昨日の鳩山首相の突然の辞任表明。しかも、小沢幹事長を道連れにである。幹事長自らが辞任表明したわけではない。任命権者である党の代表が辞任を促し了承を得たというが、内実は解任である。福島大臣の罷免に続いてである。
昨日夜の記者会見で、鳩山首相は辞任の腹をかためた時期については、1週間から10日前と述べている。普天間飛行場を辺野古に移設すると日米共同声明が発表されたのが、5月28日。日米共同声明が発表される以前に鳩山首相の辞任が決まっていたのである。
最低でも県外との公約を反故にした挙句に辺野古移設の共同声明発表直後の辞任劇。
普天間問題の責任を取って辞任というならば、決着前に辞任し、後任にその解決を委ねるべきではないのか。
無責任極まりないとしか言いようがない。
罷免された福島党首は言葉に責任を持つ政治を実現したいと述べていたが、今に至っては行動にも責任を持つ政治の実現が求められる。