動かない。下手をすれば、現状維持になりかねない状況にある。
普天間基地が動かないということは、沖縄の基地負担軽減も動かないということ。鳩山首相の言う抑止力は、何も普天間基地だけの問題ではない。沖縄の基地そのものの問題である。この危機感を現実のものにしないためには、沖縄の声を発信しつづける以外にはない。
沖縄の基地負担軽減に向けて、鳩山首相自ら、全国知事会で基地機能の分散・受入れを要請するという、新しい動きも出てきた。これまでは沖縄の首長らが訴えるだけという一方通行にすぎなかったが、沖縄の基地負担軽減に向けた議論が本土の首長間で行われる契機になれば幸いである。
そのためにも、多くの県民が5.16普天間基地包囲行動に参加し、沖縄の声を発信し続けることが重要である。